テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

オペラ

イルマ様の方がよっぽとマシです

マーラ

あ?

イルマ

え?

オペラ

マーラ様は人から言われた頼み事は断らないんです

イルマ

え、僕と一緒...

マーラ

お前と一緒にするな

マーラ

私は自分の意思で受けているんだ無理なものは無理というし

マーラ

お前はただ断れないだけだろ

イルマ

うっ

オペラ

なんでも受け入れる貴方の方が酷いです

オペラ

それと、思い込みが激しいところも直しなさい

マーラ

激しくない

オペラ

激しいです

オペラ

私は貴方のことを大事な子だと思っていますが恋愛感情はありません

マーラ

大事だというなら私のことが好きということだろうが!

オペラ

好きにも種類があります

オペラ

これだけは覚えておいてください

オペラ

好き=貴方が必要というわけではありません

マーラ

は?

オペラ

好きは想いです

オペラ

その言葉で相手を縛るものではありません

マーラ

意味がわからん

オペラ

好きと言われたからと相手に尽くさなくてもいいという意味ですよ

オペラ

焦らなくても、貴方の居場所はきっと見つかります

オペラ

誰かに依存しなくとも、貴方を必要としてくらる人は自然と現れます

オペラ

私の願いは、貴方が自由に生きてくれることです

マーラ

…焦らなくてもいい…?自然と…?

マーラ

捨てた奴がよく言うな

オペラ

………

マーラ

お前に信じてきた奴らから2度も捨てられる気持ちなんて分からないだろうが

マーラ

出ていく

イルマ

あっ!マーラさん!

オペラ

…そうですね、私では説得力がありませんでした

オペラ

…ッッッ

イルマ

オペラさん?!

イルマ

どうしたんですか?!胸が苦しいんですか…?!

イルマ

今すぐおじいちゃんを…

オペラ

…問題…ありません

オペラ

先程も…言ったでしょうマーラ様の一族との契約を…

オペラ

破ればこのように心臓に負荷がかかる

オペラ

…暫くすれば治まります

イルマ

オペラさんまで…

オペラ

私は軽いものです

オペラ

ですがサリバン様はもっと強力なもの

オペラ

私の言葉などでは心に傷を負ったマーラ様を慰めることは出来ません

オペラ

私は心配なのです

オペラ

彼女が何処の馬の骨かも分からない悪魔に好意を寄せられたからとすぐに結婚までしてしまいそうでイラ

イルマ

そこ?!

オペラ

あの方は捨てられた経験から自分を必要としてくれる人に依存する傾向がある

オペラ

必要とされるならなんでも受け入れてしまう

イルマ

……、

オペラ

サリバン様があの一族に引き渡す前のマーラ様であれば、サリバン様から死ねと言われれば平気で死んでいたでしょう

イルマ

っ!!

オペラ

今は魔王になるという目標と、我々に復讐することが第一で、昔と比べると可能性は低いですが

オペラ

依存する相手を見つけてしまった場合、野望を見失った場合、何をしでかすか分からない

オペラ

好きな殿方でも見つかればどうなるんでしょうか

オペラ

その相手がイルマ様なら好都合なんですがね

イルマ

えっ?!//

イルマ

いや、多分絶対ないです

オペラ

無理を承知でお願いしたいのですが

オペラ

マーラ様ともオトモダチになって頂けませんか

イルマ

もちろんです!//

オペラ

…!!

オペラ

あんな生意気娘を?気難しくてプライドが高い勘違いばかりするマーラ様を?

