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#マフィア
らむらむ
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野々さくら
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コトッ、と目の前のテーブルに マグカップが置かれた
少し苦い香りが漂う
黒沢 頼
黒沢 頼
頼さんは自分の分の マグカップを片手に
私の少し離れた位置のソファに 深く腰掛けた
真白 歌音
真白 歌音
おそるおそる口をつけると
苦味が口いっぱいに広がって 思わず眉間にシワが寄る
黒沢 頼
黒沢 頼
真白 歌音
真白 歌音
必死に強がる私を見て
頼さんはクスクスと 肩を揺らして笑っている
その笑顔は年相応で 少しドキッとした
真白 歌音
黒沢 頼
黒沢 頼
黒沢 頼
真白 歌音
真白 歌音
黒沢 頼
黒沢 頼
頼さんはマグカップを置くと
ソファの背もたれに頭を預けて 天井を仰ぎ見た
ゆるいTシャツの襟元が 大きく横に流れて
鎖骨から胸元にかけて彫られた タトゥーが露わになる
真白 歌音
真白 歌音
黒沢 頼
黒沢 頼
真白 歌音
真白 歌音
黒沢 頼
黒沢 頼
黒沢 頼
真白 歌音
頼さんは上を向いたまま 静かに言葉を発した
その声は低くて、どこか 遠いところを見ているようだった
真白 歌音
真白 歌音
真白 歌音
真白 歌音
気づけば鈴夏にすら 言ったことのない本音が
ポロリと口からこぼれていた
頼さんはゆっくりと こっちに顔を向けると
気だるげな、だけど 見透かすような瞳で
私をじっと見つめた
黒沢 頼
黒沢 頼
黒沢 頼
頼さんがすっと手を伸ばし 私の前髪に触れた
頼さんの指先が 私の額を軽く小突く
黒沢 頼
黒沢 頼
真白 歌音
頼さんの大きな手のひらが
そのまま私の頬を 包み込むように滑り落ちた
タトゥーが刻まれた腕から
驚くほど温かい熱が 私の肌に伝わってくる
真白 歌音
あまりの距離の近さに 頭の中が真っ白になる
胸の奥が熱くて、心臓が 爆発しそうに暴れていた
黒沢 頼
黒沢 頼
黒沢 頼
頼さんは意地悪く ニヤリと笑うと
パッと手を離して立ち上がった
黒沢 頼
黒沢 頼
ドアを開ける頼さんの 背中を見つめながら
私は冷めかけたマグカップを ぎゅっと握りしめた
真白 歌音
私の完璧だった人生の予定表
その余白に、この人の存在が
消えないインクのように 染み込んでいくのを感じていた
コメント
1件
みぅです🤍🥀 第4話、読ませていただきました。コーヒーの苦味と、頼さんの言葉の優しさが混ざり合って、胸がぎゅっとなりました……「自分のために立てた予定のせいで、何でそんなに窮屈そうな顔してんの」って、歌音ちゃんの核心をそっと突いてくる感じ、すごく好きです。前髪を小突く仕草とか、あの距離感にドキドキしちゃいました。もう続きが気になって仕方ないです🌙