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ヒンナ
お疲れ様です
こちらはぬぬぬで挙げられていた
『ぼくのぬいぐるみ』の
兄弟作となってます
1~2話はぬぬぬの『ぼくはぬいぐるみ』を見てください
えぇと、1つご忠告です!
こちらの作品、需要ないなと思ったら
切ります
切る時はきちんと言いますのでご安心を!
またコメント等でもう大丈夫ですと言っていただいてもOKです
そしたら即切りますので
遠慮せず言ってください!
気付けばそこはまた暗闇
身体が固くなった気がしてぐっと伸びる
その時感じた違和感
何だろうと思い見てみると
at
俺の手は、人間の手だった
その手で顔を叩いてみると
ぺちんと音がしたから
恐らく顔も人間
どういうことか少し困惑していると
『こんにちは』
at
俺達をぬいぐるみとして送り込んだ
あの女神とやらの声
『どうですか?』
at
恐らくぬいぐるみ生活の事だろう
聞きたいことは山のようにあるが
at
at
少し皮肉めいて言うと
多分機嫌を損ねたんだろう
顔が見えないから分かんないけど
『嫌味ったらし』
ぽつっとそんな呟きが響く
at
『別にっ、』
『無力ですいませんねっ』
その言葉がちょっと引っかかった
形はあんなんでも女神さんなりに
俺達をみんなの元に戻してあげたかった
その出来る精一杯があれって事か
at
『何でしょう!?』
明らかに嬉しそうな声を上げる女神
何でかはわかんねぇけど
話し相手いなくてつまんねーのかな?
at
『あんたじゃありませんっ!』
あーめんどくせぇな
at
at
『いいえ、行ってません』
at
『嘘じゃにいです』
at
『うるしゃいっ!!』
え?照れてる?
変な奴だなー
at
『それは別の女神です』
at
at
『女神は大体1人に1人付いてます』
『まぁ、つかない方もいますが』
at
どーゆーシステム?
at
『そんな事、言わないでよ………』
………………ん???
『とにかくっ!!』
『貴方は今後どうしたいですか?』
at
at
at
『それは本心…………?』
at
at
at
『なら願うことです』
at
『星に願いをって言うでしょ?』
『話がしたい、役に立ちたい』
『元に戻りたい気持ちを』
『星に祈り、願うのです』
at
とんだ迷信紛いのことを言うな
新手の宗教でも言わないぞ
『その顔、信じてませんね?』
at
『それならそれで結構ですが』
『ただのぬいぐるみに戻っても』
『知りませんからね?』
at
at
『さぁ、もう起きる時間ですよ』
at
at
ak
女神とやらを追いかけたつもりが
目の前にはくまの顔面
at
ak
at
akにぺしっと頭を叩かれる
でも相手はぬいぐるみ、痛くは無いが
つい反射的に声が出てしまう
ak
ak
at
ちくしょーーー!!
毎朝のハグやちゅーを楽しみにしていたのにっ!!
女神めっ、恨むぞ
ak
なんて言いながらけらけらakは笑う
at
ak
ak
そう言いながらまだ寝転がってる俺を
akは手を引きずるずるとリビングへ引きずって行った
毎日のルーティン
それはみんなが外出した後
バレない程度に片付けや掃除をする事
明らさまにし過ぎたら怪しまれるから
つってもぬいぐるみだから限界はあんだけどね
ak
at
ak
at
まぁ所詮ぬいぐるみ
何をするにも時間がかかる
ak
その場にぺたんと座ったakの隣に
俺もごろんと寝転がる
at
ak
at
ak
ak
at
at
するとakは嬉しそうに笑って
いや、ぬいぐるみだから表情無くて多分だけど
ak
ak
ak
ak
俺を見てそう言うakは
笑い声を交えながらも満足そうだった
at
そう尋ねるとakは不思議そうに首を傾げた
ak
ak
ak
ak
ak
ak
akの言うことはごもっともだった
なのに自分は非現実的過ぎて目を背けてしまった
この現状自体、非現実的なのに
ヤケになってる訳でもない
本当に戻りたい気持ちが
akをそう動かしてるんだ
at
ak
at
ak
ふふっと笑っていると
鍵ががちゃんと開く音がして
俺達はすかさずくたん、とその場で寝転んだ
するとドアの方から疲れたーと嘆く声
ak
ak、声が聞こえないからって嬉しそうに返事して
するとprの前をとたとた走るのは
akの愛息子のtg
でもその顔はどことなく悲しげ
akもそれに気付いたらしく
ak
伝わらなくとも自然と出る、優しい声
するとtgはprに許可をもらい
ぱぱ、と助けを呼ぶような声で
俺とakを抱きかかえ
寝室へと入っていった
実はね、とtgはこの日あった保育園での出来事を
拙いながらに話してくれた
ktyは悪くないのに
ak
俺達はキモいのかな
ak
胸を張ってそう言ってあげたいけど
akの言葉には少し後ろめたさを感じた
その気持ちは痛いほどわかる
実際幼稚園児なんて
男にままと言ったらキモいって思う単純な思考回路の持ち主だ
でも否定も出来ない
ak
ak
ak
そう話すakの横で
俺は一生懸命祈り、願った
akの言葉が、思いが、願いが
tgに届きますように…………
あれからどれくらい時間が経ったかわからない
at
tgの話を聞いてから胸騒ぎが止まらない
ktyは優しい子だ
衝動的とはいえ相手にしてしまった事
思い詰めてなきゃいいが…………
ak
相当そわそわしてたんだろう
akの優しい声が響く
その時玄関から音がした
at
本当は走って迎えに行きたいとこだが
必死に堪えここに来てくれることを待った
程なくしてktyがやってきて
俺をぎゅっとするなり泣きながら謝った
それは1回だけではなく
何度も何度も
ごめんなさいと呟いた
at
ktyに届きますように
そう祈りを込め優しく聞くと
恐らく偶然なのだろうが
ぱぱとの約束を破ってしまったと
会話をしてくれた
at
覚えている、3つの約束
悪口を言わない、叩かない
そして
ありがとうとごめんなさいを言う
at
at
at
するとまた俺の質問に返すように
ごめんなさいする前と
ごめんなさいをしたら
ままがありがとうって言ってくれた
何でだろうって、言ってくれた
at
俺は胸が痛くなった
辛かったろう、mz
そう言われてしまっているのは
俺のせいでもあるのから
at
at
at
at
たまたま重なっていた手
ktyの前では動けないけど
下にある愛息子の手を握れるように
想いを込める
at
するとまた俺の声が聞こえたかのように
ktyは眠れない、と
リビングに足を向けた
リビングから漏れてくる声
話の内容に俺は
胸が掻き乱される様だった
そんな事言わないでくれ…………
ただそれも、言えなかった
こんなにも愛する人が悩み苦しんでいる
自分がこんなになってしまったせいで
at
出るはずもない涙を
必死に堪える
次第に強まるktyの腕で
漸く自分の立場を理解した
今俺がすべき事、それは
at
at
at
at
at
at
なぁ女神様、そこにいるんだろ?
ktyに俺の言葉を、この想いを
俺の力を彼に授けてくれないか?
それが伝わるように
俺は必死に祈り、願い続け
布団に潜る愛息子の小さな頬を
優しく撫でた
コメント
2件
やった!この作品めっっちゃ好きなので続き出て嬉しすぎますぅ!!!
待ってました!! この作品も好きなので更新ありがとうございます!!