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長かった受験も終わってやっと僕の青春が始まる。 高校に入ったら、友達を作って放課後に寄り道したり、 休みの日にみんなで遊びに行ったりなんて事を夢見る。
僕は中学校ではずっと目立たない影みたいな存在だった。 クラスの隅でずっと俯いていて、 休み時間はただ寝たフリをして過ごしていた。 クラスメイト数人とは話もするけど、 休みの日に遊びに行くほど親しくもなく、中学生活を難なく 過ごすためにお互いに一緒にいるような関係だった。 特に運動が得意なわけでもない僕は第一志望の高校に 合格する為、ひたすら勉強を頑張った。
憧れだった高校に合格した事が分かってからは、 少しでも人に好印象を持たれるようにと、 おしゃれな美容室で髪をカットしてもらったり、 お姉ちゃんと一緒におしゃれな服を買いに行ったり、 もし友達とカラオケに行った時を想定して歌う歌を練習したり 僕なりに青春を味わう為の準備をしていた。
テレビやドラマに出てくるようなキラキラした 高校生活を送ってみたかったから。
そして、僕の高校生活は彼に出会ったことで 想像していたよりも、 さらにキラキラした世界に変わっていった。
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高校に入学してから2週間。とりあえず、僕の高校デビューは 成功してるんやないかと思う。最初に話しかけられて 友達になったのが学年一、なんなら学校一の美少年って言うても 過言じゃないようなイケメンとその幼馴染で漫才師も顔負けの トークで早速クラスの人気者になっている男やから。
丈くん
流星
みっちー
丈くん
みっちー
丈くん
みっちー
流星
丈くん
流星
丈くん
みっちー
流星
丈くん
みっちー
丈くん
流星
みっちー
流星
丈くん
流星
丈くん
みっちー
この日の放課後、俺は運命の出会いをする事になる。