偽愛

諒夜のアパートへ 向かう道中 雪さんから質問された

またもや雪さんの 乳への拘りを聞きながら

30分程車を走らせーーー

雪さんに諒夜の マンション近くで 降ろして貰い

歩いて諒夜のアパートへーーー

あたしは遠目に 電気がついてる事を 確認して近づいたーーー

微かに何かの声が聞こえ 静かに窓へと忍び寄るーー

確かに聞こえたーーー

謎の声に耳を澄ますーーー

あたしは確かに 女の人の喘ぎ声を

諒夜の部屋から聞こえたのを 確認したーー

窓の下でパニックになるあたしーー

その声を最後に あたしは玄関へと急いだーーー

気付かれない様に 静かにドアを開けるとーーー

ドアを開けた先には 見知らぬ男の人がいたーーー

見知らぬ男に尋ねられる

答え様とした矢先ーーー

リビングのドアからまた 見知らぬ男の人が 出て来たーーー

その質問に答え様とするとーーー

驚いたままの諒夜に 促されて 部屋へ上がるーー

内心プチパニックに なりながら 状況が読み込めないまま 部屋へ行くとーーー

あたしが窓の下で 聞いた声の正体は AVだったーーー

部屋の中には AV鑑賞をしている 4人の男の人がいたーーー

優斗と呼ばれた人と 同じ様な反応をする皆んなに 諒夜と昴と優斗の 後ろに隠れていたあたしは 少し顔を覗かせたーー

そう言い残し 諒夜はまたキッチンへーー

大の男6人がいて 座る所が見当たらず 戸惑っているとーー

そう言われ腕を引っ張られて 膝の上に対面で座らされるーー

何故か言い合いを始める 皆んなに戸惑うーー

昴と呼ばれた人に ギュッと抱き寄せられるーー

そこへーー

飲み物を取りに行った 諒夜が戻って 声をかけるーーー

シュンとした顔で 見つめられる

何故か皆んなに お兄ちゃん呼びを させられる…

酔っ払ってる皆んなの中

春翔だけがまだシラフだったがーー

あたしを他所に 皆んなはあたしの隣を 争うーー

嬉しい事に 皆んなイケメンで 目の抱擁になるから 正直誰の隣でも良かった

そんな事を思いつつ 成り行きを見守るーーー…