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その日の午後。 つばきはスマートフォン片手に、自室の床に座り込んでいた。
つばき
つばき
つばき
つばき
なんということだろうか。 彼女はついに、セラーノベルの運営から、アカウントの停止措置を食らったのだ。
つばき
つばき
思い返して欲しい。彼女は実写投稿をする度に、運営の手によって投稿を非公開にされてきていた。
固い注意文付きで、根気強く、何回も。
流石にこの顔出し投稿で、堪忍袋の緒が切れたのだろう。
どんなに規約違反をしても、滅多に強行措置に出ない運営が、こうして一手を打ってきたのだ。
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
画面に向かって、半べそをかきながら指を突きつける様は、傍から見れば滑稽そのもの。
しかし、本人は至って真面目であった。
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
こうして待つこと数分。
彼女の狙い通り、以前二ツ森メリーをフォローしていた面々が、続々と雑談ページにコメントを付け始めた。
フォロワー
フォロワー
フォロワー
フォロワー
フォロワー
フォロワー
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
フォロワー
フォロワー
1分以上も反応を待たされたことにいらだちながらも、つばきは慣れた様子でネガティブな感情を隠し、フォロワーと接する。
その様子は、まるで教室の中でクラスメイトに囲まれるエミリのようであった。
新規フォロワー
続々とかつてのフォロワーが集まる中、このアカウントもまた、彼女を追ってきていた。
小紅姫
新規フォロワー
小紅姫
新規フォロワー
新規フォロワー
新規フォロワー
新規フォロワー
小紅姫
作品宣伝かよ、うっざ。
内心で毒づきながら、つばきは新規フォロワーの雑談ページへと指を伸ばす。
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
ユーリのマイページを開いたつばきは、1つしかない雑談投稿をみて、クスリと笑った。
小紅姫
小紅姫
小紅姫
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
まるで少女漫画に出てくる王子様か、なろう小説でヒロインを溺愛するヒーローのセリフみたいだ。
嬉しさと小っ恥ずかしさで、つばきは耳まで赤くして、スマートフォンを握りしめる。
そんなつばきの脳裏には、男装の麗人が可愛らしい少女である自分に向かって、手を差し出す光景が浮かんでいた。
小紅姫
小紅姫
つばきの気分はすっかり、少女漫画のヒロインである。
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
小紅姫
小紅姫
ユーリ
ユーリ
小紅姫
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
小紅姫
ユーリ
ユーリ
小紅姫
小紅姫
小紅姫
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
小紅姫
小紅姫
小紅姫
ユーリ
ユーリ
ユーリ
小紅姫
小紅姫
小紅姫
ユーリ
文字を読み終えた、その瞬間。
つばきは言いようのない不安に駆られた。
ユーリが何か、恐ろしいことを提案している。
そんな予感が、彼女の背筋を冷や汗として伝っていくのであった。