美沙
私は美沙。
私は虐められてるの。
私は虐められてるの。
美沙
まあ、学校だけじゃないけど、
美沙
そう、親からの虐め
美沙
虐待。
美沙
私は、友達がいない。
美沙
というのは嘘で、前まではいた。
美沙
私のゆういつの親友。
美沙
実はね、自殺したの。
美沙
虐めに耐えられなくてね。
美沙
だから私は、
美沙
独りぼっち。
ナレーション
朝
美沙
学校…行きたくない…
母
何してんの!
早く私の朝ごはん作りなさい!
早く私の朝ごはん作りなさい!
美沙
分かりました。お母様。
美沙
真穂…会いたいよ…(泣)
ナレーション
1ヶ月前
美沙
待って!!!!
一旦落ち着こう!
真穂!
一旦落ち着こう!
真穂!
真穂
やめて!
触らないで!!
触らないで!!
美沙
やだ!!!!
真穂との毎日は楽しかった!
だから…お願い……
真穂との毎日は楽しかった!
だから…お願い……
真穂
私も!
美沙
え?
真穂
私も美沙との毎日はすごく楽しかった!でも、もう耐えられない…じゃあね。
真穂
ありがとう
美沙
真穂!!!!!!!!
ナレーション
現在
美沙
真穂…あっちで仲良くしてるかな?
美沙
私も自殺しよう!
もうこんな毎日は嫌だ。
もうこんな毎日は嫌だ。
美沙
決まり
美沙
実行は今日の夜。真穂が自殺した場所で。
ナレーション
夜
美沙
お母様。今までありがとうございました。もうこの家には、絶対帰りません。
母
あっそ。
好きにすれば。
お前の顔なんて、二度と見たくない。早くどっか行って。
好きにすれば。
お前の顔なんて、二度と見たくない。早くどっか行って。
美沙
はい。そのつもりです。
ナレーション
学校の屋上
美沙
良かった。
門開いてて。
もう地獄のような生活から抜けられる。
門開いてて。
もう地獄のような生活から抜けられる。
美沙
ばいばい。
美沙
真穂…待ってて
美沙
今から行くから。
渚
待って!
美沙
なんですか?
渚
ここから飛び降りるの?
美沙
そうですけど何か?
渚
待って。こっちに来て。
美沙
嫌だ!
美沙
貴方はなんですか?
顔も知らないし、見ず知らずの人にそんな事言われても信じられません。
顔も知らないし、見ず知らずの人にそんな事言われても信じられません。
美沙
第一私の事、蹴ったり、叩くかもしれないし…
渚
ごめん。
僕の名前は、渚。
ねぇ、蹴ったり叩いたりってどういうこと?
僕の名前は、渚。
ねぇ、蹴ったり叩いたりってどういうこと?
美沙
えっと、、それは、、、その、、
渚
虐待でしょ?大丈夫。僕はそんな事しない。信じて?
美沙
本当に?
渚
うん。
美沙
じゃあ信じてみます。
渚
とりあえず、僕の家おいでよ。
美沙
え?
渚
帰る場所。ないんでしょ?
美沙
まぁ、はい。
渚
よし、じゃあ決まり。
ナレーション
渚の家
渚
で、なんで飛び降りようとしたの?
美沙
辛かったから。
渚
どういう風に?
美沙
虐待と虐め。
美沙
ずっと耐えてきた。
美沙
でも1人だったら、耐えられなかった。
渚
1人だったら?
美沙
うん。1人だったら。
でも私は、独りじゃなかった。
真穂っていう、たった1人の友達がいた。真穂は、虐められていた。同じ境遇にいたから。だから虐められても、励まし合って耐えてきた。けど、真穂が耐えられなくて自殺した。それから、私は独り。生きてても何も楽しいことなんてない。だから、
でも私は、独りじゃなかった。
真穂っていう、たった1人の友達がいた。真穂は、虐められていた。同じ境遇にいたから。だから虐められても、励まし合って耐えてきた。けど、真穂が耐えられなくて自殺した。それから、私は独り。生きてても何も楽しいことなんてない。だから、
渚
違う!!
美沙
え?
渚
自殺したら、真穂ちゃんが悲しむ…
美沙
知ってる…
渚
え?
美沙
そんな事、とっくのとうに知ってる。
自殺したら、真穂が悲しむ。真穂はそんなこと望んでないって、でも生きてる事が辛いの。
自殺したら、真穂が悲しむ。真穂はそんなこと望んでないって、でも生きてる事が辛いの。
渚
じゃあ、僕のために生きてよ。
美沙
え?
渚
僕のために生きて。
美沙
……分かった
渚
……!じゃあ、死なないで
ナレーション
そんなこんなで、数ヶ月後…
渚
ねぇ美沙。
美沙
何?
渚
僕のそばにいてくれてありがとう。生き続けてくれてありがとう。
渚
大好き♥
美沙
これで分かった。
美沙
私は、
美沙
独りじゃない。