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柚陽
柚陽
そして、ぼそりとなにか言った
少女
ユウキ
ただそれだけだったのに、少女の目から突然、涙がポロポロとこぼれだした
ユウキ
ユウキ
少女
ユウキ
少女
ユウキ
少女
ユウキ
少女
ユウキ
少女
少女が泣き止んでいるのを見て、ユウキはホッとした
けれど、よく考えてみたら、彼女は妹と同学年のはずだ
ユウキ
すると、少女がポツリと話しだした。
少女
ユウキ
少女
ユウキ
ユウキ
少女は黙ったままだった
少女
ユウキ
この様子だと、彼女の兄はもうこの世にいないのだろう。
ユウキは、少しでも慰めたいとおもった。
ユウキ
すると、少女は遠慮がちに入った
少女
ユウキ
少女
ユウキ
少女
ユウキ
それから数日後
少女
少女
ユウキ
少女はにこにこと嬉しそうに笑っていた。
ユウキ
少女
三十分ほどおしゃべりをして、二人は別れた
次の日に登校すると、友達の智也がにやにやしながら寄ってきた
智也:見たぞ、お前~。コンビニで女子と密会してるだろ
ユウキ
ユウキ
すると智也が、なにかを思いだしたらしく、ふいに表情をくもらせた
智也:その子、お前の事[お兄ちゃん]って呼んでるの?
ユウキ
智也:それさ、ヤバイやつかもよ
ユウキ
智也:最近、SNSで見たことあるんだ
ユウキ
智也:[かわいい妹]で検索してみ。
放課後、ユウキは早速[かわいい妹]と検索してみた
ユウキ
[知ってる?お兄ちゃん、って呼んで来る女[
[見た目は中学生くらいで、かわいらしい感じなんだよな。]
[++市にも出たってよ]
[そいつ、足を切り落とされて、死んだ状態でみつかったってよ]
[その妹ってやばくね?]
なかでも一番詳しく書いてあったのが
[親戚から聞いたんだけど、近所にある女の子が住んでて、年の離れた お兄ちゃんにいつもいじめられてたんだって。何かあって、その子の家が火事になって、皆んな死んじゃったらしい。その子だけは生きてるらしい]
[いじめられていた反動で、理想のお兄ちゃんを探して、さ迷ってるんだよ]
ユウキ
万が一、この[かわいい妹]が実在するとしても、あの少女であるはずがない
あの子は[お兄ちゃんは優しかった]と言っていたのだ
ユウキ
ユウキ
ユウキ
少女
ユウキ
ユウキ
ユウキ
アカリ
ユウキ
[じゃあ、またね]と立ち去った
アカリ
ユウキ
ユウキ
アカリ
ユウキ
ユウキ
ユウキ
アカリ
ユウキ
アカリ
あの日以来、ユウキは例のコンビニを避けるようになった
ユウキ
それを確かめてみたい気持ちはあったが、正直、会うのも怖くなってしまったのだ。
その日も注意深く歩いていると、スマートフォンがなった。アカリからの、電話だった
アカリ
ユウキ
アカリ
ユウキ
アカリ
ユウキ
アカリ
ユウキ
アカリ
ユウキ
電話は切れていた
ユウキ
ユウキ
家に帰り、リビングに行くと、あの少女が一人、ポツンと椅子に座っていた
少女
ユウキ
少女
ユウキ
少女
ユウキ
少女は、不思議そうに目を丸くして、ユウキの顔を除きこんだ
少女
少女
ユウキ
少女
少女
ユウキ
少女はだまっていた。
ユウキ
少女
ユウキ
少女
彼女は、小さな斧を握っていた
ユウキ
少女
少女が斧を振り上げた
ユウキ
その直後、ユウキの悲鳴が家じゅうに響いた
アカリが買ったお菓子を、ユウキが食べることは二度とない
なぜなら........。
あの公園のブランコに、ショートボブの少女が座っていた。
少女の体をバックハグするように、制服を着た少年の腕が包んでいた
少女
少女
少女
少年の体は、肩から、上がなかった。
ブランコの下の地面は、切断面から溢れた大量の血で真っ赤に染まっていた。
血溜りのなかには、小さな斧が転がり、鈍く光っている。
少女
柚陽
柚陽
柚陽