咲蘭
和樹ー
和樹
おー
和樹
帰るか?
咲蘭
うん!
高校3年生の咲蘭と幼なじみの和樹
咲蘭
ねぇ和樹
和樹
ん?
咲蘭
次の試合、スタメンに入れそう?
和樹
んーどーだろ
咲蘭
最近の練習いい感じじゃない?
和樹
うん、手応えがないわけじゃない
咲蘭
はやく和樹が試合出てめっちゃシュート決めてるとこ見たいなぁ
和樹
おう!待ってろよ!
咲蘭
うん!
家にて
咲蘭
んー
咲蘭
もー自分のバカバカ!
咲蘭
…
咲蘭
春樹…
3年前
春樹
咲蘭
咲蘭
あっ春樹
咲蘭
どーしたの
春樹
ちょっと話がある
咲蘭
…うん
春樹
俺さ、高校県外に行くことにした
咲蘭
え、
春樹
だから、咲蘭とは離れ離れになる
咲蘭
う、うん
春樹
ごめん、ほんとごめん
春樹
俺、もっと高みを目指すためにバスケが強い高校に行きたいんだ
春樹
ほんとなら咲蘭から離れたくない
春樹
こうやって抱きしめて、ずっと離したくない
咲蘭
うん
春樹
でも自分のことしか考えてない俺にもうそんな権利はないと思うんだ
咲蘭
え…
春樹
咲蘭
春樹
いま俺は自分のことでいっぱいいっぱいで、さくらのことをちゃんと幸せにできるかわからない
咲蘭
そんなことない!いまも私は幸せだよ!春樹のこと大好きだよ!
春樹
…
春樹
ありがとう
春樹
いつになるかまだわからないけど、
春樹
咲蘭のことを必ず迎えに来るから
春樹
それまで待っててくれないか
咲蘭
うん
咲蘭
もちろん
春樹
ありがとう
最後まで読んで下さりありがとうございます
次のお話はいいね100で出したいと思います
それでは👋