今日は丈くんやみっちーと約束した日曜日。 結局、大橋くんや謙杜くんも来て大ちゃんも来て、 6人でボーリングとカラオケに行く事にした。 2人でチームを組んでボーリングで負けたチームが 明日の学食奢るって約束。
丈くん
奢りたくないのに
こいつボーリングめっちゃ
上手いからな。
和也
謙杜
和也
大吾
はっすんの食欲
エグいねん。
こうしてみんなといる時の大ちゃんは僕と2人きりの時とは 何か違う気がする。
みっちー
どうやって決めるん?
大吾
謙杜
ボーリング得意なん?
流星
まともにやった事もない。
丈くん
みっちー
謙杜
ガーターのプロなんは
みんな知ってるから。
みっちー
知らんやろ?
丈くん
あの時、謙杜、
おらんかったし。
和也
丈くん
グー、チョキ、パーで
分かれよ
そうして、僕は謙杜くんと一緒に、 大ちゃんは大橋くんと一緒になった。
流星
迷惑かけたらごめん。
謙杜
俺もそんな普通やし、
一緒に頑張ろうな。
今日初めて会ったのに、 謙杜くんは全然人見知りとかせん感じで、 話しやすいし、さりげなく優しい。
それから、ボーリング対決は 大ちゃんと大橋くんチームの圧勝で、 初めてのボーリングやったのに僕は意外と頑張って、 みっちーと丈くんチームが負けた。
謙杜
丈くん
みっちーか。
みっちー
決めれんかったやん。
丈くん
それぞれが色んな事を話しているといつの間にか 僕の横に大ちゃんが来ていた。
大吾
上手かったやん。
流星
上出来やと思う。
大吾
って大ちゃんが僕の頭を優しく撫でる。 何か、ちょっと恥ずかしい。
和也
流星の事お気に入りよな?
俺と一緒の
チームやったんやし、
俺の事も
いい子いい子してや。
丈くん
そう言って丈くんが大橋くんの頭を撫でるっていうか ゴシゴシ擦ってて、みんなでアハハハって笑った。 隣に並んだ大ちゃんと目を合わせると、にっこり笑ってて、 幸せやなぁって思った。
それから、カラオケに行って、 僕は練習の成果を発揮して歌うと 「かわいい」ってみんなに褒められた。 そして、大橋くんは普段の声は掠れてるのに歌になると めっちゃ上手くてびっくりした。
みっちー
丈くん
みんなで遊んだ記念。
そう言って帰り道にあるゲームセンターでプリクラを撮った。 みんなで変顔したり、ギュッて寄ったりとかして 楽しかったけど、 気付いたら僕は大ちゃんに抱きしめられていた。
和也
いつまで
流星ハグしてんの?
大吾
やし、大橋さん、
大ちゃんは流星だけの
呼び方やからやめて。
和也
大吾
流星の大ちゃんやのに。
流星
丈くん
謙杜
それから、駅でみんなと別れて大ちゃんと2人で電車に乗る。
流星
大吾
流星
思ってないから。
大吾
そう言って笑ってる大ちゃんを見て、ホッとした。