彩
あの日以降、なんでかは分からないけど 毎日友達を連れて私の部屋にやってくるようになった。
鍵をかけたい。 私は人なんか大嫌いなのに。
司
司
彩
えむ
彩
寧々
彩
類
彩
類
こんな感じで毎日が続いた。 ストレスがどんどん溜まった。
司
えむ
寧々
類
彩
頭が…痛い…、
司
彩
頭がぼーっとする…
えむ
視界がぼやけてきた…
司
視界が反転…して…
類
寧々
声が…遠のいて…
意…識…が…薄れ…てく…、?
彩
モブ
モブ
モブ
気持ち悪い
さいてー、
きも。
お前なんかしねばいいのに。
消えろ。
ばーか。
あほ
彩
私はあの子が嘘泣きしていじめられたと言ってから 私が虐められるようになった
毎日が辛くて、辛くて、学校に行かなくなった。
父さんも母さんも、私の事を心配してくれた。
けど、お兄ちゃんと違って才能も何も無い私は そんなことでたった1人で追い詰められてたんだ。
そんなことばっかり考えて、 いつしか人が嫌いになった。
お兄ちゃんもいつしか憎むようになった けど傷つけたくはなかったから 部屋に引きこもるようになった。
にしても、どこを見渡しても闇しかない。
まるで私の心の中のような場所だ。
光なんかはなくて、ただ私は闇の中にいるだけ。
絶望している時、希望が訪れてこないような、
…あれ、あそこに小さな光がある、
彩
私は小さな光に近付いて、そっと手に取ってみた。
その瞬間、光が強くなって、私は光に飲まれた。
彩
類
司
えむ
寧々
彩
話しかけたい、けどあんなことを沢山言った 私には話しかける資格なんてない。
類
…私は…どうしたら良かったんだろう
…今更助けなんか求められない
このままでいるしかないのかな。
…このまま…独りぼっち…なのか?
類
類
彩
話していいのだろうか
話したら嫌われない?
話すことに恐怖を抱いているみたいだ
どうしたらいいの?
類
類
…怖い。 無理…だ。 話せない。
声が出ない。 …あれ、 声が…出ない…んじゃない。
声が出せない。 声を出したいのに、 出てこない、
どうして、?
彩
彩
喉に何かあったのか、何一つとして言葉が出てこない。
類
彩
声が掠れているような、 とにかく声が出ない
彩
類
類
彩
私は首を横に降った。けど
類
彩
声が出ないって、どうやって伝えたらいいんだろう、
類
類
彩
ポケットに入っていたスマホを取りだしては入力をした。
声が出ないと。
類
類
これを聞いて察した。
お兄ちゃんはもう、私の事なんかどうとも 思ってないということ。
そんな時、私の何かが壊れるような音がした。
生きる意味なんてないなら死んでしまえばいい。 それが頭をよぎった。
だから私はしぬためにわざと付いていた点滴を抜いた。
類
司
彩
そう口パクで伝えた。
彩
ようやく声が出た。 けどもうそんなの関係ない。
彩
彩
彩
彩
彩
彩
彩
彩
彩
彩
彩
と言い残すと私は病室を飛び出して行った。
類
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