僕
遂に金曜日がやってきた
僕は、楽しみ過ぎて部活や家でもずっと今日の事を考えていた
僕
期待を胸に玄関を出た
集合場所にやっと着くことができた。しかし、他のメンバーは誰一人としていない
僕
今の僕は集合時間よりも1時間程早く着いてしまった状況なのだ
僕
僕
僕
そう考えた僕は店内へと足を運んだ
僕
朔の好みは分かるのに、藤花の好みは殆ど分からない自分に少し怒りが湧いた
店の中は外見に劣らない、大きく壮大で綺麗な場所であった
僕
事前にマップを確認したとはいえ、迷子になってしまいそうくらい広い
でも、これくらい広ければ藤花の好みに合った店がありそうだと期待を胸にしつつ店を巡る
僕
数日前に藤花と葵が話していた内容を僕は思い出した
部活の休憩時間で、僕がこっそり聞いた話
葵
藤花
葵
葵
藤花
僕
藤花は造花が好きかもしれない。そう思い、何処かに造花が売っている店がないか僕は探した
僕
探している内に、いつの間にか予定時刻の30分程前になっていた
僕
ある程度、下見を済ませる事ができた僕は集合場所に戻った
朔は5分、もしくはピッタリにくるタイプだから、まだまだ時間が掛かるだろう
だけど、藤花と葵は少し早めに来るかも知れない
僕
僕は周りを気にしながら再び待ち始めた
ふと、空を見上げる
僕
7月の太陽は、日陰にいるとはいえ焼けそうなくらい暑かった
きっと更に暑くなるだろう
僕
僕
5分程、物思いにふけていると声が聞こえた
藤花
僕
嬉しさで思わず駆け寄る。いっその事このまま抱き締めてしまおうか
僕
邪な思いを持ちつつ、どんどん距離を詰めていく
僕
藤花
僕
何と藤花の方から抱きついてくれた。僕今日死ぬかも知れない
僕
僕
会話をしようと、頭をフル回転させる
僕
藤花
藤花
僕
藤花
僕
僕
藤花
普段は制服とジャージ姿しか見れないので、初めて藤花の私服を見たが可愛い
想像よりずっと可愛い。いつまでも見てられる
僕
藤花
僕
僕
僕は思わず視線を逸らす。きっと顔は紅い
少しだけ藤花の方を見ると顔を紅くした藤花が顔を下に向けている所であった
僕
どうやら僕らは互いに照れてしまったらしい
心臓がバクバクし過ぎて破裂しそうだ
僕
この時間が永遠に続けば良いと思った
そんな藤花とのイチャイチャを楽しんでいた僕に水を差すように2つ声が耳に届いた
朔
葵
最初からクライマックスであった
僕
僕達四人組の仲を深める事ができた日であり、君への恋心を実感することができた日になった
大切な日なんだ
コメント
2件
待ってましたーっ!!✨ 紅くんと藤花ちゃんがお互いに照れてるの可愛い〜!可愛いからもっとイチャつけ!!(((( 次回のイチャイチャも楽しみにしてます!(˶' ᵕ ' ˶)