メラ
ミュール
アメリア
アメリア
アメリア
アメリアは吹き出し、笑い出す
アメリア
そして、ドサっと寝転んだ。
その体からは、血液が溢れ出している。
アメリア
サミュエル
サミュエルもその場で身を投げ出し、倒れ込む
サミュエル
サミュエル
メラ
メラもまた同じように、そして
ミュール
ミュール
サミュエル
ミュール
ミュール
ミュール
ミュール
テヘル
テヘル
テヘル
テヘル
テヘル
テヘル
テヘル
テヘル
テヘル
アイザック
アイザック
アイザック
アイザック
アイザック
アイザック
一行は、星空を見上げる。
今、全員の視界には──空のみが映る。
アメリア
アメリア
サミュエル
サミュエル
サミュエル
サミュエル
サミュエル
サミュエル
サミュエル
サミュエル
サミュエル
サミュエル
メラ
メラ
メラ
メラ
メラ
メラ
メラ
メラ
メラ
メラ
数日後、王宮付近────
その日の夜は大きな月が辺りを照らした。
そう、この日は。
だ!!!!
アメリア
王
アメリア
王座についたのは、昔々にアッシャーたちの家系と別れた──
もう一つの血筋から生まれた男だ
その男はなんでも人格者らしく、王になるのに支援は絶えなかった。
そして実際に均衡を崩しつつあったこの国の指揮を少しずつ取り、回復する見込みもあった。
アメリア
アメリア
王
アメリア
王
アメリア
王
アメリア
王
アメリア
アメリア
アメリア
アメリア
アメリア
アメリア
アメリア
アメリア
アメリア
アメリア
王
王
アメリア
王
アメリア
───ある女の名を、アメリアといった。
名字はない
金さえ渡せば、どんな人間でも痕跡無く殺すと言われた女である。
アメリア
1発の銃声
空高く舞う、弾丸。
黒い銃は煙を靡かせ、コトンと置かれる。アメリアが一生涯、世話になった銃。
紛れもない…アメリアの銃。
アメリア
アメリア
殺し屋に心はいらないと、誰かが言った。
アメリア
アメリア
アメリア
殺し屋という職を背負った以上
任務を、全うすることができなければ意味がない。
そのとき、見慣れたオレンジ色の姿がアメリアの瞳に映る。
アメリア
アメリア
アメリアは緩く微笑んだ
王
王
王
王
スパン、とアメリアの首が飛ぶ。
その拍子に長かったアメリアの後毛も切れ、宙へ飛ばされていく。
アメリア
ある女の名を、アメリアといった───。
彼女の存在はこの国に大きな変化を与えた。
それでも殺し屋アメリアの、その一生涯を語り継がれることはない。
彼女の人生は…
今日ここで、平和の始まりを告げるため
思い出とともに散りゆくのだった。
【完】