TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テレビ

次のニュースです

アナウンサーはカンペを見つつ、今にも動揺しそうな声でこう言った。

テレビ

現在北部アバイブス州にて

テレビ

正体不明の生き物がおよそ100種類見つかっています。

モニターが画面いっぱいに映った。

そして、モニターの中の中年女性が語りだす。

モニターの中の女性

私の夫もこの謎の生物に襲われて、亡くなりました。

リポーター

その生物の正体は見ましたか?

モニターの中の女性

見たけど、覚えていないんです。

モニターの中の女性

多分そういう、能力?といいますか異質な、個性なんだと思います

モニターの中の人が切り替わる。

テレビ

また、こんな人も...

リポーター

謎の生物についてどう思いますか?

モニターの中の男性

怖すぎて、外に出るのもやっとで...

モニターの中の男性

外に出るのは1ヶ月に5回くらいになっちゃったんですよね

モニターの中の男性

ノイローゼになるかと思いました。

モニターの電源が切れ、スタジオの様子が映る。

そして、スタジオの人たちが話し出す。

その瞬間…

プツン!

テレビの電源が切れる。

???

どれもこれもこんなニュースばかり

???

面白くないものだ。

???

もっと面白いニュースはないのか?

謎の男は愚痴を連ねながら、大きな荷物を背負った。

???

行くか

男はそう言いながら、暗闇の中で姿を消した。

第一話

悪夢

ッ!!!!!!

どうしたの?汗だらけだけど

なっ何でもない!

また悪い夢見たの?

なんで分かるの

だって、一昨日からずっとそうやって言ってたじゃない

悪夢見すぎて寝たくないって

そ、そんなこと言ってたってけなあ…?

とにかく、朝ごはん冷めちゃうから

はーい…

いってきまーす

俺の名前はたける。

ごく普通の中二

ん、お母さんから電話だ

中学校は、それなりぼちぼちと楽しんでる。

通話終了

通話
00:58

えっ!?

お弁当忘れてる!?

あと3日で一学期も終わる。

遅刻しちゃうーーーーー

そろそろ進学先も決めなきゃかなあ

いや、まだ早いか

ガチャ

はぁ…はぁ…

あんたねえ…

はい、お弁当

ありがとう

まあ学歴はいいし?

成績もトップ

だから志望校に合格できるといいな

全力ダッシュ!!

奏太

あ、おはよー

はぁ…おはよう

こいつの名前はそうた。

幼馴染で

部活も合わせるほどの仲。

奏太

お前、昨日のゲームの約束忘れてただろ?

えっ?

奏太

はい、罰として昼ごはん抜き

オカンじゃあるまいし

そうやって話しながら歩いていたら…

!?!?

えええええええ

奏太

ん?どした?

左!!

奏太

えええええ

その方向を見ると…

なんでリンゴが飛び跳ねてるの??

奏太

あぁ、あの形見てみ?

ん?

えーっと

奏太

うさぎ切りされてるから、飛び跳ねてるんだよ

奏太

https://stock.adobe.com/jp/images/%E3%81%86%E3%81%95%E3%81%8E%E3%81%AB%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%82%93%E3%81%94/484597271

素材元のリンク貼るなよ

メタいな

えってかなんでお前そんなに冷静なんだよ???

奏太

昨日のニュース見なかったの?

奏太

11時緊急アラートみたいな感じで放送されたやん

あー多分その時寝てるわ

奏太

健康だな、中学生のくせに

今成長期だから

夕方の5時には寝る準備

奏太

ぐっすりやめろ

奏太

あれ捕まえると、200円もらえるんだよ

懸賞金?

の割には安いな

奏太

まあ捕まえるだけ得

そう言いながらそうたは帽子でリンゴを捕まえた。

うさりんご

きぷええええ

うわっ鳴いた

奏太

食べ物が喋ると食欲失せるな

うさりんご

ぷええええ…

こいつ名前何?

奏太

うさりんごだよ

名前の捻りないな

うさりんご

ぷえっ、ぷえっ、ぷええええ!!

奏太

意外と美味いんだよ

え、食わないよな?

奏太

食べない食べない

奏太

でも家帰ったら虫取り籠に入れて育ててみようかなあ

そう言いながらそうたはうさリンゴをポケットの中に入れた。

奏太

こいつ、たまに噛んでくるんだよ

へぇー…

あっ!

