猿山 らだ男
彼から流れる赤が空に散る満点の星よりも綺麗に見えた
天乃 絵斗
好きな人に歩み寄ってすべてを知りたいのに、その想いはなかなか受け入れてもらえない
彼の本当の好きな人も
何故一緒に死んでくれたのかも
何もわからない
天乃 絵斗
彼の体から熱が消えていくのを見るのはこれで二度目
殺すことに慣れたのかもう手は震えない
天乃 絵斗
俺が彼の頭からバールを引き抜くと、血はさらに勢いを増して流れ出した
天乃 絵斗
地面に目をやるとポケットの隙間からメモを見つけ俺はそれを手にした
天乃 絵斗
その紙には丁寧な文字で 「天乃、愛してる」と一言だけ書いていた
天乃 絵斗
彼の納得いかない言動を理解するには遅すぎてしまった
天乃 絵斗
自分も彼もバカだ
もしも、どちらかが正直になれていれば この結末は違っていたのだろう
天乃 絵斗
あるはずもない"もしも"のことを思い浮かべながら俺は自身の頭をめがけてバールを強く振り下ろした
ー実現されない未来のおまけー
⚠︎本編には一切関係ありません⚠︎ また、最後におまけ要素の一つとして 2回目の転生の設定公開があります よければ最後まで楽しんでください
天乃 絵斗
前と変わらず鋭い痛みに意識を呼び戻されるようにして俺は布団から飛び起きた
天乃 絵斗
体のだるさ、頭の痛みも前回と同じだと考えたらきっと輪廻転生の代償なのだろう
猿山 らだ男
心配そうに俺の背中をそっとさする猿山に疑問を抱きながらも気持ちが軽くなるのを感じる
天乃 絵斗
ちょうど俺がバールを持ち出す前あたりなのだと想像できた
猿山 らだ男
猿山 らだ男
天乃 絵斗
猿山 らだ男
しかし、なぜ輪廻転生で過去の時間軸へ戻ることができたのだろうか?
そもそも輪廻転生自体仕組みはよくわかっていない
猿山 らだ男
天乃 絵斗
指示されるままに寝転ぶと、彼は俺の布団に入り込み強く俺の手を握ってくれた
猿山 らだ男
何も言っていないのに彼は目を逸らしながら俺の反応をうかがっている
その姿がとても愛おしい
天乃 絵斗
猿山 らだ男
天乃 絵斗
心にしまっておくつもりだったのに弱っていたせいか、気づけば本心が漏れてしまった
猿山 らだ男
天乃 絵斗
誤魔化す事もできたが今それをしてしまえば後悔すると思い俺は素直に頷いた
猿山 らだ男
天乃 絵斗
彼が俺を好きだと言ってくれたことに驚きながら彼の顔をじっと見つめた
猿山 らだ男
夢を見ていないか確かめるため、手をつないでいない方の手で背中をつねるとちゃんと痛いので夢じゃないのがわかる
天乃 絵斗
猿山 らだ男
猿山 らだ男
天乃 絵斗
猿山 らだ男
数年後
天乃 絵斗
猿山 らだ男
あの日以来様々な事があった
お互い半殺し覚悟で家に戻り、親の虐待に耐え猿山と一緒に警察署へ行き経緯を説明した
青あざや首を絞められた跡など様々な傷があったため俺たちはすぐに保護され運良く同じ施設に預けられ
バイトをしながら18歳になるまでにお金を貯め19歳で二人で施設を後にした
天乃 絵斗
猿山 らだ男
天乃 絵斗
猿山 らだ男
休みの日などは届出をすれば外泊が可能だったがそれでも全寮制だけは何よりもきつかった
けれど、会える日はいつも猿山と甘い時間を過ごしていたので嫌なことばかりではなかったが…やはり性欲は凄まじかった
天乃 絵斗
猿山 らだ男
天乃 絵斗
猿山 らだ男
天乃 絵斗
猿山 らだ男
ソファに押し倒しても彼は抵抗する様子はなく逆に俺を待っているかのように見えてしまう
天乃 絵斗
天乃 絵斗
猿山 らだ男
天乃 絵斗
時々視界に入る猿山の薬指の指輪を見ても、不快とは思わなくなっていた
【実現しないハッピーエンド1】 ー幸せな指輪ー
真宵
真宵
真宵
コメント
1件
好評でしたら今後もおまけをつけながらやりたいと思っています