テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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天羽組の逸材ちゃん二期

第33話 - 天羽組無人島に漂着する（後編）

1,000

2024年05月08日

#夢小説

#ヒューマンバグ大学

#オリキャラ注意

主です

主

どうも主です！

主

後編いってらっしゃぁぁぁぁい！

ｼﾞｬｯﾎﾞｰﾝｯ

天音

ﾌﾞｸﾌﾞｸ

天音

（あ、これ死ぬ...）

天音

（でも、せめてこの魚は逃がさない...！）

ｸﾞｸﾞｯ

魚

ｳﾜｰ

魚

ﾔﾒﾃｰ

天音

！？

天音

（気のせいだよな...？）

ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

魚

ｳﾜｰ

魚

ﾀﾍﾞﾅｲﾃﾞｰ

天音

（瀕死だから魚の声も聞こえるのか...）

速水

姉貴！

ｼﾞｬｯﾎﾞｰﾝｯ

天音

（速水！？）

ｸﾞｸﾞｯ

速水

（魚の力が強い...！）

速水

（でも姉貴を助けなきゃ！）

ｼﾞｬｯﾎﾞｰﾝｯ

ｸﾞｲｯ

天音

ﾌﾟﾊｯ

天音

ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ

天音

あ、ありがとう速水、お兄ちゃん

お兄ちゃん

魚のために命張るなよ

天音

ｳｸﾞｯ正論です...

魚

ｸﾙｼｰﾖｰ

魚

ﾀｽｹﾃｰ

天音

何かこいつ喋るんだよね

お兄ちゃん

...は？何言ってんだ？

お兄ちゃん

頭おかしくなったのか？

天音

え、聞こえないの？

魚

ﾀｽｹﾃｰ

お兄ちゃん

聞こえねぇけど...

速水

聞こえないです...

天音

ちょ、和中の兄貴と小林の兄貴！

和中の兄貴

む、大丈夫だったのか？

天音

は、はい！

和中の兄貴

それは良かった

小林の兄貴

それでどうしたんだー？

天音

あの、この魚喋ってますよね？

魚

ｿﾝﾅｺﾄﾅｲﾖｰ

和中の兄貴

...いや、俺には聞こえないな

小林の兄貴

天音、一度頭の病院へ行った方がいいかもしれないぞー

天音

え、えぇ...

お兄ちゃん

じゃあ俺たちナイフになるもの探してくるわー

速水

俺もいきます！

和中の兄貴

俺らは変わらず塩を作っておくな

小林の兄貴

頑張りまーす

天音

は、はーい

天音

みんな聞こえないんだ...

魚

そうだよ

魚

君にしか聞こえない

天音

何か普通に喋り始めたし...

魚

君は神に選ばれた逸材なんだ

天音

あ～、知ってる

天音

昔の異名逸材のラギだし...

魚

...まぁ、それは置いといて

魚

人間界にも神に選ばれた逸材がいるように魚界にも神に選ばれた逸材がいるんだ

魚

そう、それが僕さ

天音

ふーん

魚

僕らのような普段は喋れない生物が喋れるようになったり

魚

人間の君で言うと人知を越えた力を出すことができたり

魚

そう言うことができるのが逸材さ

天音

うん、でも何でみんなには君の声が聞こえないの？

魚

それは簡単さ

魚

人間以外の逸材は逸材同士でしか喋れない

魚

だから君にしか僕の声が聞こえなかったんだ

天音

ほへぇー

お兄ちゃん

天音ーナイフになるものあったぞー

天音

はーい

魚

あの、だからここは逸材同士で仲良く...

ｻﾞｸｯ

天音

よーし、この魚の頭を餌にしてもう一回釣りしようかな...（遠い目

お兄ちゃん

お、良いんじゃね？

速水

じゃあ捌いときます！

天音

よろしくー

天音

（この魚食べれる気がしないよ....）

天音

ﾖｯ

ﾎﾟｼｬﾝ

お兄ちゃん

そう言えばさっき魚が喋るとか何とか言ってたけど大丈夫か？色々...

天音

うん、気のせいだったよ

天音

空耳的な？

お兄ちゃん

なら良かったわ

ｸﾞｸﾞｯ

天音

お

ｸﾞｲｯ

天音

釣れたー！

魚

ｳﾜｰﾔﾒﾃｰ

天音

え

お兄ちゃん

どうした？

天音

い、いやなんでもない

魚

僕は逸材になるためにこいつの肉を食おうとしただけなんだよー

魚

お願いだから見逃...

