TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ベドガー

ふぅ...最高に盛り上がったぜ

ヘストン

だよなぁ...

ラスア

いや、マジお前らと居るとノリやすいな

ジョン

分かるよ。飽きないもん

僕たちは音楽で盛り上がった後で、ラスアがある事を言い出した

ラスア

腹減ったし、俺とこの可愛子ちゃんとなんか買ってくる

ヘストン

おい、抱きしめるな!ボディタッチが大胆過ぎんだよ!

ラスア

別にいいじゃないちゅか~?ヘストンちゃん?

ヘストン

この...いつかぶっ殺してやる

ラスア

あら!汚い言葉は使っちゃダメよ!

ヘストン

うるせえ!てめえはヒステリックな【mother】か!

ラスア

同時にモンスターペアレント...【monster】でもある

ヘストン

HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!

ラスア

HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!

ヘストン

おめえ、相変わらず上手いな!

ラスア

そっちが言いやすいワードを言ってくれるからだ。

そんな会話をしながら、二人はどこかへと行ってしまった。なんかおいてけぼりにされちまった気分。

ベドガー

...

ベドガー

なぁ、ジョン

ジョン

ん?どうしたの?

ジョンが暗い顔をしながら僕を呼んだ。どうしたんだろう?

ベドガー

その...二人だけの秘密にしてもらいたいんだけど...約束...できる?

ジョン

...そんなに重要な悩みなんだね

ベドガー

うん...

ジョン

分かった。約束するよ、誰にも話さない

ベドガー

そうか、ありがとう。

ベドガー

実はな...

ベドガー

え?ガン...?

母親

ええ...この前、体がおかしいと思って病院に行ったら...

母親

見事にガンだったわ...しかも手遅れだって

ベドガー

...

ベドガー

余命は?

母親

後...2日かしら。明日手術を受けるけど...

母親

どちみち成功した所で2日程度、寿命が伸びるだけだけど...

ベドガー

そんな...やだよ...まだお母さんと居たいよ...!!

母親

ごめんね、でも私が亡くなってから知るよりかは先に伝えておいた方が辛さを減らせるかな...って思ってね

母親

大丈夫よ、私が死んでもおばあちゃんとおじいちゃんが引き取ってくれるわ

母親

本当は...ずっと見守ってやりたかったけどね...

ベドガー

って...事なんだ

ジョン

...

こんなのって...辛すぎるよ

まだ幼いのに...先に行っちゃうなんて...

ジョン

...ものすごく、辛いね...それ

ベドガー

まぁ...な

ベドガー

だって話させる相手がいないし、どうすればいいか分からなかったんだ...

ベドガー

今...思えば...

ベドガー

ちゃんとお母さんは俺を愛してくれてた

ベドガー

俺が泣いてた時は慰めてくれるし、悪いことをやっちゃった時は怒られたけど...抱きしめて許してくれたし...

ベドガー

とても良い人だったな...って今、思い返せばそう思ったんだ...

ベドガー

だから...だから...

ベドガーがおもいっきり泣き出した。

ベドガー

うう...やだよぉ...ひとりぼっちにしないでよぉ...

ベドガー

まだ...まだずっと一緒に居たいのに...

ベドガー

一緒に買い物に行ったり...一緒に遊んだり....

ベドガー

それに...お母さんは今まで俺をたった一人で育ててくれた親なんだ...!!

ベドガー

恩返しとか...親孝行とか...したかったのに...うう...う...

僕はベドガーをそっと抱き締めた。

彼もそれを受け入れて、僕の腕の中で止まらない涙を溢れ続けていた。

ジョン

分かる...分かるよ

ジョン

僕も同じ経験があるから...

しばらくして、ベドガーが泣き止んだのか僕の腕から離れた。

ベドガー

ごめん...相談に乗ってもらって、挙げ句の果てにお前に甘えさせてもらって...

ジョン

いや...いいよ

ジョン

辛いのは分かるし、お前の気持ちが良く理解できたから...

ジョン

今、お母さんは何処に?

ベドガー

今は病院で手術中だ...

ジョン

それなら...

ジョン

最期に、母親に対して感謝と想いを伝えてみたらいいんじゃないかな...

ベドガー

え?

ジョン

遊び終わって、手術も終わったら会いに行ってごらんよ

ベドガー

...

ジョン

会えるのはもう...その時だけかも知れないからさ

ベドガー

...

ベドガー

分かった...

ラスア

おーい!

僕とベドガーが振り向くと買い物を終えた二人が僕らを呼んだ。

ラスア

ベドガー?お前なんで泣いてんだ

ベドガー

え、あ、ああ...何でもねえよ...

ヘストン

なんかあったのか?

ジョン

いや、眠たすぎるから涙がびしょびしょに出るんだ...って...

ラスア

なんじゃそりゃ?

ヘストン

まあいいや、買ってきたから食おうぜ

ベドガー

おう、分かった

ジョン

よし、食べようか!

この作品はいかがでしたか?

1

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