もう時間だ!!

早く学校行かないと

奏太

えっまじ?

奏太

ヤバーイ遅刻だーーー!

〜3時間目の休み時間〜

なあなあ、うさリンゴ見せて

奏太

え、いいよ

そういうと、そうたはポケットを探り、りんごを取り出した。

奏太

はい

うさりんご

ぷっ

うさりんご

きぷええええええ…

力のない声で威嚇した。

ちょっと可愛そうになってきたよ

自然に返そうぜ

奏太

うーん、じゃ餌あげるか

奏太

何食べるんだ?

わかんないけど、うさぎだから雑食じゃない?

奏太

そういえば行く途中、木ノ実いっぱいあったから取ってきたんだよ

そうたは自分にポケットの中を見させた。

うわっ

あと二粒入れば零れそうなぐらいに木ノ実が詰まっていた。

奏太

こんなに食えるかなあ…

奏太

ていうか、

ん?

奏太

口って、どこ?

長い沈黙が走る。

まあ、

きのみを差し出せば、

そっちに口が向くだろ(適当)

奏太

はい

うさリンゴの前に木ノ実を差し出した。

すると、うさリンゴの【どこか】が木ノ実の方を向き、かじり始めた。

うわっ、気持ち悪…

その【どこか】は本当にどこなのか言えばいいのか分からない場所だった。

人間の言葉で表せるところじゃないのはわかった。

奏太

そこから食べるのかよ

木ノ実を20個ほど食べたあと、こう言った。

うさりんご

きぷぇっ!

うさりんご

すぴー

あれ、寝た?

うさりんご

ぐー

奏太

まあ、多分

うさりんご

ずずずずず

こういう奴が寝るところ、漫画でもあんまり見ないけどなあ

〜六時間目終わり〜

奏太

なあそろそろ部活行こうぜ

今日監督休みじゃなかったっけ

奏太

まじ?

ていうかちょっと静かにして

奏太

えっ、なんで?

いいから!

ドアの方に耳を傾けた。

教員1

あの子にはつらすぎる現実です

教員2

でも、伝えなくてどうするんだ

教員3

まさかああなるとは思いませんでしたよ

教員3

面談した時、とても親切でしたから

教員3

こういう人から[死んでいく]なんて…

教員2

教師を16年続けてきましたが、初めての事態だ…

教員1

そう、【武】くん…

っ!

教員2

言ったら、あの子の身にどんな影響を滅ぼすかが問題…

教員3

まさか…

教員3

あの子の母親が、殺害事件でなくなるなんて…

っ!!!

驚きすぎて、声も出なかった。

あ………あ……

教員2

ん?誰かの声がしませんでした?

教員1

生徒はもう全員部活に向かってるはずですよ

教員2

じゃあ気のせいか?

しばらく動けなかった。

必死に、冷静にしようと頑張った。

そうたを手招きし、さっき聞いたことを話した。

俺の母親が、死んだ?み、みたい…

奏太

えっっ!?!?

そっそっそれで、

動揺を隠せなかったが、一瞬現実を見た。

あ、その前に部活行かなくちゃだ、な?

奏太

え、でもさっきのはな

いいから行こう!!!

先行ってるわ!!!!

〜部活終わり〜

奏太

さっきの話の続き、なんだったんだよ?

あー…

もう話す意思はなくなっていた。

別の話題にしようぜ、暗い話題は…

奏太

お、おう

この日の帰りはずっとあの時のことが頭を巡っていた。

だから、上の空の返事をしていた。

奏太

昨日さ、わんこ大平和でさ、

奏太

超激レア手に入れたんだよ、

奏太

めっちゃうれしーー

あー、うん

奏太

こんどスケボー乗るゲームあるから、一緒にやらね?

あー、いいよ

奏太

今度さ、お前の家行ってもいい?

そうだね

奏太

奏太

じゃあ、お前の家にパソコン持っていくわw

へーすげー

奏太

こんな会話が続いて、最後のじゃあね以外ほぼ会話していなかった。

がちゃ

ただいまー

誰もいないのに、そう言った。

もうお母さんは帰ってこない

一人だけの空気を感じた。

そして、

誰もいないリビングを見渡す。すると…

後ろから気配を感じ、ふと振り向く。

うっうわっ!

そこには

おかえり

母が立っていた。

この作品はいかがでしたか?

33

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