偶然見つけた地図について学園長に尋ねたリオルだが、地図のことは学園長も知らなかったのだ
リオル
知らないってどういうことだ?
学園長
どうもこうも、予備宿舎にそんな部屋があること自体私は初耳です!
学園長は本当に何も知らなかったようだ
学園長
リオル君、1つ提案なのですが、この件については
アズール・アーシェングロット君に相談してみるのはどうでしょう?
アズール・アーシェングロット君に相談してみるのはどうでしょう?
リオル
アズール?
学園長
我が校の寮の1つオクタヴィネル寮の寮長です。アズール君の知識と情報網は学園の中でも随一ですし、古代の航路や海に関する情報を持っている可能性は高いでしょう。
リオル
分かった、とりあえず話をしてみるさ。
学園長
ただし、彼と話をする際はそれなりの対価を求められる覚悟しておくといいですよ。何せ彼は商談のプロですから。
リオルは学園長の忠告を聞き、 学園長室を出て オクタヴィネル寮へと向かった
オクタヴィネル寮の入り口。 リオルが肩にティッカーを乗せて慎重に入っていく
リオル
うわ!水の中に寮があるのか……
ティッカー
ピピッ!
リオルは水の中にある寮に驚きながらもアズールがいるという「モストロラウンジ」を目指した
リオル
アズールってどんな奴かな?話がわかる奴だといいんだがな……
リオルが歩き続けていると目の前にカフェのような部屋が見えた
リオル
ここ本当に寮の中なのか?
リオルが入ると 背の高い男が話しかけてきた
背の高い男
ようこそ『モストロ・ラウンジ』へ。
初めてのご利用ですか?
初めてのご利用ですか?
リオル
ああ、ここの寮長のアズールって奴に用があって来た。
ジェイド
そうですか。それで、アズールにはどのようなご用件を?
リオル
詳しい話は本人にするさ。お前が案内役か?
ジェイド
ええ、その通りです。私はジェイド・リーチ。この寮の寮長補佐を務めております。……リオルさんはアズールと面識がおありではないのですね?
リオル
初めてだ。どんなやつかも知らねえ。学園長に『相談するならアズールに』って言われただけだ。
ジェイド
初めて利用される方をいきなり通すことは普段あまりしないのですが……
ティッカーが尾を振ってジェイドをじっと見つめる。その動きに気づき、ジェイドの表情が変わる
ジェイド
……あなたのその小さいワニさん、ただのペットではないようですね。分かりました、今回は特別にお通ししましょう。
ジェイドに案内され、リオルはついに VIPルームへ通される。
to be continued……







