ヨシロー
ヨシロー
ヨシロー
ヨシローはボクの腕を押さえつけると
大きくナイフを振りかぶった
春希
ガチャン!
春希
あのままナイフが下ろされていたら感じるはずの痛みは無く
その代わりに どこを刺されたとしても不自然な金属音が響いた
春希
ぽたっ
ぼたぼたっ
液体がしたたる音がする
恐る恐る目を開けると
落ちていたのは血ではなく
黒いオイルのようなもの
空
空
空
春希
春希
突き放したはずなのに
春希
空番長の腕にはヨシローのナイフが突き刺さっていて
黒い手袋で隠した機械の腕が覗いていた
春希
「ありがとう」って
真っ先に言わなきゃいけないはずなのに
ボクの口からはその気持ちとは正反対の言葉が漏れる
空
番長は少し考えると
ポケットから小さなメモをボクに 強引に手渡す
春希
春希
そこには
空
空
空
春希
春希
空
番長はニコリと笑うと
腕に刺さったナイフを引き抜く
ヨシロー
その様子をヨシローが怯えた目で見つめる
空
空
番長がヨシローの肩にふれると
バチィッ!
と静電気のような音とともにヨシローは膝から崩れ落ちた
空
痺れて動けなくなったヨシローは
マネキンのように固まったまま こちらを睨む
空
番長が無表情で近づいてきた
と思うと
ぐいっ
胸ぐらを掴まれる
春希
空
番長の鋭い金色の瞳がボクを睨みつける
空
空
空
春希
空
空
唇を噛んで俯く
番長の言いたいことは分かる
それでも
春希
春希
空
空
なんで?
なんでだろう?
確かに、依頼だけして 詳細を黙っておくこともできた
でもなんでボクは 番長に聞かれた時
答えてしまったのだろう?
…認めたくないけれどきっと
空
空
春希
ボクは黙って頷いた
空
番長がつかんだボクの服をはなす
空
空
春希
少し痺れが和らいできたのか
ヨシローがふらふらと立ち上がる
ヨシロー
春希
ヨシローはもうボクを殺すことしか 頭にないようだ
春希
春希
空
春希
春希
ヨシロー
ヨシロー
春希
春希
ヨシロー
春希
春希
ヨシロー
春希
ヨシロー
春希
春希
空
ヨシロー
春希
春希
春希
春希
春希
ヨシロー
春希
春希
春希
春希
春希
春希
ヨシロー
春希
春希
春希
ヨシローに近づくと耳打ちする
死んじゃうかもね?
ヨシロー
春希
春希
春希
ヨシロー
春希
春希
ヨシロー
ヨシロー
春希
春希
そういうと
顔をこわばらせて 地面を見つめるヨシローに背を向けた
空
春希
春希
ボクは助けてくれたお礼に、と
番長と近くのカフェに入る
空
春希
春希
春希
春希
春希
空
春希
春希
空
番長がコーヒーを含む
春希
空
気まずい時間が流れる
春希
春希
空
春希
春希
春希
空
空
空
空
春希
春希
春希
空
春希
空
春希
春希
空
空
春希
空
空
春希
空
空
空
空
番長はコーヒーを飲み干すと さっと席を立った
空
春希
番長を見送ると
春希
グドラ
春希
春希
グドラ
グドラ
春希
グドラ
春希
春希
春希
春希
グドラ
春希
ひまわり依頼所のメンバーとして 2人で依頼をこなす藤本と番長を
少しだけ羨ましいなと思ってしまったのは
ここだけの話
春希
グドラ
春希
ボクは自分のジュースを飲み終えると レジに向かった
店員
店員
春希
グドラ
「偽呪い屋さん編」 完
呪い屋さんはまだまだ続く!
コメント
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フォロー失礼します。
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