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「僕ら/俺らの禁断の恋」

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「僕ら/俺らの禁断の恋」

7 - 「大切な人を護るための決意」

♥

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2022年03月09日

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ほんとにあの、

橙崎財閥の息子なの、?

橙くんが、?

俺、聞いたことがあるの。

え?

橙崎財閥のおぼっちゃまは

とってもわがままで

お茶目で可愛い性格の人だって、

それにイケメンで優しい。

狙う人は多いって。

そりゃあ、誰だって惚れちゃうよね。

それが橙くんの事だとは

知らなかったけどね。

そんな噂があったの、?

うん。

周りでみんな言ってるよ。

「俺もそんなにモテたいな〜」って言ってた。

お金持ちやからって、

みんなが思ってるほど幸せちゃうで、

え?

どういうこと?

橙くん、

わかっとる。

話すから。

ゆっくりでいいからね。

おん。ありがとう。

(;`ω´)ゴクリ

さっきも言った通り、

俺は橙崎財閥の息子やねん。

うん。

みんなからしたら

お金持ちで好きな物買って貰えるし

幸せやと思っとると思う。

僕もそのイメージが強いわ。

俺も。

違うの?橙くん。

俺も最初はそうやった。

最初は、?

橙くん、

子供頃は周りの子とかに自慢とかもしとった。

両親も優しくて、この家庭に産まれて良かった。

そう思っててん。

・・・

橙くん、?

( ・ ・̥ )

あ、ごめん、つい、

昔の事を思い出してしもうて、

続けるな、

橙くん。

俺の事ぎゅってして。

え?どしたん、紫くん。

はやく!

お、おん。分かった。

(`・ω・)ω-*)ぎゅ

これでええ?

もっと力込めて!

お、おん。

んっ!

よしよし。

それでいいよ。

紫くん、

いきなりどしたん?

安心できるでしょ?

え?

俺じゃ抱き心地悪いかもしれないけど、

抱き締めてた方が安心出来るかなって。

紫くん、ありがとう。

ほんとにおれ、

紫くんの恋人になれて良かった、

(でも それも)

(もうすぐ終わるんよな、)

橙くん?

どうしたの❓

大丈夫?

あぁ、ごめん。

続けます。

紫くん、ごめんやけど、

このままで喋ってええ?

うん!

もちろんいいよ!

俺だって橙くんの役に立ちたいもん。

紫くん、

ほんまにありがとう。

大袈裟だってば。

俺は大丈夫だよ。

紫くんって本当に優しいね。

うふふ。ありがとう。

橙くん、俺はまだ分からないけど、

多分、橙くんにとって辛いことを

話そうとしてくれてると思う。

でも、安心して。

どんな事情でも俺は受け入れるよ。

紫くん、

青ちゃんだってそのくらいで離れるくらいの浅い人じゃないよ。

誰だってなりたくてなってる人なんか居ないし、

生きたくて生きているわけでもない。

どんなに辛いことがあっても

環境だけは憎んじゃダメだよ。

みんな、同じ人間なんだから。

なんでも周りにせいにしちゃだめだよ。

十人十色っていうじゃん。

十人居れば10種類の考え方がある。

みんな一緒の考え方なんかしてないよ。

でも、みんな人間だから。

傷つく時は傷つくし、

悲しい時は涙を流す。

感情がそれぞれ絶対にあるから。

どこで傷つくかは人によって違うけどね。

紫くん、ありがとう。

俺、全部話し、ます。

うん。

なんでも言って?

俺だって護られてばっかじゃないよ。

俺だって橙くんの事、護りたい。

分かった。

全部話すわ。

ほんま、今日は紫くんに慰めて貰ってばっかやなぁww

情けねぇなww

橙くん、

話逸れちゃったけど話してくれる?

僕も、橙くんの事ちゃんと知って、

本当の橙くんの友達になりたい。

青、ありがとう。

分かった。

全部、包み隠さず話します。

はい。

お願いします。

俺が中学に上がったすぐから

両親の態度は180度変わった。

跡継ぎをしろとうるさくなった。

俺が断っても聞いてくれんくなった。

前までは俺が最優先やからって、

周りの人がどう言おうとも変わらんかった。

俺は、そんな両親が大嫌いになった。

なんで俺の人生やのに、

自分で決められへんのやろ、

俺はその日から毎日毎日、考えるようになった。

その時、その日から俺の人生は最悪となった。

そこで両親は俺のやる気がなくなったら

財閥も小さくなってしまう。

それで、両親は2年間の有余を俺に寄越した。

そこで俺は紫くんに出会った。

今覚えば、紫くんに会わんほうが良かったなって思ってる。

え、?

紫くんと会ったのが要らんことやったと言うよりも

紫くんに迷惑をかけたくなかったから。

橙くん、

その猶予がもうすぐ切れる。

え、?

もうすぐ切れる、?

切れたらどうなるの、?

酷い事をするらしい。

酷い事、?

おん。

でも、どうなるかは俺も知らん。

けど、両親のことやから

俺が喜ぶことは絶対にしいひんやろな。

そりゃあ、そうだよね。

喜ぶことなんかする訳ないもん。

誰が捕まってるの?

俺にとって一番大切な人が

人質に取られてるんよ。

でも別に監禁とかされてるわけやなくて。

両親は人質の場所を知ってるから。

監禁は必要ないみたいやねんて。

橙くんにとって一番大切な人、?

それって、?

まさか、

そう、

俺が大切な人は

おれって、こと、?

そう、なるな、

紫くんが、?

両親「逆らったらどうなるか、」

両親「分かってるわよね。」

・・・

うそ、

だから、

紫くん、青、

もう俺に、

関わらんとってや、

みんなに迷惑かけたくないねん、

橙くん、

・・・

これで、良かったんや、

紫くん、ごめんな、

「僕ら/俺らの禁断の恋」

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