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ーーとうとう学校にも、全部知られてしまった。 でもそれで終わりじゃなかった。むしろ、そこからが本当の悪夢だった。
私は1か月ぶりに学校に来た。
朝の教室。 ざわざわとした空気の中、クラスメイトたちがひそひそ話をしている。
ユイ
マリン
クラスメイト
ユイ
マリン
私は俯いて席に座っていた。全部、本当だけど…こんな広まり方を望んだわけじゃない
ドアが開き、レンが入ってきた。
クラスメイト
マリン
ユイ
レンは俯きながら、自分の席に向かう。けれどその途中で私の机の横に立ち止まった
レン
ミカ
レン
ミカ
レン
教室の空気が一気に凍りつく
マリン
ユイ
レン
レンの叫び声が響き渡り、クラス中がざわつく。 その目に狂気じみて、私は思わず後ずさった。
放課後。 私は母と一緒に職員室へ呼ばれ、担任と話していた。
担任(妻持ち)
母
担任(妻持ち)
私はその言葉に不安を覚えた。”居場所をなくしたレン”は、これからどうなるのだろう
その夜。 部屋の窓に、カツンと小石が当たった。 心臓が跳ね上がる。恐る恐るカーテンを開ける。 暗がりに人影が立っていた。
レン
月明かりに照らされた目は、もう理性を失っていた