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ゆき
キーン、コーン、カーン、コーン……と高らかになるチャイムの音を耳にしながら、ゆきは教室に入った。
mob
ゆき
挨拶をしてくれる子たちに次々に挨拶を返しながら、昨日のことを思い出す。
ゆき
ゆき
不思議に思うのも無理はない。今は一学期の半ばという微妙なところ。怪しむのも当たり前だ。しかも、その転校生に注意しろなどと言われたら、怪しむのも納得だ。
そこに、丁度先生が入ってきて、こう言った。
先生
ゆき
ゆきは心の中でツッコミを入れる。
先生
黒夜
返事をして入ってきたのは、童顔の男の子。身長はゆきと同じくらいで、しかし男の子らしい筋肉質な腕を挙げて笑いながら
黒夜
ほのぼのとした雰囲気を纏って言う。
ゆき
注意しなきゃ、と心の中で誓う。
先生
ゆきの方を指さす。
先生
ゆき
黒夜はニコニコしながら近づいてくる。 ゆきはずっと目を背けた。黒夜はギュっとゆきの手を取り、
黒夜
超、キラキラした笑顔で言ったのだった………
夕暮れ、誰もいなくなった教室にココと2人、ゆきは話していた。
ゆき
今日の朝のことを言ってるのであろう、文句を言うゆきにアハハ………ココは引き気味に笑った。
ゆき
ココ
黒夜
言いかけたココの言葉を中断したのは黒夜だ。
ココ
ゆき
2人して警戒を強める。そんな2人に危害はないと言わんばかりに両手を挙げて黒夜は笑う。
黒夜
ココはゆきの前に立ち、ゆきを庇うように
ココ
と、冷たく言い放った。
そんなココに、黒夜はため息をついてからこう言った。
黒夜
黒夜は荒々しくココの頭を掴み、
黒夜
と、ココの頭を壁にドンッ、と押し付ける。
ゆき
そこまであっけに取られて一言も発さなかったゆきが、悲鳴に近い声を上げる。
黒夜
黒夜は倒れたココを見下ろしていたが、真っ直ぐゆきの方を向いて
黒夜
楽しそうにそう言った。