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俺は、もともと友達が多いわけじゃない。
でも、ゼロじゃなかった。
図書室で本の話をする子。 帰り道が一緒になる子。 たまにメッセージをくれる子。
小さくて、静かなつながり。
それだけで十分だった。
くらすめいと
誰かが笑いながら言う。
くらすめいと
なつ
俺は笑わない。 俯くだけ。
胸がじわっと熱くなる。
なつは優しい。 こんな俺の隣にいつもいてくれる。
だから余計に、申し訳ない。
“俺がいるから、なつまで言われるんだ”
そう思ってしまう。
くらすめいと
は?
らんのいい所なんかいっぱいあるっつーの。
なつ
くらすめいと
なつ
なつ
くらすめいと
あーあ。気分悪くなった。
なつ
らん
可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い
ほーんと独り占めしたい。
あ、そっか。 らんを孤立させればいいや❤︎
殺すのはあれだし、ちょっと言うだけにしとこ❤︎
らん
らん
あ❤︎心配してくれてる❤︎
なつ
数週間後。
なつ
なつ
らんは少しだけ困った顔で笑う。
らん
なつ
やった❤︎もう少しでらんは俺だけを見てくれる
なつ
らんは首を振る。
らん
その一言。 俺の中で、何かが黒く沈む。
なつ
は?つまらない? 誰がそう思わせた? 俺が整えた世界で?
教室。
らんは、俺の隣にいる。 でも、前より静かだ。
休み時間も本を開かない。 ぼーっと窓の外を見る。
なつ
らん
小さな声。
夜。
俺は、スマホを握る。
らんと少しでも関わっていた子たちの会話を、じわじわ削る。 新しいグループに誘う。 別の話題を振る。 微妙なすれ違いを増やす。
決して露骨にしない。
自然に、静かに。
らんの周りから、人が減る。
らん
帰り道。
らん
足が止まる。
なつ
らん
俺は、心臓が跳ねるのを抑える。
嬉しい❤︎
やっと俺とらんだけの世界を作れた❤︎
なつ
らんは少しだけ目を潤ませてる。 可愛い。
らん
らん
その言葉に、俺の視界が揺れる。
怖い? だめだ。
ばれたら終わる。
なつ
軽い声。 完璧な笑顔。
なつ
嘘。 できなくていい。
なつ
らん
小さく頷く。 その瞬間。 俺の中で、安心と罪悪感と、どうしようもない愛が混ざる。
らんが落ち込む顔は見たくない。 でも。 らんの世界に、俺しかいない状態は、こんなにも甘い。
でもやめない。 やめられない。 だって。
らんが泣きそうな顔で、制服を少し掴むから。
らん
なつ
らん
お願いするみたいに。 その一言で、全部肯定される。
なつ
へらっと笑う。 優しい彼氏みたいに。 でも本当は。
らんの世界を削って、削って、削って。 最後に残った“自分”を抱きしめているだけ。
なつ
耳元でささやく。
なつ
らん
らん
なつ
——もう少し。 あと少し削れば、らんは完全に俺だけになる。 でも、それを。 らんは一生知らなくていい。
はい。 前書いた紫桃のやつの伸びが凄くて、、ほんとに嬉しかったです。
ありがとうございます。
ちょっと今回はパロ的にR入れられなかったんですけども、 なんか、リクエストとかあれば書きますね。
今回も♡と💬待ってます。 よろしくお願いします🙏
♡1000⤴︎︎︎…New story
♡1500…Next
♡2000…( ᐛ )