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ちぇりぼむ
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#鬼滅の刃
サンフラワー
215
恐る恐る声の出所を見ると、刀を持って私を見下ろす青年がいた。 十代の中頃だろうか、やや幼さが残る顔立ちをしているが、細められたつり目に光は見えない。髪は癖毛のようにはねて、低く結われている。何より目を引いたのは、緑、黄緑、黄色で構成される亀甲に似た模様と、深い赤色だけがくっきり分かれている半々羽織だった。
???
広幡才彩
慌てて立ったのはいいものの、全力で走った上、傷も負わされているので、ついよろけてしまった。 やれやれといった様子で、青年は急に後ろを向いてしゃがみ込む。 目的が分からず戸惑っていると、「乗れ。」と聞こえた。
広幡才彩
それでも青年は動かない。恐らく、私が乗るまで動かない気なのだろう。 流石におぶってもらうのはな……でも、このまま引き留めるのも気後れする……
広幡才彩
激しく葛藤したあと、私は渋々青年の肩に手を掛ける。 足を掴まれ、ひょい、といとも簡単に持ち上げられる。慣れない目線の高さに、少しよろけた。
???
広幡才彩
次の瞬間、とてつもない風圧が私を襲った。
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広幡才彩
高い高い高い!!落ちる落ちる落ちる!! 自分の口から出ているとは思えないほどの甲高い悲鳴をあげながら、青年の肩を掴む。意識を飛ばさないようにするので精一杯だった。 下を見ると、落ちたらまず助からないであろう高さを跳んでいた。その事実に、再度目眩がしてくる。 降りては跳び、降りては跳びを繰り返すうちに、屋敷が見えてきた。どうやらあれが目的地のようだ。
広幡才彩
???
藤の花の家紋の家……宿泊所みたいなものかな? 最後に一際高く跳ぶと、一直線に屋敷へ向かっていく。 今更だけど……すごい跳躍力だな。本当に同じ人間……?実はさっきの鬼の仲間だったり…… 冷静になってきた頭で、そんな事を考える。鬼の頸を斬っていたし、気配も鬼とは全然違うからそんなはずないと分かりつつ、この身体能力を見てしまっているから、どうにも確信が持てない。
おばあさん
???
おばあさん
おばあさんは青年から私を降ろすと、地面に足をつけさせてくれる。おばあさんに手を引かれ、“鬼狩り”と呼ばれた青年とは別の部屋に入っていった。
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広幡才彩
おばあさん
広幡才彩
手当てをしてくれているおばあさんに、私はおずおずと尋ねる。おばあさんはもったいをつけるように数秒黙った後、ゆったりとした口調で“鬼狩り”について教えてくれた。
おばあさん
広幡才彩
広幡才彩
おばあさん
広幡才彩
こうして、新たな私の生活が幕を開けた。
コメント
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こんにちは、みぅです🤍 第4話、読ませてもらいました。 鬼狩りの青年、無骨だけどちゃんと背負って逃げてくれるの、かっこよすぎる…「落ちないようにしろ」の一言に全部詰まってる気がしました。 主人公の「(乙女とは言い難いなり声)!」でちょっと笑っちゃったけど、高所に怯えるリアルな反応も好きです。 おばあさんの語る“鬼狩り”の伝承が、一気に世界観を深めてくれました。これからの生活、気になる…続き楽しみにしてます🌙