クラッシック音楽が静かに響き渡る カフェの窓際で頬杖をつく私
窓越しに通りゆく人々の流れを 目で追っていると
本能的に1人の男性に目が止まった
その男性は周りとは違う空気を まとっており
瞬時にこれが運命なのだと悟った
そして私は立ち上がり…
沙紀
奈……
沙紀
葉奈!!
葉奈
へ!?
葉奈
な、なに?
沙紀
もー
沙紀
また妄想癖でてんじゃん
葉奈
あ、ごめん…
葉奈
治そうと思ったんだけど、
つい…
つい…
沙紀
オタクも程々にしないと
沙紀
あんた一生独身だよ??
葉奈
それは重々承知の上でございますです……
沙紀
はぁ
沙紀
仕方ない
沙紀
こうなったら合コンだ!
葉奈
え?
葉奈
いやいやいや
沙紀
なに?
葉奈
なにって
葉奈
私はオタクだよ??
沙紀
だから?
葉奈
オタクに恋は無理でしょーー
沙紀
あのさぁ、
沙紀
葉奈は結婚したくないの??
葉奈
それは……
葉奈
したいよ
沙紀
葉奈の夢は素敵な王子様と結婚して
沙紀
幸せになる事でしょ??
葉奈
…うん
葉奈
っでも
葉奈
私なんかを相手にしてくれる人なんて居るのかな
葉奈
人と話すの苦手だし……
沙紀
それについては安心しなさい
葉奈
???
沙紀
私が合コンで葉奈のフォローするから
葉奈
ホント!?
沙紀
もちろん~
沙紀
だーかーら
沙紀
一緒に合コン行こ?
葉奈
うん!
葉奈
お心強いです沙紀様〜♥
沙紀
その…それが
葉奈
ん?
沙紀
今日なんだよね
葉奈
え?
沙紀
これから
葉奈
葉奈
えっーーーーーー!!
つづく