イルマ

オペラさんが言ったんじゃないですか、💧‬

オペラ

本当に承諾してくださるとは思いませんでしたから

イルマ

僕、マーラさんのことは嫌いじゃないし、むしろ尊敬してるんですよ

イルマ

それに話を聞いて、烏滸がましいけど、僕に似てるなって思って

イルマ

両親に売られて、この魔界に来て、大事な居場所になって

イルマ

この居場所が失うと思うと、本当に怖い…

イルマ

だからマーラさんの気持ちも分かります

オペラ

…イルマ様

イルマ

同じ経験をしている僕だから理解できるし、僕の気持ちも理解して欲しい

イルマ

願うなら、問題児クラスが、マーラさんの居場所になって欲しいです

イルマ

僕はその手伝いをしたい

オペラ

…ありがとうございます笑

マーラ

(やっぱりあいつも私のこと必要じゃないんだ…クソ)

マーラ

(なんか説教されたし…)

マーラ

(私は必要とされるなら、誰だって着いていってやる…必要ない悪魔なんて、生きる価値ないんだから)

マーラ

(またあんな想いをするくらいなら、なんだって…)

数日後

イルマ

ーーーーー笑

アスモデウス

ーーーー笑

クララ

ーーーーー笑笑

イルマ

(みんなで遊ぶの、楽しいな笑)

イルマ

(…マーラさんは今、何してるんだろう)

イルマ

(あの契約がなかったら、マーラさんも家に呼びたかったのに…)

イルマ

(…元気にしてるかな)

マーラの家

マーラ

……(また、ご飯これだけ…)

マーラ

(毎日律儀に3食あるが、こんなの、あいつらの余り物じゃないか…)

マーラ

(腹が満たされるわけでもない)

マーラ

(飯を出す以外は私を空気扱い)

マーラ

(クソみたいな家…)

マーラ

(クソみたいな…私…)

マーラ

…………

学校

アスモデウス

イルマ様ァ力の加減はいかがでしょうか笑//

クララ

お菓子、食べる?笑

イルマ

アリスお茶くれ

アスモデウス

!!//

アスモデウス

はい!笑//

リード

どうなってんだ?あれ

ジャズ

イルマくん…だよな

エリザベッタ

いつもと様子が違うわね、

ガープ

うん

アルケロ

天誅雲泥の騒ぎ

サブロ

うむあの貫禄!

サブロ

流石うぬのライバル!笑

マーラ

………

クララ

イルマちお菓子!笑

リード

クラリンクラリンー

リード

どゆこと?

クララ

えっとー

アスモデウス

間違いない

アスモデウス

イルマ様は悪周期に入られたのだ

リード

あぁ

リード

なるほど悪周期か

クララ

そうみたい

イルマ

クララ

クララ

イルマ

寒い

イルマ

ここ

クララ

えっ!//

?!//

クララ

え、えっと…///

イルマ

腕を引っ張る

クララ

プシュー/////

リード

おぉー!マジか!

カムイ

あれは!私が夢にまで見たシチュエーション!///

イルマ

なんだよ

イルマ

見せもんじゃねぇぞ

ジャズ

いやどう見ても見せもんだろ

マーラ

悪周期ってあそこまで人を変えるんだな

リード

マーララちゃんなったことないの?

マーラ

ない

リード

じゃあもうすぐかな

マーラ

あいつのあの姿…腹が立つ

ジャズ

やべぇなイルマくんの悪周期//

リード

いつもはお花が飛んでるけど、今は黒い羽が舞ってる感じ

ガープ

あぁわかるでござる

アスモデウス

流石イルマ様!これぞまさに王の風格!😭

ジャズ

とにかく、刺激しないでそっとしておこ…

ダン!

ジャズ

ちょっ言った矢先に!

マーラ

これが王の風格だと?

マーラ

ただ調子こいてるだけじゃないか

アスモデウス

なんだと貴様!‪💢

マーラ

女男侍らせず孤高の位置にいるのが王だろ

アスモデウス

いいや!多種多様な種族を束ね、配下にし、信頼を得てこそ王だ!

マーラ

配下は必要だ

マーラ

だがこんな距離感はおかしい

イルマ

なんだ?お前も膝に乗りたいのか

マーラ

あ?‪💢

イルマ

悪いがクララの方が温かいんでな

マーラ

…っ‪💢‪💢

リード

あーあ自分で仕掛けたのにプンプンしてる

ジャズ

毎回のことながらな

エリザベッタ

そこが可愛いんじゃない笑

マーラ

ズカズカ

リード

おいこっちに来たぞ

ガープ

鬱憤をこちらで晴らす気なんじゃ

ジャズ

おい逃げるぞ

マーラ

腕を引っ張る

リード

よし!今のうちに離れるぞ

ジャズ

卑怯者共〜!

