コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ピピピ ピピピ
dn_(心狐天 斗温)
ピピピ ピピピ
もう朝、?
dn_(心狐天 斗温)
うるさいなぁ...
今日も耳元で1日の始まりの音が鳴り響く。いや、地獄の始まりの音...かもねッ...
まぁ、い〜やっ!
dn_(心狐天 斗温)
目を開け、スマホを見ると、AM2:30の文字。
スマホの画面がとても眩しく感じ、思わず目を細める。
dn_(心狐天 斗温)
2:30に起きて、学校の準備して、公園のベンチに行く。
公園のベンチでゆっくり時間を過ごして、5:30には、学校にいる。
だって...家に居たって居心地悪いだけだし、お父さんたち起きちゃったら、...
殴られるしねッ...、!
ゆあんくんだけが知ってること。
話したら、
『はぁ"っッ!?児童虐待じゃん!やっぱやばいやつじゃん...💢あ"ぁ"もう!💢俺のどぬに何してんだよ"ッ!』
って言ってた、...
まぁ、自分のことみたいに思ってくれるのは嬉しいけどねッ!
ただ、理由はこれだけじゃない。
早く行かなきゃ色々仕掛けられるからさッ...、!
朝ごはんなんていらない。
食べるものないし...
まぁ、これがルーティン。
ゆあんくん...はまだ寝てるかっ!
ゆあんくんのL○NEに「おはよ!」と打とうとした手を止める。
えとさん...は、起きてはいるよねっ、!
でも...
まぁまぁ、!スイッチ切り替えなきゃねっッ!
星乃高校の着慣れた制服を着て、
重たいバックを背負って、
パーカーも忘れずにねっ!
よしっ!忘れ物は〜...なさそうっッ!
準備万端っ!
気分は絶好調!...ではないけど...
むしろ、憂鬱...
あぁ、もうッ!すぐこうなるッ!
も〜いーやッ!
頬をたたき、自分を奮い立たせ、
玄関の方へ歩く。
dn_(心狐天 斗温)
ガチャ
履き慣れた靴を履き、
重たいドアを開ける。
ドアを開けたら、まだ真っ暗な街。
人も少ない、夜明け前の時間。
唯一の灯りといえば…星と月だけ。
葉っぱになった桜の木も、不気味に揺れてる。
この景色にも慣れちゃった、w
心細いとか、怖いとか。 そんなものも感じなくなった。
いつもよりちょっとだけ寒い中、夜の冷たい風が通り過ぎる。
冷たい風に煽られ、伸ばしている髪がふわりとなびいた。
この風に乗って消えちゃいたいって思ったの、これで何回目かなぁ〜...
いつも、そう思う。
いつもの時間、いつも通る道。
そんな中、ひたすらのんびり歩いたら、いつものベンチに座ってる。
無意識なんだよね〜...
「慣れ」ってやつ...かなっ!
でも、公園は家の近くにあるわけじゃない。
家と学校がそもそもが遠くて、俺が登下校の時とかに使ってる道にある、小さな公園。
どちらかと言うと、広場みたいな感じ。
そこにポツンと立っている、古めのベンチ。
俺が〜...小6、?くらいの時から触らせてもらってる。
あ、公園見えてきた、!
思わず歩くスピードが、少し速まっていった。
dn_(心狐天 斗温)
そっと声に出す。
一応真夜中だからねッ、!
よし、!
ベンチがあり、誰も座っていないことを確認し、少し安心する。
俺の足は自然とベンチに向かっていった。
このベンチ! ここが俺の、特等席。
この時間に、このベンチに座ってる人なんていない。
だ〜れもいない、静かで妙に落ち着く公園。
放課後とかだったら、キラキラした小学生の子たちが楽しそうに遊んでるんだよ、?
でも、たまにひとりぼっちだったり、仲間はずれにされてそうな子もいるんだよね、...
可哀想だなって思うよ、...?
俺に全部がわかるわけじゃないけど、孤独、ひとりぼっちの辛さはわかるから。
だから、助けたいよ...、?
でも、怖がられて終わり。
まぁどーせ、あの頃に戻っても俺は変わんないんだろうなっッ...!
この生活もいつから始めたか分かんないや、...
そんなことを考えながら、上を向く。
その俺の目線の先には、楽しそうに星たちが光っていて、…
俺の人生もあんなふうに楽しかったら良いのになぁ…
なんて、こんなことを考えたって何にも変わんないのに…ッ、…w
ふっッ...w
つまんないなぁ、...
生きづらいなぁ、…本当。
俺、生きるの下手だなぁ…w
って、いつも思う、…くらいの人生。
ほんの少しの希望を持って、夜の小さな光たちに手を伸ばす。
そしたら、流れ星が流れるの。
そこから、一瞬。
とても眩しくなったら、…
俺の手の中には、「綺羅玉」がある。
この「輝羅玉」は、俺の「想い」が詰まってる。
ビー玉くらいの大きさ。
キラキラ光って、優しく煌めいて。
でもその奥はくすんでるっていうか、…
闇?みたいな感じ。
輝羅玉は、俺の想いで変化するわけじゃない。
それでも俺はこの「綺羅玉」、好きなんだよね、
全部が全部綺麗で、優しいんじゃなくて、ちゃんと憎しみとかそういう感情も持ってそうな感じが、俺と同じなんだなって、…
この世界に、完璧に心が綺麗な人なんて、いない。
みんな必ず、憎しみとかの気持ちを持ってる。
誰だってそう。きっッとね、
俺は…たまに言われることもある。
ゆあんくんは、分かってくれるから、いわないでくれてる。
気を使わなくても良いのにね、!
ただ、えとさんとかによく言われる。
『どぬって心綺麗だよね〜!!』
『羨ましいなぁ〜!』
とかさ、
『私も心綺麗な人になりたかったな〜」
とか。
まぁ、あんまり気にしてはいない、…
とは言い切れないかも、…
あっッ…ただ、えとさんのことが嫌いとか、嫌味とかじゃないよ、?
本当に。
でも、ただひとつ言えるのは、心が綺麗な人ほど虐められる、生きにくくなるってこと。
俺なんて、話しかけられたらなんとなく人と合わせて、なんとなく笑顔作ってるだけ。
笑顔作るのは、癖っていうのかな、
「笑顔は最強の『薬』」っていうしね!
だから俺は、みんなのために、「薬」を、精一杯の「笑顔」を振り撒いている。
まぁ、笑顔作るのも楽なわけじゃない
むしろ、ちょっと…ちょっとだけ疲れちゃう、…
なんなんだろうなぁっッ…
そんなことを考えていると、不意に瞼が重くなり、少しの眠りについた。
気づいてっッッ…
助けてっッッッ…
もうやだよっッッ…
俺はイラナイソンザイ?
それならっッ…
消えちゃってもいいっッッッ…、?
夜明け前ごろだと思ってください!
微かに聞こえる足音で目を覚ます。
あれ、…
もうこんな時間、…?
俺…もしかして寝ちゃってた、?
ここにいると、時の流れがはやい気がするんだよね、…w
なんでだろうな〜…?
別にいーやっ!
考えたって考えなくたってなにも変わんないし!
って気分を無理矢理あげる。
こんなことしなくても良いかもだけどねっッ!
そしたら…
こっちに向かって歩いてくる、
最っ高の親友に手を振った。
dn_(心狐天 斗温)
俺の手の中にある輝羅玉も、優しく煌めいていた。