吸血姫
氷翠
吸血姫
夜桜蘭奈と出会ってから4年。
葉兎音氷翠は16歳になっていた。
そして、立派な永遠乃鬼姫菖蒲隊の隊員になっていた。
氷翠
氷翠は1人つぶやく。
???
どこからか声がした。
才華
氷翠
才華
才華
氷翠
才華
才華
氷翠
才華
氷翠
才華
才華
才華
氷翠
才華
才華
氷翠
才華
才華
玉響才華は目の前に現れていた。
氷翠
反応が遅れ、才華の刃が氷翠の頬を掠る。
才華
才華
吸血姫
氷翠
氷翠
才華
生き返った吸血姫に気を取られ、氷翠は才華に隙を見せてしまった。
狂ったような笑い声が聞こえる。
氷翠
今までにない失敗に、氷翠は呆然と、刀を下ろして立ちすくんだ。
才華
才華
才華
氷翠
悔しい。
永遠乃鬼姫菖蒲隊を、馬鹿にされた。
師範を、馬鹿にされた。
氷翠
氷翠は必死に腕に力を入れ、刀を構える。
才華
才華
氷翠
莉佳
氷翠
才華
氷翠
才華
玉響才華はどこかからか狐の面を取り出し、顔につけて消えた。
氷翠
悔しい。
氷翠はずっとそれだけを考えていた。
時に刀を振って訓練をし、行き場のない怒りを訓練用の的にぶつけ、ひとしきり暴れたあと、部屋で1人、ボーッとしていた。
蘭奈
氷翠
蘭奈
どうしたらよいのか戸惑っていると、蘭奈が抱きしめてきた。
氷翠
蘭奈
氷翠
蘭奈
氷翠
氷翠
玉響才華の名を口にすると、蘭奈は顔色を変えた。
蘭奈
蘭奈
氷翠
氷翠
蘭奈
蘭奈
蘭奈
蘭奈