テラーノベル

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テラーノベル(Teller Novel)

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バラム・シチロウ

はいはいどっちもどっちだよ

アスモデウス

バラム先生!!

バラム・シチロウ

様子見に来たんだけど、だいぶ落ち着いてるね

マーラ

スヤ

バラム・シチロウ

君たちを見て安心したのかな笑

アスモデウス

弱ってるから誰かに傍にいて欲しいんでしょう

バラム・シチロウ

まぁそれもそうだけど

バラム・シチロウ

僕はマーラちゃんを家まで送ってからまた戻ってくるよ

バラム・シチロウ

どうやらこの子の家は門限が厳しいようだから

アスモデウス

分かりました

サブノック・サブロ

よろしくお願いする

サブノック・サブロ

ずっと疑問に思っていたんだが、次席が帰りたがるのは親が過保護だからか?

アスモデウス

アスモデウス

そうに決まっているだろう

アスモデウス

あれでも女だからな

アスモデウス

女の親は心配性になるという

アスモデウス

男の私でも母親が少し、あれだからな

サブノック・サブロ

だが、終末日の1週間後くらいに、あいつがロイヤルワンで寝ていてな

サブノック・サブロ

床でそのまま寝ているから倒れているのかと思い起こしたらただ寝ているだけだと言っていた

アスモデウス

何故あいつがロイヤルワンで寝ていたんだ

サブノック・サブロ

詳しく理由は聞いていないが、魔王になりたがっているあいつはうぬ同様に寝泊まりしたいのかと思っていた

アスモデウス

お前ロイヤルワンで寝泊まりしているのか

サブノック・サブロ

当然!笑

サブノック・サブロ

病にかかってはいかんと思ってうぬの毛布を貸してやったんだ

サブノック・サブロ

話ていたがどうせこれからいやでも合うようになるからもう寝かせてくれと言った

アスモデウス

それで?

サブノック・サブロ

次の日からあいつは戻ってこなかったんだ

アスモデウス

1日だけのつもりだったのではないか?

サブノック・サブロ

それはない

サブノック・サブロ

食料を溜め込んでいたからな

サブノック・サブロ

過保護な親が泊まりを許可するとは思えんし、食料を買っておきながらそれを取りに来ることもなく帰ってこなかったのが疑問だ

アスモデウス

家出をしたつもりが親に連れ戻されたんじゃないか?

サブノック・サブロ

あぁうぬもそう思っていたが

サブノック・サブロ

あいつは自分の体が弱いと言っていただろ

サブノック・サブロ

今回みたいなことが度々あったはずだ

サブノック・サブロ

それなのにあんなに嬉しそうに看病されたのは久々だというのはおかしくはないか?

アスモデウス

…それもそうだな、

アスモデウス

門限を破った日のあいつの表情は思い返してみれば何かを恐れているようだった気もする

アスモデウス

…虐待…?

サブノック・サブロ

あぁ

アスモデウス

栄養失調と睡眠不足の件はそれなら合点がいくが…あいつがやられっぱなしでいる女か?

サブノック・サブロ

だが…あいつは泣いていた

アスモデウス

…!!

アスモデウス

…そうだな

アスモデウス

悪魔は自分の子を大事にするものだ

アスモデウス

子こそが己の欲、そして悪魔は自分の欲を第一とする

アスモデウス

ごく稀に違うものもいるが、それがあいつか

アスモデウス

悪魔なんだ己の欲が優先なのは当然

サブノック・サブロ

そうだな

アスモデウス

だが

アスモデウス

もし、本当に親である責任を放棄し、尚且つマーラに苦行を強いているのなら

アスモデウス

助ける

サブノック・サブロ

助ける

アスモデウス

いいや全て燃やしてくれる

アスモデウス

まずは様子見からだな

アスモデウス

体に傷はないのが幸いだな

アスモデウス

まぁ他にもやり方はあるが

サブノック・サブロ

…お主

サブノック・サブロ

見ていないと言っておきながら見ておるではないか

アスモデウス

黙れ不可抗力だ!‪💢///

アスモデウス

そもそもあいつは自分が女だという認識が足りていないんだ!私のせいではない!//

サブノック・サブロ

あぁ分かった分かった

アスモデウス

あ?!‪💢//

父親

ーーーーー笑

マーラ

(…父様の声…)

父親

先生自ら送ってくださるとはありがとうございます笑

バラム・シチロウ

栄養失調とのことなのでバランスの良い食事をお願いしますね

母親

気をつけていたんですがね

母親

すみませんそうします

マーラ

バラム…先生…下ろして…くださ…

バラム・シチロウ

このまま君の部屋まで運ぶよ

バラム・シチロウ

無理に歩く必要は無いよ

母親

ビク

父親

ビク

父親

い、いえいえ私が連れていきますので💦

バラム・シチロウ

僕の大事な生徒なので

母親

私たちの大事な子です

マーラ

!!