マーラ

座らせる

ジャズ

え?何?

マーラ

膝の上に足組んで座る

マーラ

フンお前なんかよりこいつの方が座り心地いいから

アスモデウス

ガキか!

ジャズ

重いんだけど〜

マーラ

あ?睨

ジャズ

なんでもないです

ジャズ

(もうヤダこいつ😭)

リード

いいなァジャズのやつ

カムイ

クッ羨ましいっ

イルマ

………

リード

イルマくんもどう反応しようみたいな顔になってんじゃん

イルマ

クララの温かさには負けるだろ

ジャズ

確かにマーラちゃんの体冷たいよな

ジャズ

さっきから冷気すごいし

マーラ

お前は私の味方しろよクソジャズ💢

ジャズ

クソじゃねぇし!!

マーラ

お前だって座り心地悪いし冷てぇんだから我慢してるこっちの身にもなれ

ジャズ

勝手に椅子にしてきたのそっちなのに酷くね?!

マーラ

クソ寒い

マーラ

上着よこせ

ジャズ

…え

マーラ

元の席に座る

リード

なんか機嫌戻ったな良かった良かった

ガープ

良い犠牲であったぞ

リード

ナイス犠牲👍

ジャズ

誰も止めないのな?!

カムイ

当然です

リード

マーララちゃんの方が優先だろ美人でかっこいいし

ジャズ

うっ

リード

それにジャズだってなんも抵抗しないでされるがままじゃん

ジャズ

いや、もう慣れた…

ジャズ

バトラでもさぁ、先輩達もマーラちゃん甘やかすし、同じ学年は尊敬と畏敬の念の籠った眼差しで見てるし

ジャズ

俺も別に嫌じゃねぇしで

リード

あははっ笑

アスモデウス

イルマ様毛布です笑

アスモデウス

ここは隙間風が通りやすいですからね笑

イルマ

寒い…上に臭くないか?

イルマ

それとアリス

アスモデウス

はい!笑✨️

イルマ

それはマーラに渡してやれ

アスモデウス

え、

アスモデウス

クッ

アスモデウス

イルマ様の寛大な心に感謝するんだな

マーラ

さっさと渡せ

マーラ

奪い取る

リード

あれ意外

ジャズ

自分が欲しいもんはなんでもいいんだろ

モブ生徒

よっと近くて助かるぜ

モブ生徒

あとはあいつらにさせておけばいいからな笑

モブ生徒

おぉいたんだアブノーマルクラス

モブ生徒

いつも通り、適当に処理頼むわ

アスモデウス

貴様ら、誰に口を聞いている?

モブ生徒

やっべアスモデウスだ!

モブ生徒

じゃ、じゃあな

ジャズ

あらら今日も大量だな

リード

全く、ごみ捨て場まで行くのが面倒だからってこんなところに置いちゃってさ

アルケロ

怠慢防振

マーラ

クソくさ

ガープ

管理員さんもまだこないし、拙者らで捨てに行くでござる

ジャズ

イルマくんが消してくれた落書きも、増えてきたなぁ

リード

まっもう慣れちゃって気にもならないけど〜

エリザベッタ

ふふ笑

イルマ

ラファイア

っ?!

アスモデウス

✨️✨️

マーラ

……チッ

サブロ

派手だなぁ笑

イルマ

気に入らねぇな

イルマ

ここは俺のクラス、俺のテリトリーだ

イルマ

悪魔にとってランクは重要

イルマ

このクラスは上ランクもいる

イルマ

にも関わらずこの扱い、根本的に舐められている

イルマ

…決めた笑

イルマ

俺はこのぼろ教室から城に移るぞ笑

クララ

お城?

アスモデウス

おぉ!✨️✨️

アスモデウス

イルマ様!ついに学園の統治を!✨️

次回♡6

捨てられたあの子は...

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

330

コメント

5

ユーザー

続き待っています!

ユーザー

初コメ失礼します!一気見しました!続き待ってます! 参加ってできたりしますか?

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