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君に花束は似合わない

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君に花束は似合わない

40 - ルリの過去編 昔からある思い

♥

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2025年07月13日

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ルリの過去編です( ^ᵕ^)

(꜆* 'ᵕ' )꜆ドゾ

路地裏

俺が主と出会ったのはまだ主が 小さかった頃だ

当時の俺は物心ついた時には 捨てられていた

何で自分が捨てられてたか どうか分かったかって?自分が 入ってたダンボールの中にボロボロになった首輪があったからだ

何で捨てられたか知らないし、 知ろうとも思わなかった

路地裏に放置されて何日経った だろうか…毎日ゴミ捨て場のゴミを 漁って食料を探してその日その日を 耐え忍んでいた

だが周囲には俺以外の犬…野犬が沢山いる、ソイツらに食料を奪われたり した

もういよいよ死ぬんだと…そう思った時に主と出会った

スマイル<幼少期>(前世)

…大丈夫?かなり痩せてる…捨てられて可哀想…

スマイル<幼少期>(前世)

…お父さんとお母さんに引き取って貰えないか話してみよう

スマイル<幼少期>(前世)

でもこのまま放置しちゃうのも…とりあえず持って行こう、話はそれからだ!

スマイル<幼少期>(前世)

俺が必ず助けてあげるから!

これが主との出会いだった

スマイルの家 リビング

スマイル<幼少期>(前世)

お父さん、お母さん!

スマイル<幼少期>(前世)

この犬…うちで飼えないかな…かなり弱ってて

スマイル<幼少期>(前世)

お願い!俺がちゃんとお世話するから…

俺の体は既にボロボロだった

主が両親に懇願する姿を見て俺は 純粋に嬉しかった

俺のために頭を下げてくれた主の姿は今でも忘れてない

スマイル<幼少期>(前世)

本当!?やったー!今日からここが君のお家だよ

スマイル<幼少期>(前世)

名前…どうしようかな……

スマイル<幼少期>(前世)

( '-' )ジー…

スマイル<幼少期>(前世)

(白い毛並みに綺麗な青い目…)

スマイル<幼少期>(前世)

そうだ!

スマイル<幼少期>(前世)

今日から君は…"瑠璃"

スマイル<幼少期>(前世)

その青い目からつけた名前なんだ〜!

スマイル<幼少期>(前世)

よろしくね、瑠璃!

この瑠璃って名前はとても気に入っていた

俺が持つ青い目からつけたって言った主の笑顔が焼き付いて離れない

こうして俺は主の喜ぶ姿を見るのが 大好きになった

通学路

スマイル<幼少期>(前世)

瑠璃とお散歩楽しいな〜

スマイル<幼少期>(前世)

凄いお利口さんだもんね

スマイル<幼少期>(前世)

すぐにお手とか覚えるし、むやみに吠えないし

スマイル<幼少期>(前世)

学校から帰ってのお散歩くらいしか平日は瑠璃と外に出る機会はないけど、そのおかげで毎日頑張って学校に行けるんだよ

スマイル<幼少期>(前世)

今度の休日はドックランのある場所に連れて行ってもらえるよ!そこで思いっきり走って楽しもうね、瑠璃!

毎日主の顔を見るのが楽しみだった

学校のある日は主に会えないのは 寂しかったが、帰ったらこうして散歩にも連れてってくれる

疲れてて、休みたいはずなのに 主は毎日連れてってくれた

寿命が来るその日まで主の傍に… ずっと傍で主を見守る…はずだった

いつも通り、主と散歩をしていた

主は楽しそうに学校での話を してくれた

そこに車が来た

運転手は居眠りをしていた 居眠り運転だった

主はその車が来ているのに 気づいていなかった

このままだと主が轢かれてしまう

そんな事はさせない

俺はリードの伸びる範囲まで主の 後ろに周り申し訳ないと思いながら…

主の背中に思いっきり体当たりをした

ドッ…

プップー!!ガシャーン!!

スマイル<幼少期>(前世)

…痛っ!右腕の骨折れたかな…足は…まだ痛むけど何とか動かせる、かな

スマイル<幼少期>(前世)

瑠璃、大丈…夫…?

スマイル<幼少期>(前世)

…瑠璃?