マーラ

(大事な子…笑//)

マーラ

母…さま…笑//

マーラ

私は大丈夫ですバラム先生…//

バラム・シチロウ

…そうか

バラム・シチロウ

下ろす

母親

おいで

マーラ

はい笑//

母親

では私たちは先に戻っておりますね

バラム・シチロウ

はい

バラム・シチロウ

(…嘘ばかりな家族だな)

バラム・シチロウ

(ブザーがなり続けていた)

バラム・シチロウ

(嘘じゃないのはマーラちゃんだけ)

バラム・シチロウ

(大事な子…が嘘ということは、)

バラム・シチロウ

(はぁ…理事長とカルエゴくんに報告だな)

バラム・シチロウ

(まぁマーラちゃんのあの様子だとまだ好きみたいだけど)

母親

離して汚らわしい

母親

突き飛ばす

マーラ

…っ

母親

貴方が病にかかったせいで私達に迷惑がかかったわ

マーラ

…すみません

母親

貴方のせいで私の大事な子に汚い菌が移ったらどするつもり?

母親

お願いだから手間をかけさせないで

母親

ここにずっと閉じ込めておきたいけどそうもいかないし

母親

貴方は目立たず死んだように生きなさい

母親

いいわね

マーラ

…はい

マーラ

コホッ

マーラ

ゴホッコホッゴホッ...ヴ..

マーラ

(…ここは埃っぽいから息が…しずらい…)

マーラ

コホッコホッ…ッ

マーラ

(苦しい…//)

子供

うえっ汚いっ!

マーラ

……(また私で遊びに来たのか…そんな気力ないのに)

子供

臭いし汚いし、もう戻ろうよ…

子供

今日はいいもんあるんだぜ笑

子供

ジャーン!リモコン貰ったんだァ笑

子供

いいの、?

子供

父様が貸してくれたんだ笑

マーラ

………、

次の日

マーラ

…コホッゴホッ//

アスモデウス

なっ

アスモデウス

なぜ治ってないのに来た!

マーラ

修行…するために…決まってるだろ…//

サブノック・サブロ

馬鹿か主!

マーラ

フラ

サブノック・サブロ

抱きとめる

アスモデウス

よくそんな状態でここまで来たものだ

マーラ

…喉…かわいた…お腹空いた…//

アスモデウス

待ってろ!今持ってくる!

マーラ

でも…喉を通らないんだ…食べたら吐いてしまう…コホッコホッ//

マーラ

どうすればいい…苦しい…コホッコホッゴホッ

サブノック・サブロ

よし!教師に尋ねてこよう!

サブノック・サブロ

主らは待っていろ!

アスモデウス

あぁ分かった

アスモデウス

マーラ

アスモデウス

昨日は夕ご飯に何を出された

マーラ

…忘れた、//

アスモデウス

ちゃんと暖かくして寝なければならないらしい

アスモデウス

毛布を被ってちゃんと寝たか?

マーラ

…あぁ…//

アスモデウス

(嘘くさい)

アスモデウス

上着をかける

アスモデウス

お前の家が苦痛ならばうちへ来るといい

アスモデウス

空きの部屋ならいくらでもある

アスモデウス

ちゃんとした料理も出す

アスモデウス

病が悪化するような家ではない

アスモデウス

お前も、家を出たいのだろう?

マーラ

…ありがたい…申し出だが、//

マーラ

それに値するものを…残念ながら私は何も持っていないんだ…//

マーラ

お金も、服も…私一人では影響力もない…んだ…//

マーラ

私はお前に…何もしてやれない…//

マーラ

与えることが…出来ない…//

マーラ

ハァハァ...//

マーラ

だから、遠慮らしておく…//

アスモデウス

何も要らない

アスモデウス

そんなこと考えなくていい

マーラ

それに…私は家から離れたくないんだ…//

アスモデウス

嘘をつけ

マーラ

嘘じゃない…//

マーラ

今…みんなが…私を必要としてくれているんだ…笑//

マーラ

母様が…私のことを大事な子だと言ってくれたんだ笑//

マーラ

私は…必要な悪魔だから…価値のある悪魔だから…//

マーラ

だから…必要とされるためなら…、私がどうなってもいいんだ…//

アスモデウス

そんなことあっていいわけないだろ!

