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『注意』
・もう色んな人が病んでます ・うつ表現が見られる場合があります 苦手な方はバックをお願いします
・全て捏造です ・ご本人様とは関係ありませんので 迷惑をかける事のないよう お願いします
それでも良いよという方は どうぞ
もうすぐ陽が落ちる頃、雨が降っていた。
こんな雨、予想している訳も無く 傘もささずに俺はただ雨の中を走っていた。
人も車も、雨の所為なのか あまり多くない。
その時、一つの声が聞こえてきた。
『ねぇ、翔太!!』
Ryota
Ryota
Ryota
俺はすぐにその方向へ向かった。
向かってみれば、佐久間が翔太に 向かって何やら叫んでいるようだった。
Daisuke
Shota
Daisuke
Ryota
声を掛けようか一瞬迷ったけれど、 気付けば名前を呼んでいた。
Daisuke
翔太は俺を見るが、特に反応は 無い。
Ryota
Daisuke
Daisuke
Daisuke
Ryota
翔太の手に握りしめられている ビニール袋はそういう事なのだろう。
Ryota
Shota
動かない。
本当に目は虚ろで、まるで俺達の声が 聞こえていないかのような。
Ryota
Ryota
Ryota
Shota
Daisuke
Shota
Shota
Shota
Shota
話し始めた彼の目からは大量の 涙が零れ落ちた。
……そして。
Shota
翔太の身体は、傾いていく。
Ryota
Daisuke
咄嗟に腕を伸ばして彼の身体を 受け止めた。
Ryota
Daisuke
慌てて確認をする……のだが、 どうやら眠っているだけのようだ。
Ryota
Daisuke
Daisuke
Ryota
Daisuke
Daisuke
Daisuke
Ryota
Ryota
Ryota
Ryota
Daisuke
Daisuke
Daisuke
気付けば雨も強くなっていた。
俺は傘をさしていないから服に雨が 染み込んでいくのが分かる。
Ryota
Ryota
Daisuke
Daisuke
Ryota
Daisuke
Ryota
Daisuke
Daisuke
Ryota
Daisuke
Daisuke
Daisuke
Ryota
Ryota
Daisuke
Ryota
Daisuke
Daisuke
Ryota
Daisuke
Daisuke
Ryota
Daisuke
Ryota
Ryota
Daisuke
そして佐久間から傘を受け取った俺は 翔太を抱えて家に戻るのだった。
Daisuke
走っていく舘さんを、俺は寂しく 見送った。
Daisuke
Daisuke
Daisuke
Daisuke
あの発言で、照の自信が無くなったら。
あの発言で、SnowManが解散したら。
Daisuke
Daisuke
本当は助けてって言いたかった。
でも、翔太の事放ってはおけなかったから。
俺は一人で何とかしなくちゃいけない。
Daisuke
Daisuke
がちゃり、と家の中で扉が閉まる音が 響き渡る。
帰宅する途中で雨が降ってきて、 荷物や肩は少し濡れてしまったけれど あまり気にはしなかった。
そんな事、気にする余裕も無かった。
Hikaru
誰も居ないけど。
Hikaru
誰かに話す訳でも無いのに、勝手に 口が独り言を発する。
Hikaru
Hikaru
Hikaru
『一番最初に楽屋から出てった癖に。』
Hikaru
Hikaru
Ryota
雨で濡れた翔太と俺の身体をタオルで ある程度拭いてから、翔太を寝室まで運びに来た。
翔太は起きる様子も無く、力無くして 眠っている。
Ryota
そして、翔太が終始握っていた薬の入った袋を見つめて手に取った。
Ryota
睡眠薬を袋から取り出した。
Ryota
と、睡眠薬の他にもう一つの薬が ある事に気付いて取り出す。
Ryota
Ryota
その袋には、大きい文字で 『抗うつ薬』と表記されていた。
閲覧ありがとうございました。