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私じゃなかった?
私じゃなかった?/みさき
私はある朝彼に別れを告げることを決意した、
ごめんね
癒しになれなくて、
最初からわかってたんだよ、
きっと、
いつしかあなたが私の居場所に思えてさ、
ずっと変わることないって思ってた
お互いが好きで
お互いが愛し合ってて
変わることの無いふたりだって思ってた
いきなり電話がかかってきて 泣きながら「会いたいから家行きたい」なんて言ってた時もあったな、
あれは夜中にかかってきた電話だった
私は眠りにつきかけていて誰? なんて思いながらディスプレイに表示される名前を見てハッとした
心配になった
とりあえず電話をかけ直す
電子音が少し焦りを感じさせる
目黒蓮
黒島はる
目黒蓮
泣いている?
鼻を啜ってる声が聞こえる
目黒蓮
黒島はる
黒島はる
黒島はる
目黒蓮
目黒蓮
目黒蓮
黒島はる
黒島はる
黒島はる
目黒蓮
目黒蓮
黒島はる
黒島はる
黒島はる
その後電話があった10分後にはもう彼は私の部屋に来ていた
目黒蓮
黒島はる
目黒蓮
目黒蓮
目黒蓮
黒島はる
私は蓮がこんなにも弱々しくなってるのは珍しくて
びっくりしてしまったなぁ
でも、しばらくしたら彼が私に甘えてくることは無くなった
私だけに甘えてくれて
私だけが蓮に甘えて良くて
それができるのは私だけだって信じていたのに、
蓮が仕事で上手くいかなくて 悔しがってたり、
仕事で上司に褒められただけでも 笑顔になって私にすごくない?って 子供のように言ってくれるのも
1番近くで見れてこれたのは
彼女である私だけの特権だと思ってた
でも、私だけ、なんて言葉も いつからかバカバカしく感じるようになってしまった、
こんなのになったのは
どうして?