アスモデウス

お前が傷ついて得るものはなんだ

アスモデウス

金か、労働力か、ただの娯楽か

アスモデウス

私ならそんなものは要らぬ

アスモデウス

クラスの奴らも同じだ

マーラ

そう言わないでくれ…必要とされない人間なんて…生きている価値など…ないんだから…//

アスモデウス

生きている価値がないだと…

アスモデウス

誰だそんなことを言ったクズは!睨

マーラ

……ハァ…//

イフリート

あららホントにきつそうだね

アスモデウス

!!

ダリ

でも弱ってるマーラちゃん見るの新鮮だから結構ラッキー笑

ダリ

って言って場合じゃないか

アスモデウス

え…えっと

アスモデウス

ツムル先生はどうした

サブノック・サブロ

すまないこの二人しか見つけられなかった

ダリ

あれなんか頼りにされてない?

イフリート

なんかガッカリされてる?

イフリート

心拍操作(ハートコンダクター)

マーラ

…フゥ…//

ダリ

まぁ別に僕たちじゃなくても良かったっちゃ良かったけどね〜

イフリート

いやいや僕マーラちゃんと仲良いですから起きたらきっと嬉しさで元気になりますよー笑

ダリ

それなら僕もいつもマーラちゃんからかって遊んであげてるからきっと嬉しすぎて一瞬で熱を下がるよ〜笑

ダリ

あはは〜笑

イフリート

あははー笑

アスモデウス

何故この二人なんだ!‪💢

サブノック・サブロ

だからこの二人しか見つけきれなかったと言ってるだろうが!‪💢

ダリ

パチン

ダリ

まぁまずは何か食べないとね

ダリ

お粥を出す

イフリート

これ食べさせて落ち着いたら医務室に連れていこうか

ダリ

今日の授業はおやすみだね

イフリート

知ってる?マーラちゃんって猫舌なんだよ

アスモデウス

そ、そうなんですね

アスモデウス

てか誰?!

イフリート

あぁまぁ確かに僕はたまに職員室にいる人だもんね

イフリート

学校警備教師だよ笑

サブノック・サブロ

なんとなくは知っているが

ダリ

マーラちゃん一旦起こそうか

アスモデウス

マーラ起きろ

アスモデウス

お腹がすいたと言っていただろ

アスモデウス

ご飯だぞ

マーラ

…ごはん

サブノック・サブロ

飯で起きた…

ダリ

食べれる?

ダリ

気をつけて持ってね

マーラ

うん

イフリート

は…初めてマーラちゃんのことかわいい生徒だと思ったよ僕

ダリ

僕が話しかけると絶対1回は何か言われるのに

ダリ

うんって言われた

アスモデウス

(あんたらどれだけ嫌われてるんだ)

マーラ

パク

マーラ

…ウッ…ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッ

ダリ

少し冷ましたんだけど、まだダメだったかな

イフリート

よく咳が出てますし、肺が問題あるんじゃないですか?

ダリ

医者に連れて行った方が良さそうだね

マーラ

ゴホッコホッコホッ…(涙目

イフリート

背中を摩る

イフリート

よしよしキツイだろ薬はなんでないのか?

マーラ

コク

イフリート

はぁ…あのクソ一族が…イラ

ダリ

イフリートくん炎出てる

イフリート

すみません無意識でした

アスモデウス

一族って、どういう意味ですか

イフリート

…あぁごめん今の忘れて

イフリート

教えちゃいけないことになってんの

ダリ

じゃ理事長の許可が出たら僕が連れていくよ

イフリート

分かりました

イフリート

マーラちゃん大食いなのに食べれないなんて可哀想に

イフリート

治ったらからかうついでに食べ物を恵んでやろう

ダリ

性格がこのままならなー

アスモデウス

早く行ってください‪

ダリ

はいはーい

アスモデウス

何かあればイルマ様が悲しむ…何も無いといいが

イフリート

イルマくんだけ?

イフリート

君たちは?

アスモデウス

無論心配です

サブノック・サブロ

当然だろう

サブノック・サブロ

級友達だって同じだ

イフリート

へぇマーラちゃんは愛されてるみたいだ

イフリート

ちゃんと口に出してあげなよ

イフリート

じゃ僕ももう行くから修行頑張ってね〜

アスモデウス

はい

次回♡21

捨てられたあの子は...

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930

コメント

8

ユーザー

続きがすごく気になります。パールを呼びたい(;`皿´)グヌヌ

ユーザー

え、ガチ目に早よ続き見たい、 食べ物を恵んでやろうって、笑上から目線笑 マーラちゃんなら、こういうでしょうね(予想)「その物に値する物を出せない…」みたいな

ユーザー
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