レーナ
こんにちはー!
レーナ
続きをどーぞ!
美月
そ、と……?
さとみくん
そ。
さとみ先輩はそういうと私に空を見せてくれた。 ここは有名な展望台だ。
さとみくん
空ってすげーんだぞ。
美月
え?
さとみくん
なんでも見える。
美月
な、んでも?
さとみくん
うん。ほら!そこの雲!
美月
??
さとみくん
曇ってるから怒ってるんだよ。
美月
……、!
さとみくん
ここは綺麗だろ?俺らを見守ってくれてるんだよ。
美月
見守ってくれてる……。
さとみくん
そっ!美月。
美月
はい?
私はさとみ先輩をそっと見つめる。
さとみくん
この世界って誰のだと思う?
え?それはみんなのでしょ……?
美月
みんなのでしょ?
さとみくん
ちげーよ。これはお前の世界だ。
美月
……!
さとみくん
お前が見てるものはお前のものだ。お前が綺麗っていうのはお前のもの。お前が可愛いって思ったものはお前のもの。
美月
……。
なんでこの人はこんなにすごい考え方ができるんだろう……?
美月
ジャイアンみたいですよ?
さとみくん
ちげぇよw
だってさー?お前が感じたものはお前の感情なんだからお前のものだろ?
だってさー?お前が感じたものはお前の感情なんだからお前のものだろ?
美月
……。
本当にこの人は……馬鹿じゃない……?
美月
っ……ポロポロ
さとみくん
おーおー、泣け泣け。
美月
なんでっ……ポロポロ
悔しい……全て……!なんで泣いちゃうのっ?
さとみくん
ここの世界はお前のものだ。
さとみ先輩がそういうと思いっきり風がふいた。
レーナ
おわりまーす!
レーナ
ではおつレナ!