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あいうえお
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#悲しい
白狐@活動復活
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#恋愛
『お餅』🌹
965
雪雫交差点での事故発生から一週間後、宮本邸にて
宮本有紗
正座をして、義父と向き合う
喪失感と圧力が波のように押し寄せ、息が詰まってしまいそうだ
宮本裕司
宮本裕司
宮本裕司
義父の深いため息が心をゆっくりと蝕む
宮本裕司
宮本裕司
宮本裕司
宮本有紗
あの時、あの一瞬だけ脳の彼方に追いやられた言葉をゆっくりと口にする
宮本有紗
宮本裕司
宮本裕司
宮本裕司
目の前に差し出された書類を見て全身が震えた
宮本有紗
宮本有紗
宮本裕司
宮本有紗
宮本有紗
その後私は義父の車に半ば無理矢理乗せられ、役所に向かっていた
そのはずだった
宮本裕司
宮本裕司
宮本有紗
宮本裕司
宮本裕司
私は信号で停まっている隙に勢いよく車を飛び出し、全力で走った
宮本有紗
宮本有紗
宮本有紗
宮本有紗
食べ物、飲み物、薬
財布の限界が来るまで買った
宮本有紗
気づかれないように、そっと呟いた
しかしその言葉に誘われた涙が頬を伝い、何者かに見られてしまった
優しそうな女性
宮本有紗
宮本有紗
「逃げて」ここにやってきたせいか、人の声が何倍も恐ろしく感じられる
しかし声の主は義父ではなかった
優しそうな女性
優しそうな女性
宮本有紗
宮本有紗
優しそうな女性
優しそうな女性
優しそうなその女性は、目を細めて笑った
優しそうな女性
優しそうな女性
優しそうな女性
優しそうな女性
絶望の中に差した光に、縋ろうともしない人間はいない
宮本有紗
私は女性についていった
私はコンビニでの用を済ませた後一台の車に案内された
私の力の影響は及んでいないようだった
宮本有紗
優しそうな女性
優しそうな女性
宮本有紗
優しそうな女性
優しそうな女性
宮本有紗
宮本有紗
優しそうな女性
優しそうな女性
女性が何か言いかけたその時、緑を切り拓くように大きな建物が姿を現していった
宮本有紗
優しそうな女性
優しそうな女性
それは家というより、城だった
どんな学校やショッピングモールより遥かに大きい
私は目を奪われてしまった
優しそうな女性
それが、最後だった
同時刻
私はニュースアプリを開いて好きな歌手の情報を得るため画面をスクロールしていた
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
記事を読み進めると、犯人は髪を団子の形に結えた三十代か四十代くらいの女で大きなイヤリングと赤いドレスが特徴らしいということがわかった
陽菜
陽菜
陽菜
翌日、学校にて
歴史教師
歴史教師
その時、校内放送のチャイムが鳴った
先生が話すのをやめ、放送に耳を傾けるよう手で生徒に合図する
校内放送
校内放送
校内放送
その言葉に、クラスメイト全員が凍りついた
先生でさえ、一瞬落ち着きを失ったかのように見えた
校内放送
校内放送
校内放送
校内放送
校内放送
歴史教師
歴史教師
歴史教師
陽菜
杏里
ゆずは
彩乃
陽菜
ゆずは
彩乃
彩乃
杏里
ゆずは
陽菜
陽菜
陽菜の母親
陽菜の父親
陽菜の父親
陽菜の母親
陽菜の母親
陽菜の母親
陽菜
陽菜
陽菜の父親
陽菜の母親
私にはいつも味方でいてくれる人がいる
そのことを邪魔できる存在は一つもなかった
まだ、その時は
陽菜
課題が終わっても、することは見つからない
それが何となく嫌で、落ちつかなかった
私は杏里たちに電話をかけた
陽菜
杏里
彩乃
彩乃
陽菜
ゆずは
彩乃
彩乃
陽菜
陽菜
陽菜
私は電話であることも忘れ、姿のない彩乃に叫んだ
杏里
杏里
ゆずは
陽菜
彩乃
彩乃
ゆずは
ゆずはが退出しました
杏里
杏里
杏里が退出しました
彩乃
彩乃
私はその言葉に弾かれたように立ち上がり、通話を切って階段を駆け下りた
だが画面に求めていた姿は映っていなかった
代わりに生々しい真っ赤な文字が並んでいた
テレビ
テレビ
テレビ
陽菜の母親
陽菜
言い聞かせるように小さく呟く
私は何分も何分も、その場をうろうろし続けた
テレビ
テレビ
コメント
3件
「おいで」、もうタイトルからしてゾッとしました……。有紗さんを“助けた”優しそうな女性の正体が、赤いドレスの女だとしたら。あの「ようこそ」と「おやすみなさい」の間で何があったのか、想像するだけで背筋が冷えます。陽菜さんの日常にも少しずつ影が差し始めて、この緩やかな侵食が本当に怖い。次が気になって仕方ないです……!