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桃
赤
あれからコーヒーカップに乗って お昼ご飯を食べた
コーヒーカップはないこ先輩が すごい速度で回して、 一緒に乗っていたりうちゃんが 死にかけていた
僕はいふ先輩と、 初兎ちゃんは悠佑先輩と 乗ったが常識の範囲内でしか 回していないので酔わなかった
ないこ先輩は乗り物酔いしないタイプ らしいのでりうちゃんだけが苦しむ結果となった
気の毒だがああなったないこ先輩は 止められない
まぁきっと恋人であるりうちゃんが 一番そのことについては 分かっているだろうけど(苦笑)
お昼ご飯はテーマパーク特有の 高い価格だったが味は美味しかった
白
水
白
初兎ちゃんの意味深な発言に疑念を 抱きながら僕らは着いていく
水
白
目の前には古い屋敷のような建物
禍々しい雰囲気を醸し出している
ここのお化け屋敷はかなり怖いことで 有名で周りには家族連れなどは ほとんどいない
カップルや僕らのような学生しか居ない
そのため待ち時間は5分ほどらしい
黒
青
赤
白
嫌そうにしている悠佑先輩たちと やる気に満ち溢れている しょーちゃんたち
そしてどちらでもいいので中立の立場を 保つないこ先輩と僕
なんともカオスな状況だ
スタッフさん
白
全員
桃
青
二、三人に分かれないといけない らしいのでないこ先輩とりうちゃん、 悠佑先輩と初兎ちゃん、 いふ先輩と僕に分かれることになった
りうちゃんたちが先頭で その次が初兎ちゃんたち、 そして最後が僕らだ
りうちゃんたちが中に入っていく
赤
桃
楽しそうにしているりうちゃんと 少し嫌そうなないこ先輩
さっきとはまるで真逆だ
(((ぎゃぁぁぁ!!!!
中からないこ先輩の悲鳴が聞こえてきた
黒
白
ないこ先輩があそこまで叫んでいるのを 聞くのは初めてだ
このお化け屋敷が相当怖いことが うかがえる
スタッフさん
白
黒
絶望の表情を浮かべた二人が 中に入っていく
次は自分たちだと思うと気が重い
青
水
青
先輩がこんなに怖がっているのは 初めて見た
とても新鮮だ
スタッフさん
水
水
青
真っ暗で何も見えない中を懐中電灯で 照らしながら歩いていく
静かな空間に響く足音でさえ、 恐怖を掻き立てる要因になる
青
水
廃病院がテーマになっているらしく、 医療器具らしきものが散乱している
それが更に恐怖心を増幅させる
隣のいふ先輩は顔を強張らせている
水
青
これはかなり限界のようだ
青
青
水
お化けに驚いたのもあったが、 先輩が抱きついてきたことにも びっくりした
先輩は涙目になっていて、 普段絶対見ない姿に不思議な感覚だ
青
水
涙目で上目遣いに僕に助けを求める先輩
普段頼もしくてかっこいい先輩が 僕に縋っていると状況に 心臓の鼓動が速くなる
このままだと何をしでかすか 分からないため、早急に出口へ向かう
水
青
青組
赤
桃
青
青
白
出てきた瞬間、4人に声をかけられる
未だ僕に抱きついたままの先輩が 恐怖の余韻に包まれている
水
青
青
真剣な表情で言うものだから 苦笑いしかできない
よく見ると悠佑先輩も顔面蒼白だ
赤
黒
黒
どうやらこちらも限界そうだ
このお化け屋敷でみんな精神が すり減ったらしい
入る前とは明らかに顔つきが違う
先輩たちはげっそりとしている
桃
白
みんな疲弊しているし、 日も傾き始めているため 僕らは帰ることにした
水
水
帰って来た瞬間、ベッドに倒れ込む
一日中遊んでいたため流石に疲れた
しかし、それを上回る楽しさだった
きっとこの6人じゃないと 感じられなかった思う
たった一人でも欠けたら ここまで楽しいと思えなかったはずだ
水
頭に浮かぶのはいふ先輩の姿
笑った顔、照れた顔、 怯える顔、泣きそうな顔
どれもが綺麗で頭から離れない
水
水
無意識に口から出た言葉に 戸惑いを隠せない
僕は最近ずっと変だ
僕の心の中にある名前のわからない感情が 僕を狂わせる
先輩の行動の一つ一つが僕の心を動かす
水
顔を枕に押し付ける
水
その日は先輩のことばかり 考えてしまってなかなか 寝れなかった────