ガララ…と教室のドアを開ける。
伊東 善
栗原 理仁
栗原 理仁
伊東 善
2人は校舎裏に来た。
伊東 善
伊東 善
栗原 理仁
栗原 理仁
伊東 善
伊東 善
伊東 善
伊東 善
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
伊東 善
栗原 理仁
理仁はキッと善のことを睨みつけ、襟元を乱暴に掴んだ。
栗原 理仁
栗原 理仁
伊東 善
伊東 善
善は襟元を掴む理仁の腕を握りしめた。
栗原 理仁
伊東 善
伊東 善
栗原 理仁
善は理仁を掴んだ腕をグイッと自分の方へ引き寄せ、
そのまま理仁の唇を塞いだ。
栗原 理仁
理仁は慌てて善のことを突き飛ばす。
伊東 善
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
伊東 善
伊東 善
栗原 理仁
栗原 理仁
善はニコッと笑った。
伊東 善
ドカッ……
伊東 善
理仁は思い切り善の頬を殴った。
善はそのまましりもちをついてしまう。
伊東 善
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 理仁
伊東 善
伊東 善
伊東 善
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 理仁
伊東 善
栗原 理仁
栗原 理仁
ズキッ…
栗原 理仁
伊東 善
理仁は背を向け、歩いていってしまった。
伊東 善
伊東 善
何もかも最悪だよ…
俺はただ、理仁のことが好きだっただけなのにな
「俺、理仁のこと好きだよ」
栗原 理仁
グルグルと善の言葉が理仁の頭の中を回っている。
栗原 理仁
いつから?
もしかして、
ずっと?
栗原 理仁
親友だと思ってたのは
俺だけだったってことか。
栗原 紬希
……ドキッ
理仁は後ろを振り返る。
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
紬希は可愛い笑顔で微笑む。
栗原 理仁
昨日、
家族と血が繋がっていないって告白されたばかりなのに
もう立ち直ったのか?
…いや、演じてるだけ?
栗原 理仁
栗原 紬希
あんなやつと早く別れろ
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 理仁
こんなこと言っていいのか?
「あいつは俺の事が好きだから」
それとも
「俺はお前が好きだから」
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
紬希の顔が一気に曇った。
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 紬希
紬希は泣きそうな顔で俯いていた。
ああ。俺はどうかしてる
善にクズって言ったけど
本当にクズなのは俺だ
理仁は俯く紬希の様子を愛おしく見つめていた。
正直、
「血が繋がっていない」
そう親から言われ、
嬉しかった
だってずっと隠してきた恋心が肯定されたような気がしたから。
俺は紬希のことを好きでいてもいいんだって
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 紬希
本当にクズなのは俺だよな。
この恋心を紬希に明かすつもりはない
だけど、紬希の隣にいるために
「お兄ちゃん」の立場を利用するんだ。
…俺と善は一緒ってわけか__
教師
教師
紬希は授業中、ぼーっと考え事をしていた。
少女漫画では
ヒーローは絶対、ヒロインのことが好き
だけど善くんは__
私の事が好きじゃない
栗原 紬希
栗原 紬希
覚悟が…できない
その時、ブブッ…とスマホが鳴る。
栗原 紬希
栗原 紬希
紬希は引き出しの中でスマホの電源をつけた。
「放課後、空き教室に来て欲しい」
善からのメッセージだった。
栗原 紬希
私は放課後、振られるんだろうな
栗原 紬希
放課後。
理仁は生徒会室から出た。
栗原 理仁
その時、廊下を歩いていく紬希の姿が見えた。
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 理仁
理仁は無意識に紬希の後を追いかけて行った。
コメント
2件
めちゃくちゃ良いところで終わったぁああああっっっっっ!! 続きが読みたいよ〜〜〜〜〜‼️‼️ ぬぁああっっ