〜〜♪♪
誰かが鼻歌を歌いながら歩いている
……あ
…何、君?
僕になんか用?
その人は不機嫌そうにこちらを見ている
妙だね…
普通の人が僕を見つけられるはずないんだけど……
…はは、君面白そうじゃないか!!
興味が湧いてきたよぉ!
さっきまでの態度とは裏腹に興味津々にこちらを観察している
そうだなぁ……どうしようか
少しヒントを与えようか?
だがそれだけだとつまらない…
ならあえて分かりにくくしてあげる
……見えない影にもお気をつけて♪
隙を見せたら駄目になっちゃう……面白くなっちゃう……
まぁ、僕はそれを望んでいるんだがね!!
あはははははっっ!!!
突然狂ったように笑い出す
なんというか……情緒不安定な感じ?というよりも、ただ単におかしい人だ…
……
にこにこしながらこちらに近づく
…死人に口なし
やっぱり君、そうだよね
君がどういう存在か、君がどう生きてきたか
手に取るようにわかる
なんたって僕は………いいや、この話は関係ない
するとその人は離れる
何を伝えようとしているか分からないし、言動も大袈裟に言うと支離滅裂だ
あははっ
楽しみだなぁ…
っあ、そうだ
何かを思い出したようだ
今度は私の方ではなく少し上の方を向いている
君達…
君達も楽しみじゃない?ある程度誰かアタリをつけてるんじゃない?
僕はあくまで観察するだけ、ゲームを進める主人公はあの子達…
…攻略法を、見つけ出せるかしら?
思う存分楽しみな
ねぇ?
"画面の前の君達"
そう言うと闇に溶けるように消えていった
なんだったんだろう…
さんそ
……ついに明日から…
さんそ
緊張、するなぁ
草出 さんそ (クサデ サンソ) この孤児院で働いている 最近入ったばっかりである
ほわ
今回はプロローグ的なものを出したかっただけなので短いです!
ほわ
参加者様の子が出てくるのは次回からです
ほわ
ではまた次回👋