松浦 春
やっぱりな。
松浦 春
でも,応援出来ないな。
松浦 春
桜雨の保護者として。
桜木 優太
うん。分かってた。
松浦 春
え…?
桜木 優太
ごめん。でも,もう抑えられない気がする。
松浦 春
おい,優太…本気なのか?
桜木 優太
あいつの笑顔を見る度にその笑顔を守りたいとか
桜木 優太
あいつが嫌な思いしてたらって考えると
桜木 優太
夜も眠れなくて…
松浦 春
(重症だな…)
桜木 優太
もう,無理だよ。俺壊れちゃいそう…。
松浦 春
そうか。でも,もし付き合ってることがバレたら,お前も桜雨もただじゃ おかないぞ。
桜木 優太
うん,分かってる。
桜木 優太
最初は担任だけでいい。遠くで見守れているだけでいいって。
桜木 優太
でも,あいつの笑顔を見てると…もう,無理そうだ。
松浦 春
あいつに何かあったら許さねぇからな。
桜木 優太
もち,お前にも松浦にも迷惑かけないから。
松浦 春
おう。
桜木 優太
(俺は,松浦のこと……)
桜木 優太
(松浦のことが……)






