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君に、惹かれた

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君に、惹かれた

1 - 君に、惹かれた

♥

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2019年11月02日

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君を、デートに誘った時。

困ったような、嬉しいような。

そんな顔をしてた。

今日は、恐らく人生で1番幸せな、

好きな人と、文化祭に行く日 ̄ ̄ ̄。

爽やかな秋晴れの日。

賑やかな声や美味しそうな匂いが、

辺りを漂う。

そんな、文化祭当日。

好きな人を、待ち合わせ場所で待っていた。

人々を観察してみると、

家族連れや友達と来ている人が殆ど。

優奈

(やっぱ、男子とふたりで来るのはおかしかったかな……)

すると。

大志

優奈ー!

自分の反対側から、透き通った声が聞こえてくる。

優奈

あ、大志……

私は思わずドキドキして、 第一声もまともに出すことができなかった。

大志

ごめん、待った?

優奈

……いや、別に…

大志

そっか。それなら良かった

優奈

大志

ん?どした?早くいこ!

(なんだろう、この感じ……)

好きな人の前だと、こうなるものなのだろうか。

どうも緊張して、上手く話せない。

大志

最初、どこ行く?

……なんで私に決めさせるのよ。

優奈

ええと…お、お化け屋敷?

大志

え、優奈お化け屋敷入れんの!?

優奈

え……うん

大志

わーまじか!すっっげー!

大志

俺、お化け屋敷入ると叫び声めっちゃうるせーよ(笑)

優奈

へーー、、意外……

大志

『へーー』ってなんだよ!興味なしか?‪w‪w

一瞬、黙り込んでから。

私は、口を開く。

優奈

あのさっ……

大志

大志

どうした?

優奈

私……迷惑かけてないかな……

大志

ん?何で?

優奈

え?

大志

え?

優奈

……

大志

何も、迷惑なんて以ての外だよ。むしろ、ちょー楽しいぜ!

優奈

そっ……か

優奈

良かった……

大志

なんだよ大丈夫だよ!

そのあと私たちは、午後まで文化祭を満喫した。

人生で最高の日、

に、なるはずだった ̄ ̄ ̄

家に帰ってから。

私はすぐ、ある大失敗を起こしたことに気がついた。

そして直ぐにメッセージアプリを開き、

犯してしまった大失敗を何とか成功にしようと考える。

そして ̄ ̄。

優奈

やっほー大志

大志

大志

よ、優奈!

優奈

あのさ私

優奈

文化祭で言いたかったことがあるんだけどさ

大志

うん

優奈

今言ってもいい?

大志

うん。いいよ

優奈

私ね……

優奈

大志のことが、好きなの

大志

大志

え……

優奈

私のこと、どう思ってる?

優奈

とゆうか、返事先にくれるかな?

大志

……うん

大志

 ̄ ̄……ごめん

優奈

…………

優奈

どうして?

大志

俺、他に好きな人がいる

大志

きっと、一生。好きだと思う

送られてきた言葉は、

真っ直ぐと、胸の中に入り込んで。

現実を押し付けるみたいだった。

優奈

じゃあ、なんで……

優奈

なんで、私と文化祭言ってくれたの?

スマートフォンの画面には、涙がぱたぱた零れ落ちる。

大志

それは、優奈が大切な人だから

大志

……でも、俺の知らない所で、優奈を傷つけてた。

大志

本当に、ごめん

(謝らないで……)

大志

でも、これ以上は謝らない

大志

謝ることで、この気持ちを否定したくない

大志

優奈に惹かれてたのは、本当だったんだ

優奈

……

大志

あと……

大志

あんま、自分を責めんなよ。

大志

泣いてる顔より、笑ってる顔の方がずっと好きだからさ

優奈

全部……お見通しだね

優奈

来年の文化祭も……一緒に行ってくれる?

大志

もちろん!

画面の向こうで、彼が笑っている気がした。

最後に、私も。

彼が望んだ、笑顔をみせた。

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