テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

大好きだから

離れたくないから

いつも傍に、一緒に居よう

そんな純粋で、正当な恋愛

クソ喰らえ

ーピコンッー

直哉(ナオヤ)

ん...?

直哉(ナオヤ)

ん"〜ッ、朝かぁ...

直哉(ナオヤ)

携帯...けーたい...

朝の6時40分

毎朝俺は、1つの通知音で目が覚める

まだハッキリとしない頭のまま

俺は手探りで携帯を探した

律と直哉の個チャ

直哉(ナオヤ)

起きた〜

律(リツ)

おはようございます

律(リツ)

はい、支度して

律(リツ)

ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

直哉(ナオヤ)

へーい

直哉(ナオヤ)

律(リツ)

何です?

直哉(ナオヤ)

今日、律ん家行くね

律(リツ)

分かりました

律(リツ)

なら食事だけ用意しときます

直哉(ナオヤ)

助かる〜

直哉(ナオヤ)

ありがと

律(リツ)

いえ

直哉(ナオヤ)

じゃあまた夜にな〜

律(リツ)

行ってらっしゃい

律(リツ)

(・ω・)ノシ

直哉(ナオヤ)

うい

次の日が休日では無いのに

直哉が家に来るのは珍しい

また何か変な事を考え付いて無ければ良いけど...

律(リツ)

...いけない

律(リツ)

はぁっ

律(リツ)

今は仕事を優先しろ...

朝のやり取りがあってから

仕事中に、直哉の事を考えるのは今ので何回目だろうか

浮かれてしまっているのが自分でも分かる

手に入る事は無いのに...

こんなの今だけ

続く事は無い、いつかは終わる

そんな事...もう何回も言い聞かせたじゃないか

律(リツ)

...集中しなきゃな

僕は持参していた水で喉を潤し

止まっていた手を動かした

ーガチャッ...パタンー

直哉(ナオヤ)

お邪魔しま〜す!

律(リツ)

どうぞ

夜の9時

会社から直接家に来た直哉を向かい入れ

僕は食事の支度を進める

直哉はスーツを適当に脱ぎ捨てて

いつもの席にドカッと座った

直哉(ナオヤ)

は〜ッ、つらっ

律(リツ)

何です?いきなり

律(リツ)

人の家に上がって早々

律(リツ)

盛大な溜め息吐かないでもらえます?

直哉(ナオヤ)

だぁってさぁ〜

直哉は机に顔を突っ伏して項垂れる

僕は別段、気にも止めずに食事をテーブルへと運んだ

ーコトンッ...カチャッー

直哉(ナオヤ)

今日、何故かデスクワーク2倍でさ!?

直哉(ナオヤ)

ケツが真っ平らになるかと思った

律(リツ)

それは面白そうですね?

律(リツ)

今度は4倍くらいにしてもらってみては?

直哉(ナオヤ)

お前〜、何楽しんでんだ鬼め

律(リツ)

だって楽しいですから

食事を全て運び終え、僕もいつもの席へと座る

直哉(ナオヤ)

いただきます!

律(リツ)

いただきます

直哉(ナオヤ)

んーう

直哉(ナオヤ)

んッ、は〜っ

直哉(ナオヤ)

やっぱ律の飯は美味いなぁ

律(リツ)

ありがとうございます

直哉(ナオヤ)

いい加減、俺の嫁に来ない?

直哉の言葉に表情が固まる

が、それを直哉に悟られる訳にはいかない

律(リツ)

何度も言いますけど

律(リツ)

嫁いだりしません

僕はいつもの通りに素っ気無く返した

大体、男なのだから嫁って表現は変だ

それに僕は、料理が出来るだけで家事は得意では無い

どっちかとゆうと直哉の方が得意だ

直哉(ナオヤ)

ちぇ〜

直哉(ナオヤ)

絶対幸せにしてやんのに

律(リツ)

はいはい

律(リツ)

良いから、早く食べちゃってください

律(リツ)

今日も...

律(リツ)

シたくて来たんでしょう?

チラッと直哉を見れば

直哉は一瞬固まって、少し怒った表情になる

だが大きな溜め息を吐いて

直哉(ナオヤ)

そうだよ

直哉(ナオヤ)

察しが良くて助かる

人の悪い笑みを浮かべて、そう吐き捨てた

ーギッ...ギシッー

直哉(ナオヤ)

なぁ、律

律(リツ)

ッ、ん?

律(リツ)

何ですっ、か?

直哉(ナオヤ)

律さぁ

直哉(ナオヤ)

何で俺とこんな事シてんの?

薄暗い部屋

清潔感溢れるベッドで、俺は律の匂いに包まれていた

俺の下で荒く息をする律

うるりと潤みきったその瞳が細められた

律(リツ)

そん、なの...決まってますっ

"好きだから"

俺の頭で再生される律の声

それを生声で聞きたくてわざと投げかけた質問

分かっていた

律(リツ)

効率が良いから、ですよ...ッ

その回答だけは絶対に返ってこない事

直哉(ナオヤ)

...ふっ

俺は予想通りの答えに薄ら笑いする

律は「そうでしょう?」と首を傾げた

俺と律の関係が始まってから数年

1度も好きとは言ってくれない

理由は分かっている

とてもシンプルで、簡単な事

それが俺と律の

契約なのだから

直哉(ナオヤ)

だぁよな〜

直哉(ナオヤ)

じゃあさ、律

律(リツ)

んッ、は、い?

直哉(ナオヤ)

もっと俺を楽しませてくれないと

直哉(ナオヤ)

ルール違反なんじゃない?

自分でも分かる位、下衆な笑みを浮かべ

俺は行き場の無い感情を

強く、強く律にぶつけた

NEXT 中編

【BL】(だから、)あと数センチ

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1,200

コメント

13

ユーザー
ユーザー

続編来たな……こっそり見てます( ˘ω˘ )

ユーザー

契約とは…契約、契約、契約…💭 はい、同性だとやっぱり色々大変ですよね〜😅 こっちのペアもペアで、色々あるんですね〜😱 好きだけど伝えない…😭 んー、何でだろう…🤔 続き、楽しみにしてます😍

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