ｻﾞｸｯ

お兄ちゃん

早！

天音

こ、こういうのは鮮度が命だから～

天音

（逸材の肉を食べると逸材になるのか...？）

天音

（ま、まぁ、とりあえず沢山釣らないと...）

天音

よーし沢山釣れたよ～

小林の兄貴

おー、こっちも塩完成したぞー

和中の兄貴

む、本当に沢山釣れたな

速水

1人2つ食べれますね

天音

で、でしょー

天音

（全てが喋る魚と言うことは話さないでおこう...）

小林の兄貴

よーし早速焼こう

お兄ちゃん

おー、火はどうすんだぁ？

天音

そりゃ～摩擦でしょ

和中の兄貴

人間の力だとかなり難しそうだが...

天音

ﾌﾝｯ

ﾎﾞﾜｧｯ

天音

ついた

速水

マッチみたいにつきましたね...

お兄ちゃん

どんな速度でやったらそうなるんだよ

魚

焼かないでー

天音

とりあえずこれで焼いちゃおう...！

お兄ちゃん

そうだな

夜です

天音

完成！

速水

おぉ！

お兄ちゃん

おー、すげぇな

和中の兄貴

まさか本当にできるとは...

小林の兄貴

意外にうまそうだな

天音

じゃあ、毒味誰かしようか

小林の兄貴

速水ぃ食えー

速水

えぇ！？俺です...！？

速水

ﾓｺﾞﾓｺﾞｯ

小林の兄貴

どうだー速水ぃ

速水

ﾓｸﾞﾓｸﾞ....

速水

...

速水

滅茶苦茶美味しいです！

天音

おぉ！いいね！

天音

体に異変は？

速水

あ、何か疲れが取れたって言うか体が軽くなったみたいな感じはあります

天音

へ、へーそうなんだ！

天音

（やっぱりあの魚達そう言う効果が何かしらあるのかもしれない...）

天音

ま、まぁ！みんなも食べよ！

お兄ちゃん

だなぁ

天音

せーの！

みんな

いただきます！

天音

ﾓｸﾞﾓｸﾞ

天音

うん、美味しい！

天音

（喋る魚だと知らなければもっと美味しいんだろうな...）

お兄ちゃん

うめぇな

和中の兄貴

ふむ、やはり自分達で作るものは美味しいな

小林の兄貴

ですね、めっちゃうめー

速水

美味しいですね！

天音

ね！たまにはこういうご飯も良いかもしれないね！

お兄ちゃん

本当にたまにで良いけどな

天音

まぁ、色々大変だし...

小林の兄貴

大分暗くなってきたしそろそろ寝るかー

天音

ですね、でもどうやって寝ます？

お兄ちゃん

雑魚寝で良いだろ

天音

マジ？

小林の兄貴

それでいいと思いまーす

和中の兄貴

何か敷ければ良いとは思うがな

和中の兄貴

そんな贅沢言ってられないだろう

速水

皆さんが良いならそれで良いですよ！

天音

まぁ、いっか！

天音

んじゃ、おやすみ～

天音

（空綺麗だな...）

天音

（空龍街じゃこんな綺麗な空見れないもんな...）

天音

....

天音

...

天音

（寝れない...）

天音

（ちょっと歩こうかな...）

天音

こんな場所あったんだ....

天音

（何か殺し屋時代を思い出すな...）

天音

（こう言う暗くて人通りの少ないところでターゲットを殺す）

天音

（あの頃はずっと一人で殺してばっかりだったな...）

天音

（仲間と協力して殺るってことはあんまりなかった）

天音

（だからまだ全然人を守る戦い方が出来ないんだよな...）

小林の兄貴

こんな所あったんだなー

天音

幸真...あ、小林の兄貴も知らなかったんですね

小林の兄貴

おー、天音もかー？

天音

はい、全然寝れなくてその辺歩いてたらここにたどり着きました

小林の兄貴

迷子にならなくて良かったな

天音

それはまぁ、確かに...

