花子
.......
花子
あの....
お客さん
......あれ?
お客さん
今...誰かの声がしたような.....
花子
あっ....私です....//
お客さん
え....?ちょ...まって、あれって.....!?
お客さん
イャァァァァァァァァァ!!!
お客さん
ホンモノォォォォォ!!!!
たったったった
たったったった
たったったった
——————.....
花子
あっ......
とても小さな空き病院には、1人の女性の叫び声と足音が響いている。
花子
また逃げられちゃった....
花子
いろんな方とお話ししたいのに....
花子
.......
—カーンカーンカーン♪
閉店時間になりました。またのお越しをお待ちしています。
花子
もう閉店か....
館長
.......
館長
花子クン!お疲れー!
花子
館長.....
館長
いやぁ〜今日も良かったよ〜
館長
花子クンが来てから、ウチは大儲け!
館長
いっつも助かってるよ!
館長
はい、これ。今日の分の給料!
花子
あ、いえ....いらないです
館長
今日もかい?
花子
はい....使い道がないので....
館長
まあいっか
館長
じゃあ、ボクはもう帰るから
館長
戸締りよろしくね。
花子
...わかりました。
花子
はぁ......
花子
今日も友達....できなかったなぁ....
花子
お化け屋敷の幽霊役になれば 必ず友達ができると思ったのに....
花子
お客さんは人間ばっか.....
花子
私と同じ幽霊は来ないのかしら?.....
花子
でも、確か.....人間は死ぬと幽霊になるとか聞いたことがあるわ.....
試してみようかしら