僕はお風呂から上がり
自分のベットに腰掛けている。
ころん
ころん
そう言いながらスマホをいじっていると
莉犬くんから電話が来た。
僕はすぐ電話に出た。
莉犬くん
ころん
莉犬くん
莉犬くんはなんだかソワソワしていた。
ころん
莉犬くん
ズキッ
僕の胸からそんな音がした。
ころん
莉犬くん
莉犬くんの話によると
普通の世間話だったらしい。
莉犬くん
ころん
そうかな.......
ころん
莉犬くん
莉犬くん
そうぶつぶつ言っていた。
僕は正直
今すぐにでも電話を切りたかった。
莉犬くんと話すのが嫌ってわけじゃないけど
莉犬くんがさとみ先輩の話をする度に
僕の胸が痛くなるから。
そんなのろけ話を
30分くらい聞かされた後に
通話を終わらせた。
ころん
またため息が出てしまう。
ころん
ころん
ころん
ころん
僕は髪の毛を乾かさずに
瞼を閉じてしまった。
次の日
ピピピ、ピピピ
目覚まし音が部屋中に響く。
僕は目覚まし音で目が覚めた。
ころん
大きなあくびをしたあとに
体を起こした。
頭が痛い。
体も熱い。
視界もボヤーっとしている。
ころん
僕は体温計を取り出し
熱を測った。
体温計に「38.5」
と表示されていた。
ころん
僕は考えることをやめて
また眠った。
ピンポーン
チャイムの音で目が覚めた。
ころん
時計を確認したところ
今は5時30分だった。
ころん
僕は重い体を動かして
玄関へ向かった。
ころん
ドアを開けて驚いた。
そこに居たのは
莉犬くんでもるぅとくんでもなく
さとみ先輩だったからだ。
ころん
さとみ
さとみ
さとみ先輩は
僕の頬を触った。
ころん
ころん
いつもなら驚いているのに
今は頭が働いていない。
僕はさとみ先輩の手に
自分の頬を擦り付けた。
さとみ
ころん
さとみ先輩は嫌がりもせず
おどろきもせず
ただ優しく微笑んでくれた。
その瞬間
僕の視界が回った。
そして僕は倒れてしまった。
ころん
僕は目を擦り
起き上がった。
玄関にいたはずなのに
いつのまにか僕は自分の部屋にいた。
ころん
僕が周りを見渡すと
さとみ先輩が僕の手を握りながら眠っていた。
ころん
ころん
すると
さとみ先輩が僕の声で目を覚ました。
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
そう言ってさとみ先輩は微笑んでくれた。
ドキッ
心臓の鼓動が早くなった。
さとみ
ころん
さとみ
ころん
その瞬間
チャイムの音がなった。
ころん
さとみ
ころん
そう言ってさとみ先輩は
玄関に向かっていった。
ころん
そんな事を思っていると
足音がどんどん近づいてくる。
2人の足音が聞こえてくる。
ころん
そんなことを思った瞬間
ドアが開いた。
さとみ先輩の後ろにいたのは
莉犬くんだった。
ころん
さとみ
ころん
莉犬くん
莉犬くん
さとみ
さとみ先輩は部屋から出ていった。
莉犬くんは
さっきの笑顔からは想像もできないほど
怖い顔で僕を睨みつけてきた。
莉犬くん
ころん
莉犬くん
最悪だよ。
そんなことを言いたかったけどグッと堪えた。
ころん
莉犬くん
莉犬くんの笑顔が恐怖だった。
莉犬くん
莉犬くん
ころん
ころん
莉犬くん
ころん
莉犬くん
ころん
莉犬くん
ころん
ころん
僕の目から涙が落ちた。
ころん
僕は必死に謝った。
信じて欲しいわけじゃないけど
僕は
莉犬くんの恋を邪魔してるわけじゃないってことを
知って欲しかっただけなんだもん。
莉犬くん
莉犬くん
僕は顔をあげて莉犬くんを見た。
莉犬くん
莉犬くん
ころん
莉犬くん
ころん
僕は胸にモヤモヤを感じながらも
莉犬くんと仲直りした。
コメント
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寝たい…けど見たい…どうしよう…あ…あと1話だけ…ね?
赤い糸よ!さところに繋がれー!! あ、続き楽しみ!!
ほぉロー失礼しますっっ!!