小林の兄貴

にしても、この辺来てみると殺し屋時代を思い出すなー

天音

やっぱり幸真も？

小林の兄貴

てことは天音もなんだな

天音

うん

天音

天羽組に入る前はずっと人を殺しまくってたなぁって思ってさ

小林の兄貴

そうかー

小林の兄貴

俺も大体そんな感じだったかもなー

天音

...身近に同じ組織出身がいて良かった

小林の兄貴

何でだー？

天音

他のみんなとは違って幼少期から殺しの技術だけを叩き込まれてるからさ

天音

道徳心とか人心とかそう言うの全然わからない時期もあって

天音

だけどこうやって話すだけでも気が少し楽になるんだよね

小林の兄貴

...そうかー

小林の兄貴

俺は別に気にしたことはなかったなー

小林の兄貴

道徳心が微塵もなくても天音みたいにみんなに合わせるが出来るのならそれで良いだろ

小林の兄貴

って俺は思っちゃうんだよなー

天音

まぁ、確かに回りに合わせられればそれで良いよね

天音

組織でもそう教わったし

小林の兄貴

組織の教えって結構役に立ったりするよなー

天音

だよね

天音

組織時代にも無人島に漂着した場合の対処とか教えてもらった気がする

小林の兄貴

だから水を最初に確保しようってなったんだな

天音

そう、人間は3日しか耐えられないからね

小林の兄貴

それで俺の世代は水不足で何人か死んでる

天音

マジか

天音

うちが行ったときは大体同じ年齢の子が集まってたんだけど

天音

寒さとか水不足、食料不足でほとんど死んだ

天音

隣に死体があるなか10日くらい過ごすのがすごく辛かったのを覚えてる

小林の兄貴

それはキツいな

天音

うん

天音

でも組織時代は辛いこともあったけど強くなれたし何より一生物の友達もできた

天音

だけどやっぱり天羽組が一番かな

天音

強い兄貴達がいて面白い同期もいてそして可愛い舎弟もいて

天音

本当に幸せだと思う

小林の兄貴

だな

小林の兄貴

でも言うならこんな所じゃない方が良かったなー

小林の兄貴

死亡フラグみたいじゃねーか

天音

あ、やべ

天音

ま、まぁ、天音は大丈夫

天音

天才だから

小林の兄貴

関係ねぇぞー

天音

いや！ある！

小林の兄貴

はいはい、ほらそろそろ寝るぞー

天音

はーい

朝

天音

ﾌﾜｧ...よく寝た？

速水

あ、おはようございます天音の姉貴！

天音

おはよう速水

お兄ちゃん

ﾌﾜｧお前ら早くねぇ？

天音

兄ちゃんが遅い

お兄ちゃん

そんなことねぇよ

天音

和中の兄貴はもうどっか行ったよ

お兄ちゃん

どっかってどこだよ

天音

知らん、多分朝ごはん探しに行った

お兄ちゃん

じゃあ、小林は？

天音

和中の兄貴と一緒だと思う

お兄ちゃん

...俺が一番遅かったのか

天音

ドンマイ

速水

ま、まぁ俺もさっき起きたばっかりなので

お兄ちゃん

そうなのか～？

お兄ちゃん

なら良いか

天音

焚き火暖かい...

速水

何か良いですねこの雰囲気

天音

だね

天音

朝って感じ

お兄ちゃん

どういう感じだよ

和中の兄貴

みんなもう起きたんだな

小林の兄貴

遅いぞ～天音

天音

いやいやいや！

天音

お兄ちゃんの方が遅いし

お兄ちゃん

そんなことねぇし！

天音

うちが起きてからお兄ちゃん起きたでしょ！

お兄ちゃん

いや！ほとんど変わらねぇし！

天音

いや....

ﾌﾞｰｰｰｰｰﾝ🚁

天音

ん？ヘリコプターじゃね？

お兄ちゃん

あれに助け求めるか？

速水

そうですね

天音

おーい！助けてー

天音

...あれ？何か降りてきてない？

和中の兄貴

む、これは救助ヘリじゃないか？

小林の兄貴

ですね

救助隊

天羽兄妹さんと小林さん和中さん速水さんですね！？

天音

はい

救助隊

我々は救助隊です！

救助隊

よくぞご無事でいらっしゃいました！

救助隊

どうぞヘリに乗ってください

天音

はい

天音

（おやっさんが通報してくれたのかな...？）

お兄ちゃん

あの、因みに誰かから通報が入ったんですか？

救助隊

はい、天羽さんからの通報がありまして

お兄ちゃん

そうなんですね、ありがとうございます

速水

良かったですね

天音

だね！

天音

やっと家に帰れる...

天音

（この後組に帰りゆっくり姐さんのご飯を食べた）

天音

（楽しかったりしたけどもう経験はしたくないと思った）

主

はい！お帰りなさい！

主

もし私が無人島に漂着したら多分すぐ三途の川渡る気がします...

主

まぁ、そんなことより...

主

天羽組の最新動画見ましたか？

主

本当にマジでヤバイんで是非見てください！

主

それでは！ばいちゃ！

天羽組の逸材ちゃん二期

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ほとんどくっっっっそ遅れてごめんなさい途中の天音ちゃんが思い出す（´-`）.｡oOみたいなところ感動した、昨日推し(天音ちゃんと天音兄と小林の兄貴と何故か一条の兄貴と虎徹)と無人島にいて魚が「ﾀﾍﾞﾅｲﾃﾞｰ､」「ｱﾏﾈﾁｬｰﾝ」とか言ってた夢を見たのを思い出した𝘸(ガチ)

主です

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天羽組の逸材ちゃん二期

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