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サカナ
サカナ
サカナ
サカナ
サカナ
サカナ
日帝
ある日、押し入れの中を整頓していると、不思議な人形を見つけた
日帝
日帝
にゃぽん
日本
日帝
それは古い日本人形で、目と口の部分が不自然に黒く空いている
にゃぽん
日本
日帝
顔は少し不気味だが、服も愛らしく華やか
高価で大事にされていたことがよくわかる
日本
日本
にゃぽん
にゃぽん
日帝
もしかすると、父上やその前の代が収集していたのかもしれない
父上は人形が好きな方であったし、よく人形浄瑠璃を見せてくださった
日帝
日本
日帝
折角暗い場所から出てきたんだ、よく見れば綺麗であるし、仕舞うのも勿体無い
まあ…不気味なのは確かだが
にゃぽん
日本
日帝
日本
日帝
日本は昔から怖いものが苦手だったな…
猫だというのに虫や鼠も怖がり、家に篭るようになっていったんだったか…
日本
日本
日本
日帝
日帝
日本の頭を撫でると、日本は嬉しそうに笑った
日本
にゃぽん
にゃぽん
日帝
にゃぽん
普通、にゃぽんほどの年齢であれば反抗期があるだろうに…
やはり良い子たちだな…実に感慨深い
あのマイペースな2人から生まれたとは思えないな
日帝
日帝
日本
日本
ちなみに、日本がこんなに早い時間に家にいられるのは、私と米国で日本の会社を潰したからだ
再就職は英国の会社で、ドイツくんと一緒に雇われることになっている
にゃぽん
にゃぽん
私は少し考えて、ふっと出てきた肉料理を言ってみる
日帝
にゃぽん
日本
日本
日帝
日帝
ハンバーグは米国発祥とされているが、実はドイツの料理だとナチスから聞いた
にゃぽん
日本
にゃぽん
日帝
食のこととなれば、子供たちは基本的になんでもする
まさか日本が自ら外に出ると言うとは予想外だが…
日帝
日帝
日本
にゃぽん
日本は気持ちを抑えられないのか、珍しく耳を出している
ぴこぴこと千切れそうな程に動いているが、楽しそうなのでよしとする
日帝
日帝
日本
にゃぽん
日帝
日帝
日帝
いくら壊れていたとしても、目玉が抜けてしまったとしても、こんなに大きく口が裂けたり、目玉の部分だけ大きく窪んだりするのだろうか…
日帝
ホホホ…ホホ…
ホホホ…
日帝
日本
にゃぽん
いつもならすぐこちらまで来てくださるのに、父さんの声すら返ってこない
日本
にゃぽん
返ってくるのは静寂だけ
僕もにゃぽんも何か嫌な予感がするけれど、変なことは考えたくない
日本
にゃぽん
楽しかった気持ちなんて消え失せて、僕たちは静かに荷物を運んだ
黙々と冷蔵庫に食料を仕舞い込んでいても、父さんが来ることはなかった
にゃぽん
日本
日本
絶対に違う、そう思っても口には出せなかった
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!
日本・にゃぽん
場違いな程に明るい笑い声が響き渡った
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!
にゃぽん
日本
家に響く笑い声は続く
心底楽しそうに、明るく
でも、なんだか聞き覚えのある声だ
日本
にゃぽん
にゃぽん
日本
日本
日帝
日帝
日本
声の主は、やはり父さんだった
けれど、明らかにおかしい
上品で物静かな人なのに、大声で笑い続けている
更には本当におかしそうに笑い声を上げているのに、顔は無表情で、しかも目からは大粒の涙を流している
日帝
にゃぽん
にゃぽんもすっかり怯えて、僕たちは襖と廊下の間で狼狽えることしかできない
日本
日本
日帝
このままではいけない
誰がどう見てもそう思うようなおかしな状況
日本
にゃぽん
日本
日本
にゃぽん
父さんがいないのだから、僕が頑張らなくちゃ…!!
あの後、父さんは救急車に運ばれて行った
その間も父さんは泣きながら笑っていて、静かになった家で僕とにゃぽんは泣いた
父さんは入院し、その後どこかへ移された
僕たちはそこがどこだか知らないけれど、父さんは4日後には戻られた
父さんに聞いても、自室に入ってからの記憶がないの一点張りで、何もかもわからなかった
ホホホ…ホホホ…
日本
ある夜、ベッドでゴロゴロしていた時
不思議な笑い声?のようなものが聞こえてきた
ホホホ…ホホホ…
日本
開けて確認する勇気なんて持ち合わせておらず、布団を頭まで被る
日本
非常に怖いが、確認しなくては眠れない
僕は覚悟を決め、カーテンを開いた
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!
日帝
空がまだまだ暗い中、私は大きな笑い声で目を覚ました
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!
日帝
時計を見てみると深夜3時
丑三つ時なんて気味が悪い…だが、行かない選択肢などはない
日本
にゃぽん
日帝
にゃぽん
にゃぽん
日帝
にゃぽん
日本
にゃぽん
日本は涙を流しながら大声で笑い、私たちのことなど見えていない様子だ
ホホホ…ホホホ…
日帝
にゃぽん
日本
にゃぽん
夜だからかまともに思考が働かないが、緊急事態だ
日帝
にゃぽん
日帝
深夜、日本はある場所へと運ばれた
日本まで狂って到底眠れるはずもなく、私たちは重い空気に包まれていた
にゃぽん
日帝
日帝
にゃぽん
にゃぽん
日帝
確かに、あいつのお気楽さはこちらの警戒心をなくしてくる
私も狂ってはにゃぽんも危ないだろうし、誰か知り合いを呼びたいところではある
にゃぽん
日帝
日帝
にゃぽん
アメリカ
アメリカ
にゃぽん
アメリカ
日帝
午前4時を過ぎ、米国は我が家に到着した
にゃぽんは不安からだろう、米国を見つけた瞬間に抱きついた
私では頼りないか…
アメリカ
アメリカ
米国はしがみつくにゃぽんの背を撫でながら、辺りをキョロキョロと見回す
日帝
アメリカ
日帝
私たちはそのまま壁際に背を預け、3人で座り込んで会話を始める
アメリカ
日帝
日帝
にゃぽん
自分があのような姿になるところは想像がつかないが、かなり不味い姿であったことは想像できる
アメリカ
日帝
アメリカ
にゃぽん
日帝
日帝
にゃぽん
日帝
アメリカ
人形の目が窪んで口が裂けていたのは、何か呪いやその類のものだったのだろうか
日帝
にゃぽん
にゃぽん
日帝
日帝
日帝
にゃぽんたちには話していないことが多く、病院や夢の一件もその一つである
心配をかけさせないため、余計な不安を与えないためであるが、彼女らはそれが不服らしい
アメリカ
にゃぽん
にゃぽん
アメリカ
日帝
アメリカ
日帝
ここでまさかの裏切り行為
いや、最初から結託してもいないが
にゃぽん
日帝
日帝
にゃぽん
アメリカ
日帝
こんな状況でも米国は米国なのか…
なぜそうしなかったか不思議だが、今度から呼ぶのは中国あたりにしよう