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テレビ
アナウンサーはカンペを見つつ、今にも動揺しそうな声でこう言った。
テレビ
テレビ
モニターが画面いっぱいに映った。
そして、モニターの中の中年女性が語りだす。
モニターの中の女性
リポーター
モニターの中の女性
モニターの中の女性
モニターの中の人が切り替わる。
テレビ
リポーター
モニターの中の男性
モニターの中の男性
モニターの中の男性
モニターの電源が切れ、スタジオの様子が映る。
そして、スタジオの人たちが話し出す。
その瞬間…
プツン!
テレビの電源が切れる。
???
???
???
謎の男は愚痴を連ねながら、大きな荷物を背負った。
???
男はそう言いながら、暗闇の中で姿を消した。
第一話
悪夢
武
母
武
母
武
母
母
武
母
武
武
俺の名前はたける。
ごく普通の中二
武
中学校は、それなりぼちぼちと楽しんでる。
母
通話
00:58
武
武
あと3日で一学期も終わる。
武
そろそろ進学先も決めなきゃかなあ
いや、まだ早いか
ガチャ
武
母
母
武
まあ学歴はいいし?
成績もトップ
だから志望校に合格できるといいな
武
奏太
武
こいつの名前はそうた。
幼馴染で
部活も合わせるほどの仲。
奏太
武
奏太
武
そうやって話しながら歩いていたら…
武
武
奏太
武
奏太
その方向を見ると…
武
奏太
武
武
奏太
奏太
武
武
武
奏太
奏太
武
奏太
武
武
奏太
奏太
武
武
奏太
そう言いながらそうたは帽子でリンゴを捕まえた。
うさりんご
武
奏太
うさりんご
武
奏太
武
うさりんご
奏太
武
奏太
奏太
そう言いながらそうたはうさリンゴをポケットの中に入れた。
奏太
武
武
武
武
奏太
奏太
〜3時間目の休み時間〜
武
奏太
そういうと、そうたはポケットを探り、りんごを取り出した。
奏太
うさりんご
うさりんご
力のない声で威嚇した。
武
武
奏太
奏太
武
奏太
そうたは自分にポケットの中を見させた。
武
あと二粒入れば零れそうなぐらいに木ノ実が詰まっていた。
奏太
奏太
武
奏太
長い沈黙が走る。
武
武
武
奏太
うさリンゴの前に木ノ実を差し出した。
すると、うさリンゴの【どこか】が木ノ実の方を向き、かじり始めた。
武
その【どこか】は本当にどこなのか言えばいいのか分からない場所だった。
人間の言葉で表せるところじゃないのはわかった。
奏太
木ノ実を20個ほど食べたあと、こう言った。
うさりんご
うさりんご
武
うさりんご
奏太
うさりんご
武
〜六時間目終わり〜
奏太
武
奏太
武
奏太
武
ドアの方に耳を傾けた。
教員1
教員2
教員3
教員3
教員3
教員2
教員1
武
教員2
教員3
教員3
武
驚きすぎて、声も出なかった。
武
教員2
教員1
教員2
しばらく動けなかった。
必死に、冷静にしようと頑張った。
そうたを手招きし、さっき聞いたことを話した。
武
奏太
武
動揺を隠せなかったが、一瞬現実を見た。
武
奏太
武
武
〜部活終わり〜
奏太
武
もう話す意思はなくなっていた。
武
奏太
この日の帰りはずっとあの時のことが頭を巡っていた。
だから、上の空の返事をしていた。
奏太
奏太
奏太
武
奏太
武
奏太
武
奏太
奏太
武
奏太
こんな会話が続いて、最後のじゃあね以外ほぼ会話していなかった。
がちゃ
武
誰もいないのに、そう言った。
もうお母さんは帰ってこない
一人だけの空気を感じた。
そして、
誰もいないリビングを見渡す。すると…
後ろから気配を感じ、ふと振り向く。
武
そこには
母
母が立っていた。