スマイル<幼少期>(前世)

瑠璃!

ダッダッダッダッダッ

スマイル<幼少期>(前世)

瑠璃!しっかりしてよ瑠璃!

スマイル<幼少期>(前世)

どうすればいいのかな…とりあえず近くの動物病院に…

スマイル<幼少期>(前世)

待ってて瑠璃!すぐに助けてあげるから!

スマイル<幼少期>(前世)

死なないでよ!

俺は車に体全体ぶつけて、 地面にも叩きつけられた

正直、かろうじて呼吸はあった だが虫の息で今すぐにでも呼吸が 止まりそうだった

その時にかろうじて見えた主の顔は 焦りが見え、目には大粒の涙があった

そんな顔をしないでくれ、主 俺はそこにいるから…

ずっと主の、そば…に……

天界

次に目が覚めた時には主はいなかった

それどころか身動きできなかった

ここはどこだろうと思った時だった

神様

ほほぅ…まさかここに犬の魂が紛れ込むとはな

神様

しかし…ここに迷い込むという事は余程強い未練や願いがあったということだ

神様

どれ…少し見させてもらうぞ

神様

………

最初は何してんのかと思った

だが後になって俺の記憶を見ていた 事が分かった

神様

なるほど…お前のご主人様に対する思いは理解した

神様

そうだな…取引をしよう

神様

お前がそのご主人様のそばに居たいならそうさせてやろう

神様

ただし、お前はこの私の神獣として生まれ変わってもらう

神様

神獣となればお前のご主人様のそばには居れる、だがお前の存在がその者に認知される事はない

神様

どうする?

…俺は、最初は迷った

だが主に対する気持ちに嘘はない だからその取引を飲んだ

神様

取引成立じゃな

神様

【右手を瑠璃の魂に向ける】

パァァァァァ

ルリ

ん…

神様

どうじゃ?神獣…フェンリルになった気分は

ルリ

フェンリル…?

神様

それが今のお前の種族だ

神様

お前の犬としての姿や魂の特徴からフェンリルを選んでみたが適正が高かったようだな

ルリ

これで主の元に行けるのか…?

神様

行けるぞ、ただここは天界だから現世に行くには多少の制限は掛かるがな

ルリ

制限?

神様

現世の者に直接影響を与えない事、姿を見せない事、力を与えたり使ったりしない事

ルリ

なるほどな

神様

まぁ元々取引でお前の存在が認知される事はないがな

神様

さっきの事を守ればいつでも現世に行っても構わない、だが私から呼び出しされた時は絶対にこちらに戻って来い

ルリ

分かった

神様

後、お前はフェンリルとして力をつけてもらうからな

神様

現世に行くのはいいが、力の鍛錬を怠るなよ

神様

度々私が直々にテストしてやろう

ルリ

あぁ、頼む

ルリ

じゃあ行ってくる

シュン…

神様

やれやれ…(´`;)

