季節は春から夏に変わっていった。
太陽がギラギラ燃えて
僕たちを照りつけている。
とても熱い夏だ。
さとみ先輩の糸は
何も変わらず
莉犬くんと結び付いているままだ。
莉犬くん
ころん
るぅと
莉犬くん
莉犬くんは目を輝かせながら
僕達に言ってきた。
莉犬くん
莉犬くん
ころん
夏祭りか.......
ここ数十年くらい行ってないな。
るぅと
莉犬くん
莉犬くんに誘われたら断れないな💦
僕はしぶしぶ了承した。
莉犬くん
るぅと
ころん
面白そうだな!
僕はちょっとだけ興味が湧いた。
夜.......
僕はリビングのソファに腰掛けた。
ころん
ふと気が付き
さとみ先輩に連絡した。
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
意味がわからない。
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
僕はすみやかに電話を切った。
ころん
何回考えても分からなかった。
ころん
莉犬くんがなんで嘘ついたのかは
未だにわからない。
次の日
僕は教室に入ってすぐ
莉犬くんの席に向かった。
ころん
莉犬くん
動揺している。
ころん
莉犬くん
ころん
莉犬くん
莉犬くんの顔が
一気に真っ青になった。
莉犬くん
ころん
ころん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くんは小声で話し始めた。
莉犬くん
莉犬くん
ころん
僕にはその気持ちが痛いほどよく分かる。
ころん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くんは僕に必死に訴えてきた。
莉犬くんとさとみ先輩が結ばれてるからなんだ。
こんな赤い糸があるだけで
僕は好きでもない相手と結ばれなくちゃならない。
そんなのごめんだ。
この赤い糸のせいで僕はまともに恋愛ができない。
こんな糸見えない方がマシなのに.......
莉犬くん
ころん
莉犬くん
ころん
ころん
今になってやっと気づいた。
僕は.......
僕はさとみ先輩のことが.......
ころん
莉犬くんは目を丸くして驚いている。
こんなこと言いたいわけじゃないのに
言葉が次々と出てくる。
ころん
ころん
莉犬くん
僕は我に返った。
僕は何を言っているんだ。
莉犬くんが困ってる。
ころん
僕は教室を出た。
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなったけど帰りたくない。
きっと白い目で見られるんだ。
ころん
僕は深いため息をついた。
今年になって何回ため息をついたんだろう.......
僕は別に莉犬くんと仲が悪いわけじゃない。
むしろいい方だと思う。
ころん
この喧嘩は明らかに僕が悪い。
そんなこと分かってる。
でも謝りたくない。
最低だけど、謝りたくないんだよ。
その時
体育館のドアが開いた。
ころん
今は授業中
普通なら授業している時間だ。
目を細めて見てみると
そこにはさとみ先輩がいた。
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
僕はすべてさとみ先輩に話した。
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
ころん
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
予想もしなかった言葉を言われた。
ころん
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
なんで僕は自分が悪いって思ってるんだろ?
確かに僕も悪いけど
嘘をついた莉犬くんだって.......
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
さとみ先輩に説教されてしまった。
僕はなんでこんなに未熟なんだろう.......
さとみ
その時
さとみ先輩が僕の頭を
少し荒めに撫でてくれた。
ころん
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ先輩からの厳しい言葉。
その言葉が心に突き刺さった。
ころん
さとみ先輩はただひたすら
僕の頭を撫でてくれた。
コメント
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もっもう寝た方がいいよね?今度こそ寝ます!また明日見ます!おやすみなさい( ˘ω˘ )zzz
ブクマ&フォロー失礼いたします
好きすぎる!