迎えた決勝戦
こうき
よし、あとは自分の全力を出すだけだ
しんいち
こうき頑張れよ!
しゅんすけ
頑張れよ!
けんと
がんば!
母
がんばって!
父
勝て!
こうき
おう!
とは言ったもののこうきの右足の靭帯はもう動かすことさえ難しかった
こうき
うっ!
こうき
いや、これを我慢してここまできたんだいまさらこんな痛みなんてことない!
こうき
よし!いくか!
決勝戦が始まった
相手はこうきより10センチもの差がある選手だった
だがこうきは攻め続けた
そして時間切れになり勝敗は判定へ
しんいち
赤が上がればこうきの勝ちだ
しゅんすけ
ここまできたんだ頑張れこうき!
こうき
はぁはぁはぁ
主審
判定!
全員が赤をあげた
しんいち
うぉぁぁぁぁ!こうきの勝ちだーーー!
しゅんすけ
やったー!
けんと
やったぞこうきー!
母
あなたやったわ!
父
ああ!こうきが勝ったんだ
こうきは試合場で泣いていた
こうき
俺が…俺が勝ったんだ…
こうき
これが俺の柔道だったんだ
これはとある柔道部の柔道に人生をかけた男の話
これはフィクションです
ハートが200こえたらこうきの高校生になった話を出そうと思います