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僕はお風呂から上がり

自分のベットに腰掛けている。

ころん

はぁ(ため息)

ころん

なんか今日は特別疲れたな〜。

そう言いながらスマホをいじっていると

莉犬くんから電話が来た。

僕はすぐ電話に出た。

莉犬くん

もしもし、ころちゃん?

ころん

ん〜、何?

莉犬くん

あのね、さっきね!

莉犬くんはなんだかソワソワしていた。

ころん

うん。

莉犬くん

さとみ先輩から電話が来たの!

ズキッ

僕の胸からそんな音がした。

ころん

どんな話したの?

莉犬くん

実はね.......

莉犬くんの話によると

普通の世間話だったらしい。

莉犬くん

でもさ、わざわざ俺に電話してくるってことは俺の事好きかもしれないよね!?

ころん

うーん

そうかな.......

ころん

ま、まぁそうかもね💦

莉犬くん

だよね!?

莉犬くん

俺とさとみ先輩が恋人になる日はそう遠くないかもしれない♡

そうぶつぶつ言っていた。

僕は正直

今すぐにでも電話を切りたかった。

莉犬くんと話すのが嫌ってわけじゃないけど

莉犬くんがさとみ先輩の話をする度に

僕の胸が痛くなるから。

そんなのろけ話を

30分くらい聞かされた後に

通話を終わらせた。

ころん

はぁ〜

またため息が出てしまう。

ころん

最近ため息ばっかりついてるな。

ころん

僕やっぱり疲れてるのかな?

ころん

.......

ころん

もう寝よ.......

僕は髪の毛を乾かさずに

瞼を閉じてしまった。

次の日

ピピピ、ピピピ

目覚まし音が部屋中に響く。

僕は目覚まし音で目が覚めた。

ころん

ふぁぁぁ

大きなあくびをしたあとに

体を起こした。

頭が痛い。

体も熱い。

視界もボヤーっとしている。

ころん

熱かなぁ?

僕は体温計を取り出し

熱を測った。

体温計に「38.5」

と表示されていた。

ころん

熱あるぅ。

僕は考えることをやめて

また眠った。

ピンポーン

チャイムの音で目が覚めた。

ころん

今何時?

時計を確認したところ

今は5時30分だった。

ころん

うわ、めっちゃ寝ちゃったぁ。

僕は重い体を動かして

玄関へ向かった。

ころん

はぁーい

ドアを開けて驚いた。

そこに居たのは

莉犬くんでもるぅとくんでもなく

さとみ先輩だったからだ。

ころん

え!?さとみ先輩!?なんでここに.......?

さとみ

お見舞い来たよ、ころん。

さとみ

大丈夫?

さとみ先輩は

僕の頬を触った。

ころん

ん.......

ころん

気持ちいい.......

いつもなら驚いているのに

今は頭が働いていない。

僕はさとみ先輩の手に

自分の頬を擦り付けた。

さとみ

気持ちいいの?

ころん

うん.......

さとみ先輩は嫌がりもせず

おどろきもせず

ただ優しく微笑んでくれた。

その瞬間

僕の視界が回った。

そして僕は倒れてしまった。

ころん

ん.......

僕は目を擦り

起き上がった。

玄関にいたはずなのに

いつのまにか僕は自分の部屋にいた。

ころん

なんで.......?

僕が周りを見渡すと

さとみ先輩が僕の手を握りながら眠っていた。

ころん

!?

ころん

な、なんで......./////

すると

さとみ先輩が僕の声で目を覚ました。

さとみ

.......ころん?

ころん

あ、はい。なんですか?

さとみ

おはよう。

ころん

おはようございます。

さとみ

大丈夫?

ころん

もう大丈夫です!

さとみ

そっか、良かった。

そう言ってさとみ先輩は微笑んでくれた。

ドキッ

心臓の鼓動が早くなった。

さとみ

.......?ころん、まだ顔赤いけど本当に大丈夫?

ころん

ほ、本当に大丈夫です!/////

さとみ

.......本当に?無理すんなよ。

ころん

は、はい!/////ありがとうございます!/////

その瞬間

チャイムの音がなった。

ころん

誰か来たのかな?

さとみ

俺が行ってくるから、ころんは休んでて!

ころん

分かりました!

そう言ってさとみ先輩は

玄関に向かっていった。

ころん

今日は幸せだなぁ/////

そんな事を思っていると

足音がどんどん近づいてくる。

2人の足音が聞こえてくる。

ころん

そう言えば、誰が来たんだろう?.......

そんなことを思った瞬間

ドアが開いた。

さとみ先輩の後ろにいたのは

莉犬くんだった。

ころん

え!?り、莉犬くん?

さとみ

莉犬が、ころんと話したいことがあるんだって。

ころん

え?僕と?なんで?

莉犬くん

すみません、さとみ先輩。

莉犬くん

ちょっと下に行っててもらっていいですか?

さとみ

あ、ああ。分かった。

さとみ先輩は部屋から出ていった。

莉犬くんは

さっきの笑顔からは想像もできないほど

怖い顔で僕を睨みつけてきた。

莉犬くん

ねぇ、ころちゃん。

ころん

へっ?なっ、何?

莉犬くん

気分はどう?

最悪だよ。

そんなことを言いたかったけどグッと堪えた。

ころん

い、いいよ💦

莉犬くん

そっか、良かったぁ。

莉犬くんの笑顔が恐怖だった。

莉犬くん

さっそく本題なんだけどさ〜。

莉犬くん

さとみ先輩と2人で何してたの?

ころん

.......

ころん

べ、別に何もしてないよ。

莉犬くん

ころちゃんさ、俺がさとみ先輩好きなの知ってるよね?

ころん

う、うん。

莉犬くん

じゃあなんで俺の邪魔ばっかりしてくるわけ?

ころん

僕は.......莉犬くんの邪魔しようと思ってないよ.......。

莉犬くん

.......

ころん

莉犬くんのこと応援したいのに、なんでか分からないけど

ころん

さとみ先輩と一緒にいると楽しいんだもん!ポロポロ

僕の目から涙が落ちた。

ころん

莉犬くんのこと応援したいのに.......ごめんねポロポロ

僕は必死に謝った。

信じて欲しいわけじゃないけど

僕は

莉犬くんの恋を邪魔してるわけじゃないってことを

知って欲しかっただけなんだもん。

莉犬くん

.......もういいよ。

莉犬くん

顔あげて。

僕は顔をあげて莉犬くんを見た。

莉犬くん

ころちゃんが邪魔してるわけじゃないのは理解した。

莉犬くん

じゃあ、これからも俺の恋応援してくれるよね?

ころん

う、うん。

莉犬くん

ならもういいよ。俺こそごめんね。ころちゃんに嫉妬しちゃって💦

ころん

うん.......

僕は胸にモヤモヤを感じながらも

莉犬くんと仲直りした。

運命の赤い糸 さところ

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468

コメント

34

ユーザー

寝たい…けど見たい…どうしよう…あ…あと1話だけ…ね?

ユーザー

赤い糸よ!さところに繋がれー!! あ、続き楽しみ!!

ユーザー

ほぉロー失礼しますっっ!!

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