神様

だがこれからの成長が楽しみだな

こうして俺はフェンリルになった フェンリルとして主のそばにいた

あの悪魔達は勘違いしている

俺は主が転生してからフェンリルに なったのではなく、魂として天界に 来た時にフェンリルとなったのだ

フェンリルでいなければ主のいる 現世に行くことができなかったからだ

主のそばにいても存在を認知されないのは最初は辛かったが…

主は俺が現世で死んでから暫くは 部屋に引きこもっていたらしい

自分で言うのもむず痒いが、余程俺の死が辛かったんだろうな

それでも日にちが経てば主は心を 新たにして毎日を過ごしていた

俺が見ている範囲では主は毎日 楽しそうだった

両親と仲良く暮らしていたし、学校で友達との付き合いも悪くなかった

だが…そんな生活は主が高校1年生の 終わりに突如崩れ去った

主の両親の心が擦り切れていた

主の両親は主が高校1年生になった 少し後、仕事が上手く行かず倒産した

しかもその影響で借金もした

2人はあちこち仕事をしてはお金を 稼ぎ借金を返済していた

主はその事を知り、2人に学校を 辞めて働くと言った

だが2人は自分達の事は心配しなくていい、主は引き続き学校に通って 欲しいと言った

だが主は優しい、だからバイトを 始めて少しでも両親の負担を 減らそうと毎日多忙の日々を送った

部活には入らず、学校が終わったら バイトで働く

だが、そんな努力は水の泡のように 音もなく崩れた

高校1年生の終わり、家に帰ると そこにあったのは…

2人の、血まみれの遺体だった

2人は仕事をしていく内に心が限界を迎えていた

警察の話によると、近所の人から 大きな怒鳴り声が聞こえたそうだ

そして…口論となりお互いを刺した

さらに机の上には血で汚れた 遺書があった

そこに書かれていたのは働いても 借金の返済どころか生活費や学費を 用意するのも大変だったこと

だけど主にはそんな事気にせずに 学校に行って欲しかったこと

だけどもうお金に限界が来てること、主がバイトで稼いだお金でももう どうにもならなくなったこと

そこで最終手段として死んだ人の 遺族に渡される年金を主に残すこと

年金があれば借金も返済できる、 生活にも困らなくなる

だからもう安心して生きて欲しい

これが遺書に書かれていた内容だった

主は酷く泣いていた

この2人の死は自分が殺したも 同然だと思っていた

そしてこの事件は瞬く間に学校中に 広まった

これが主に対するいじめの始まりでもあった

俺は…見ていられなかった

毎日傷ついて家に帰る姿を何度も見た 周りからも陰口を言われるように なり、主の味方をする奴は 誰もいなかった

…いや、1人いたな

最初こそ周りと同様に陰口を言い、 いじめ集団の中心にいた奴だった

だが主と話して内面を知っていく内に主と仲良くなっていった

だがソイツも死んだ

またしても自分で殺した様なものだと 主は自分を責めていた

主は必要な出席日数だけ学校に 行ったが、それ以外は家にいる事が 多くなった

そして…主が死んでこの世界に 転生した

ルリ

…主をどうするつもりだ

神様

別にどうもしない、それに転生先に選んだ世界はお前が姿を見せることができるんだぞ

神様

お前が望めば、あの者の従属としてそばに居てもいいんだぞ?

ルリ

神様

ただ、あの者には前世の記憶は殆どない

神様

私が消したからな

ルリ

何で消すんだ!

神様

記憶がない方が生きやすいだろう、あの辛い記憶を持って過ごしても足枷になるだけだ

ルリ

………

神様

お前をあの者の従属にしてやろう、だがお前自身が前世の事を彼奴に話してはならぬぞ

ルリ

なぜだ?

神様

余計な混乱を招くだろうからな

神様

それにこれはお前と交わした取引の範疇外だからな

神様

あくまで私はお前をあの者のそばにいる事を叶えるだけだ

ルリ

…分かった

そしてあの場所で転生してきた主と 初めて会った

そして主が現実で目を覚ました時に 俺に名前はあるかと聞かれた

瑠璃という名前を出すべきかどうか 悩んだが、神が前世の話をするなと 言ったので名前はないと言った

そしたら主は名前をつけてくれた ルリ…と

最初は偶然かと…実は記憶は 消えてないんじゃないかと疑った

だがそんな様子は見せてはならない 主に悟られてしまいそうだったから

だがら俺はその名前を了承した

記憶がなくても主は主なのだ 俺がそばにいて支えればいいのだ

主からもらった"瑠璃"と"ルリ"という 2つの名前を大事にして

主を危険から守れるように

だから俺は負ける訳にはいかないのだ

主を助け、そばにいたい

ただそんな願いのために俺は主の ために戦い続ける

ルリの過去編終了です( ´ᵕ` ;)

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( *¯ ꒳¯*)ノジャ

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コメント

6

ユーザー

完全に天界視点の話で普通に話が重かったです…。瑠璃さんとルリさんの前世と今世で変わらずずっと色々なことを考えてて苦労してたんだなって感じですた… ちょ、本当に頑張れルリさん!!

ユーザー

投稿ありがとうございます!!!😭 うわああもう…エモすぎる…、😭 前世も今世も、スマイルさんは変わらないんですね…、 一人ってきんときさんのことかな…?きんときさんの過去編も知りたい…楽しみです!!!!

ユーザー

投稿お疲れ様です!二人の関係が深すぎてめっちゃ真剣に読んでましたwめっちゃ続き楽しみにしてます!

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