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#エターナル・コウタ・ブリザード
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橘靖竜
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林間キャンプ施設【三輪(さんわ)少年少女の家】旧5・6年生教室の黒板に残されていたメッセージ。
ひとつ これから先生は君達と心中をしようと思います。明け方まで殺すだけ殺して、先生は命を絶つつもりです。
ひとつ みんなのスマートフォンはお返ししますが、外部への発信及び、部外者となる第三者への連絡は禁止とします。死にたければどうぞご自由に。外部へ連絡する前に死ぬことになるでしょうが。
ひとつ 先生も1人では大変なので、このクラスの【いじめられっ子】に手伝ってもらう予定になっています。
先生は【いじめられっ子】のために今回の事件を起こします。だから、仮に【いじめられっ子】が死んでしまったら、先生はやろうとしていることの意義を失います。よって、もし【いじめられっ子】の死亡が発覚した場合、先生は直ちに自らの命を絶ちます。
明け方になれば助けがやってきます。君達が良く言う、いじめのない仲良しクラスの皆さんであれば、互いに協力して助かることができるでしょう。
では、チャイムが鳴ったら始めます。
そこは血の海だった。
高咲高校(こうさきこうこう)2年2組。
林間学校の予定は、初日の夕食が終わるまでは好調だった。
バスに揺られて山奥の元分校跡までやってきて、班に分かれて夕食を作り、それを食した。
少なくとも、それまでは何気ない林間学校の一幕だったに違いない。
しかし、それが――ほんの一瞬で血の海になるなんて。
ココロ
ただでさえ緊急事態がゆえに、今日の締めくくりを行う予定の教室まで逃げてきた彼女ことトヤマココロは、むせかえるような血の匂いに吐き気を催した。
ここまで全力で駆けて来たから――という理由もあるのだろうが、目の前に非現実的な光景が広がっているのも、その一因になるのだろう。
すでに原型を留めていない死体が幾つか転がっており、つい今しがた、シロタコウキが射殺されたところだ。
タカノ先生
担任のタカノが持つのは、銃口から未だに白煙立ちのぼるショットガン――散弾銃というやつだった。
タカノ先生
タカノ先生
タカノ先生
タカノ先生
タカノ先生
タカノ先生
タカノ先生
タカノ先生
驚き、静まり返った教室。
その中で口を開いたのは、クラスの一軍グループ、通称カラーズの女子だった。
アオイ
タカノ先生
タカノ先生
――かつて、教室で笑い話にしていたこと。
お金がなくて、しばらくもやししか食べていないという話。
洒落にするにしたって洒落にもならない話だが、それを笑いながら、自らの失敗談かのように話すタカノの姿を思い出す。
ココロ
ココロ
タカノ先生
タカノ先生
タカノ先生
タカノ先生
タカノ先生はそう言うと、散弾銃の銃口をココロ達の方へと向けた。
タカノ先生
タカノ先生
タカノ先生はそう言うと、薄暗い教室の中で笑みを浮かべた。