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あれから数日が経過した。

メンバーにもスタッフさんにも顔を合わせられる状況じゃなく、仕事に行けていなかった。

スマホは夜以外鳴り止まず、見てみればメールやら電話やらが来ている。

まぁ、全て無視しているが。

ただ何も言わずに仕事場に出ないと言うのもアレなので、マネージャーにだけは 『しばらく休む』と連絡した。

マネージャーは事情を聞いているのかは知らないが、『分かりました、ゆっくり休んでくださいね』とだけ連絡が返ってきて、それからは何も無かった。

SnowManの方でもYouTubeで動画が 少しずつ上がっているのを、俺は見ていた。

コメントを見てやれば、ファンの人達は 俺が最近動画に出ていない事を疑問に思っているコメントが多かった。

Shota

(……無責任だよな、俺。)

Shota

(こんなにも、心配かけて、迷惑もかけて……。)

Shota

(失望、されたよな。)

Shota

(どうせ要らないって思ってんだろうな。)

Shota

(メインボーカルは俺だけじゃないし。)

Shota

(康二だって最近メインボーカルで活躍してるし。)

Shota

(……俺、何が出来るからSnowManに居るんだろう。)

Shota

(SnowManが8人になったって、別に何も変わんねぇよな……。)

Shota

……あーあ、

Shota

"一人"の方が、楽だ。

しょっぴーが顔を合わせなくなってから数日が経過した。

何故来なくなってしまったのかは分からない。

けど、照兄と舘さんの様子が明らかに おかしかった。

日が経つにつれて暗くなっている気がする。

そんな時、マネージャーさんのある一言が俺達の耳に飛び込んできた。

『渡辺さん、しばらくお休みさせて欲しいとの事です。』

Tatsuya

……は?

Ren

え、何それ……?

Raul

本当なんですか、!?

『理由は分かりません……ですが、文面からしてとても辛そうでしたので、事務所に確認の上、長期休暇をと。』

Daisuke

……何でそれを俺達に言わなかったんですか。

『……渡辺さんは、僕個人に連絡を入れてくれました。なので、メンバー全員には知られたくなかったと事務所側が判断して、報告するのが今日になりました。』

Koji

っそんな、しょっぴー……何でなん……?

Hikaru

……そうですか。

Hikaru

分かりました。

と、照兄はそれだけ言って椅子から立ち上がった。

Ryohei

え、照どこに……、

Hikaru

……。

照兄は何も言わなかった。

そして、楽屋を出ていく。

Koji

照兄……、

Ren

……これから、俺達どうすれば良いんですか。

Raul

そ、そうですよ……そんな急に活動休止って言われても、俺達もファンの人達も納得出来ないです、!!

『……しばらく渡辺さんの出演は無しで行きます。それしかありません。』

Daisuke

っファンの人達の期待を裏切りたくありません、!!

Ryohei

佐久間……。

Tatsuya

落ち着け。

Tatsuya

翔太なりの理由があって、活動を続けるのがしんどくて今ここに居ないんだろ。

Tatsuya

俺達はその理由を知らない。

Tatsuya

しんどいまま翔太を無理矢理活動させようとしたら、翔太が壊れるかも知れない。

Tatsuya

SnowManを辞めたいって言った訳じゃないんだ。

Tatsuya

俺達は、気長に待ってあげることしか出来ないだろ。

Ren

……それも、そうだね。

Daisuke

っそんなのアイツの勝手すぎるじゃん!!

Daisuke

俺達には何も言わずに自分で勝手に活動休止って決めてさ!!

Raul

……俺も。

Raul

……流石に身勝手すぎるよ。

Ryohei

お、落ち着いて……?

Daisuke

俺達に相談してくれたって良かったのに……!!

Koji

もう辞めて、ここで喧嘩しやんといてや。

……なぁしょっぴー。

しょっぴーはここが嫌って、思ってるんかな。

しょっぴーにとってSnowManは 心の拠り所じゃなかったん?

皆が離れ離れになってくのを見るんは 嫌や。

戻ってきてや。

Koji

う"っ、ぐす……ひぐ、

そう考えると、いつの間にか涙も溢れてきていた。

止めようにも止められなくて、苦しかった。

Tatsuya

康二……大丈夫だから、な?

ふっかさんはこんな時にでも冷静で、落ち着いていた。

でも、心に余裕は無いんだと思った。

Ryota

……。

翔太が活動休止をすると言う話になった。

楽屋は元々悲しい空気に包まれていたけれど、それ以上に悲しみが溢れて 仲違いが発生していた。

俺はそんな中で楽屋を抜け出した。

楽屋から離れた一つの空き部屋に入ってみれば、そこには先に出て行った照が 地面に座り込んで俯いていた。

Ryota

……照。

Hikaru

……、

Ryota

……翔太の苦しみに気付かなかったのは、俺も一緒だよ。

Ryota

目の前で怒鳴られたのに、何でか分からなくて走ってく翔太を見てるだけだった。

Ryota

幼馴染なのに、気付けなかった。

Hikaru

……。

あの日、翔太は荷物も持たずに仕事場を去っていった。

楽屋で待っていた照に慌ててその事を話すと、照は翔太を追いかけて外へ 飛び出して行った。

俺はどうすれば良いのか分からなくて、 楽屋で二人の事を待っていた。

けど、しばらくして帰ってきたのは照だけで、雨に濡れた姿で泣いていた。

事情を聞けば、翔太は俺達の優しさが 邪魔だと、要らないと言っていたらしい。

Hikaru

……アイツ、今までそんな事思ってたんだって、

Hikaru

……そう思うと、苦しくなる。

Ryota

……ねぇ、照。

Ryota

一つ、提案があるんだけどさ。

俺は、照にそう言った。

Ryota

……翔太に会いに行かない?

Hikaru

……無理だよ。

Hikaru

ふっか達が電話掛けたって出ないし、

Hikaru

メール送ったって既読も付かないのに。

Ryota

無謀な事だって分かってる。

Ryota

でも、翔太があんなに苦しんでるのを知ってるのは、俺達だけなんだよ。

Ryota

この事を皆に話したら、多分翔太に押しかけるでしょ?

Ryota

それで、翔太はもっとしんどくなると思う。

Hikaru

優しさが要らないって言ってたんだ。

Hikaru

俺達が行くのは、翔太に対する優しさでしょ。

Ryota

それでも、このまま放っておく訳にはいかない。

Ryota

このままじゃ、駄目だと思うから。

Hikaru

……俺は、行かない。

Hikaru

行くなら、舘さんだけで行ってきて。

Ryota

……分かった。

Ryota

……行ってくるね。

憂鬱にさようならを

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