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なぜ僕に母さんは居ないのか

ある日父さんに尋ねてみた

そしたら

「お前を産んだら出血多量で死んだ」

僕が殺したみたいな言い方をしてきた

生まれたくて生まれた訳じゃないし

勝手に僕を産んだのは

母さんでしょ。

その時の僕は生まれながらにして 既に罪人だった。

母さんを殺したのは僕。

僕が生まれて来なければ良かったのに

どうして僕を産んだの?

母さん。

教えてよ。

お父さん 要らない 消しちゃおう。邪魔だから。

僕は罪を抱えながらも生きていた

こんな僕はとっとと死ねばいいのに

死にたいけど生きたい

矛盾を抱えて毎日息を吸う

そんな中学校生活を送っていった

僕は高校生になった

まだ生きていた。

生きたい理由が出来たのかもしれない

その理由はこの子

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

天音くん!

桜庭 綾乃。

安藤 天音 アンドウ アマネ

何?

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

このお弁当、天音くんと
一緒に食べようと思って!

凄く素直で笑顔が似合う子

自然にこの子と生きたい。

そう思う毎日。

安藤 天音 アンドウ アマネ

あ、ありがと…!ニコッ

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

いいえ!

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

天音くん、いつもコンビニのお弁当だから…

安藤 天音 アンドウ アマネ

父さん、作ってくれなくてさ…

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

自分で作りなよ笑!

安藤 天音 アンドウ アマネ

そうだけどね笑

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

…失礼な事だけど

安藤 天音 アンドウ アマネ

ん?何?

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

一個、聞いていいかな…?

安藤 天音 アンドウ アマネ

うん…?

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

お母さん…居ないの?

安藤 天音 アンドウ アマネ

うん…

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

…どうして?

安藤 天音 アンドウ アマネ

僕が…

安藤 天音 アンドウ アマネ

僕が生まれてきた時、出血多量で亡くなったんだ。

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

安藤 天音 アンドウ アマネ

僕を産まなければ…母さんは

安藤 天音 アンドウ アマネ

母さんは生きてたのに

安藤 天音 アンドウ アマネ

僕が生まれてきたせいで母さんが…

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

僕のせいで、母さんが死んだ?

安藤 天音 アンドウ アマネ

そうだよ…全部僕が悪いんだ。

安藤 天音 アンドウ アマネ

僕が、生まれてこなければ…

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

そんなの違うよ

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

天音くんは悪くない

安藤 天音 アンドウ アマネ

そんな戯言要らないよ!!!!

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

…ッでも!!

安藤 天音 アンドウ アマネ

僕が悪い!!

安藤 天音 アンドウ アマネ

全て僕が悪い!!

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

そんな事言わないで!!

安藤 天音 アンドウ アマネ

…なんで

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

天音くんは、悪くないよ。

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

お母さんが悪いの…
出産に必要な鉄分取ってなかったから。

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

それなのに…

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

僕のせいとか…

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

そんな事、言わないでよ…

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

お母さんだって、いい気持ちしないはずだよ。

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

そういう反省とかは、天音くんが死んでから、天国でお母さんに言おう?

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

けどその前に、

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

お母さんに言うことあるでしょう…?

安藤 天音 アンドウ アマネ

…何をいえばいいの。

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

産んでくれて、ありがとうって。

安藤 天音 アンドウ アマネ

…でも、もう居ない。
言いたくても、言えないよ。

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

居るよ

安藤 天音 アンドウ アマネ

…え?

安藤 天音 アンドウ アマネ

ど、どこに、しかも、死んでるはずだし…天国にはどうやって伝えたらいいのか…

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

ここにいるよ。

安藤 天音 アンドウ アマネ

…どこ?

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

天音くんの目の前に

安藤 天音 アンドウ アマネ

…え。

安藤 天音 アンドウ アマネ

い、いるのは桜庭さんじゃないか…

安藤 天音 アンドウ アマネ

そんな冗談やめてよ…

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

いや、だから!

母さん

居るじゃない

安藤 天音 アンドウ アマネ

…母さん?

母さん

うん、

安藤 天音 アンドウ アマネ

どうして…

母さん

転生、してきたの。

母さん

前世の記憶を持ったままね。

母さん

桜庭綾乃として。

安藤 天音 アンドウ アマネ

…か、かぁさんッ

母さん

天音…

母さん

大きくなったね…

安藤 天音 アンドウ アマネ

会いたかった、僕辛かったッ…

母さん

もう辛い思いはさせないから。

母さん

母さんがそばに居るから。

母さん

お弁当だって毎日作る。

母さん

だから、母さん、じゃなくて。

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

桜庭綾乃のそばにいて?

安藤 天音 アンドウ アマネ

当たり前だよ…

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

ずっと、一緒だよ!

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

もう寂しい思いはさせない!

安藤 天音 アンドウ アマネ

えへへ、ありがとう。

安藤 天音 アンドウ アマネ

ッ…うあっ…ウウッ

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

あ、泣かないでよ!

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

…ッ…ウッ

安藤 天音 アンドウ アマネ

はは、母さんだって泣いてるよ。

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

今は、母さんじゃ、ないでしょう?

安藤 天音 アンドウ アマネ

そうだね、

安藤 天音 アンドウ アマネ

…母さん!!

安藤 天音 アンドウ アマネ

産んでくれて、ありがとう!!

安藤 天音 アンドウ アマネ

それと、桜庭さん!

安藤 天音 アンドウ アマネ

僕と、付き合ってください!

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

…もちろん!

安藤 天音 アンドウ アマネ

ねえ、

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

…ん?

安藤 天音 アンドウ アマネ

好きな物って、綺麗なものって、壊したくならない?

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

え?

安藤 天音 アンドウ アマネ

あと邪魔なものも

安藤 天音 アンドウ アマネ

僕、君のこと大好きだから壊したくなるんだ

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

は?

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

え、な、何言ってんの…

安藤 天音 アンドウ アマネ

大好きだよ、綾乃ちゃん♪

桜庭 綾乃 サクラバアヤノ

あ、

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