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小紅姫
小紅姫
ユーリ
ユーリ
ユーリ
小紅姫
ユーリ
ユーリ
ユーリ
小紅姫
なら安心だ。だって、ユーリがそういうのだから。
フォロワーの誰よりも、自分のことを気にかけている人が、そういうのだから。
小紅姫
小紅姫
つばきは意を決して、新規ユーザーのページへと飛び、必要な情報を入力していく。
小紅姫
ユーリ
ユーリ
小紅姫
小紅姫
小紅姫
ユーリ
ユーリ
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
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小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
小紅姫
ユーリ
塵も積もれば何とやら、2人のやりとりの数はすでに、100を超えていた。
ユーリ
小紅姫
ユーリ
小紅姫
このコメントが、セラーノベルにおける、ユーリの最後の書き込みだった。
後日ユーリの投稿は、何もかもが綺麗さっぱり、消えることになる……
大手SNS、XYZ。
そこに、小紅姫……つばきの姿はあった。
フォロワー欄には、ユーリを初めとするユーザーが数名、早速名を連ねている。
中にはセラーノベルもこちらも運用している、気力と体力があるユーザーの姿も見受けられた。
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
つばきは画面をスクロールして、フォローバックしたユーリ達の投稿を眺める。
そこにはつばきを話題にしている者などおらず、ゲームのスクリーンショットや、面白みのない食事の写真が並んでいた。
小紅姫
小紅姫
小紅姫
騙された、と思い込んだつばきだったが、ここであるものが目に入った。
あなたへのオススメとして表示された、1つのポスト。
そこにはずらりとタグが並び、自然な加工が施された美少女の写真があった。
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
しばらくすると、画面には、小紅姫の愛らしい笑顔が咲いていた。
画像加工を散々繰り返した結果とは思えないほど、自然な仕上がりである。
それだけでは無い。その写真の投稿には、セラーノベルの雑談投稿以上の、大量のタグが付いていたのだ。
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
彼女が驚くのも無理はない。
なんと投稿から1分も経たないうちに、いいねやコメント、拡散といった反応が続々と寄せられたのだ。
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
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フォロワー
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フォロワー
フォロワー
フォロワー
フォロワー
フォロワー
フォロワー
フォロワー
小紅姫
小紅姫
今日の夕食の写真とともに、つばきはポストを送信する。
まるで池にいる鯉や金魚のように、彼女の投稿に飛びつくフォロワー達を眺めながら、つばきは歓喜のため息を漏らした。
だが、その喜びも束の間。
先程までいいねを浴びる様にもらい、目にも止まらぬ速さで拡散されたのは、ほんの1時間程度の出来事だった。
小紅姫
小紅姫
小紅姫
画面の向こうでつばきが泣こうが、喚こうが、SNSの住民達はだんまりである。
小紅姫
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小紅姫
小紅姫
小紅姫
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ユーリ
ユーリ
ユーリ
小紅姫
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ユーリ
ユーリ
小紅姫
ユーリ
ユーリ
ユーリ
ユーリ
小紅姫
小紅姫
つばきの不安は和らぐところか、むしろ拍車がかかった。
たった1時間で、自分の渾身の自撮りは消費されてしまう。 それに、自分だけを見ていてくれるわけではない。
彼らはまた別の投稿に群がって、その人を誉めそやすのだ。
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
……などと叫びたい所だが、これではせっかくの新規フォロワーを無くしてしまうどころか、嫌われてしまうだろう。
小紅姫
小紅姫
こうしてつばきは、なけなしの気力を振り絞って返信を返す。
ポチ、と着いたユーリからのいいねに、ほんの少しだけ、つばきの不安は和らいでいた。
しかしそれでは、根本的解決には至らない。
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
小紅姫
既に手に持っているというのに、つばきは自分のスマートフォンを探して、部屋の中を転げ回る。
瞬く間に『いいね中毒』を拗らせた彼女の体は、早速おかしくなり始めていた。