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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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みるく

はいどーも!みるくやで!

みるく

今回はね、えーと

みるく

感動系に挑みますっ!

みるく

パクリじゃないよ?

みるく

もし、同じような作品とかあったら言って!

みるく

消すから!

みるく

あと、同じような作品を出してる作者さんで

みるく

内容似てるからパクられたんじゃないか

みるく

って、不快に感じた人も

みるく

コメント欄で言って!

みるく

同じく消す!

みるく

えー、内容はね、

みるく

他界してしまった莉犬くんが、残ったメンバーに送った

みるく

手紙っていう………

みるく

分かりにくい?

みるく

私には語彙力というものが無いんだ(  ・´ー・`)

みるく

まぁ、察せ←

それは、よく晴れた夏の日の事だった。

俺達すとぷりは、新しいCD発売に向けて

レコーディングを頑張っていた。

でも、その帰り道___________

さとみ

でさ?!ジェルがすっげぇ笑わしてくんの!

ジェル

だってさとみが笑わせてほしそうやったからやっただけやん!

ななもり。

あはははははwww

ころん

それまじぃ?!www

莉犬

何してんだよジェルーwww

るぅと

通りで大人組の曲だけレコーディングが長いと思ったら………?!

るぅと

危ないっ!!!

るぅとくんが声を張り上げ、皆が振り向く。

大きなトラックが迫ってきていた。

ななもり。

莉犬くん!

ジェル

莉犬!なにしてんの?!

さとみ

おい莉犬!

ころん

莉犬くん!早く!

るぅと

莉犬!

莉犬

あ………あぁ………

皆の俺を呼ぶ声を最期に、俺は意識を手放した。

るぅと

莉犬………?

るぅと

莉犬っ!

僕は、皆が止めるのを聞かずに莉犬の元へ向かった。

るぅと

莉犬………

るぅと

どうして………

原型を留めていない莉犬の亡骸を、僕は抱きしめた。

服に血が付くのも気にしないで

莉犬がどこかへ行ってしまいそうな気がして。

震える手で、莉犬を強く抱きしめた。

るぅと

ごめんね、莉犬………

るぅと

ごめん………

ころん

るぅとくん。

ころちゃんが目から涙を流しながら、僕の肩に手を置く

振り向くと、皆も泣いていた。

しばらくして、救急車が到着して

莉犬を連れて行った。

るぅと

僕が………

るぅと

僕がもっと早く気付いていれば………!

ななもり。

るぅとくん、大丈夫だから。

ななもり。

るぅとくんのせいじゃない。

ジェル

そうやで!悪いんはあの運転手やから………

さとみ

そうだよ。るぅとくん………

莉犬くんが運ばれてすぐ、死亡が確認された。

家に帰ってから、るぅとくんは自分を責めてばかり………

そんな重苦しい空気をぶち壊すかのように、ころちゃんが2階から降りてきた。

ころん

みっ、皆!これ見て!

ころん

莉犬くんの部屋から見つけたんだ!

目を赤く腫らしたころちゃんが震える手で握っていたのは

莉犬くんの字で丁寧に書かれた

俺達めんばーに向けられた手紙だった。

僕はころちゃんから自分宛ての手紙を貰い

自分の部屋に駆け込んだ

そして、震える手で莉犬からの手紙を開封した。

るぅと

莉犬………グスッ

莉犬

るぅちゃんへ

莉犬

いつも作詞作曲して、MIXもして………

莉犬

俺の、すとぷりの活動を影で支えてくれてありがとう!

莉犬

俺、まさかCD発売前に死ぬとは思わなくてさ

莉犬

すっごいショック受けたんだよね………

莉犬

でもね、俺は

莉犬

俺以外のめんばーで、しっかりCD完成させて

莉犬

発売してくれることを祈ってるよ。

莉犬

もう、俺はこの世にいないけど

莉犬

これからも、しっかりとすとぷりを繋いで行ってください。

莉犬

今までありがとう………

莉犬

莉犬より。

莉犬

大好きだったよ、るぅちゃん

最後まで読み終わる前に、僕の瞳からは涙が溢れていた。

るぅと

ありがとう………

るぅと

僕、莉犬がいなくなっても頑張るから………

るぅと

天国から応援してて………

るぅと

僕も大好きだったよ。

るぅと

莉犬………

ジェル

くっそ………

零したくない涙が、自然と頬を伝う

それを袖で拭って、俺は莉犬からの手紙を開封した。

ジェル

………莉犬の字や

ジェル

まぁ、莉犬が書いた字やから当たり前やんな………

自分でも声が震えているのがわかる。

莉犬

ジェルへ

莉犬

いつも遠井さん動画で笑わせてもらってるよ。

莉犬

ホントすごいよね………

莉犬

だって、俺は声優やってるけど

莉犬

ジェルみたいにいろんな声出せないし………

莉犬

ほんと、羨ましかった。

莉犬

いつも馬鹿にしてるけど

莉犬

すとぷりを盛り上げてくれてありがとっ(●´ω`●)

莉犬

あれは、きっと照れ隠しだったんだ。

莉犬

ごめんね………

莉犬

大好きだったよ。

莉犬

莉犬より。

読み終わったときには、俺の目から出したくもない涙が出ていた

ジェル

ええよ、そんな事………

ジェル

俺も、大好きやったで………

ジェル

ありがとう………莉犬………

ころんから受け取った手紙を見た瞬間、涙が溢れ出した。

皆に泣いてる俺を見せたくなくて

るぅとに続いて、急いで部屋に戻った。

さとみ

っはぁ………

さとみ

なんで莉犬なんだよ………

莉犬を轢いた運転手が憎くて

しばらく莉犬の手紙を開けなかった。

さとみ

………読むか

しかし、このままでは駄目だと自分を奮い立たし

手紙を開封した。

莉犬

さとみくんへ

莉犬

いつも脱糞キャラお疲れ様www

莉犬

大丈夫?

莉犬

悩んでない?

莉犬

困った時はなーくんとか、めんばーにちゃんと相談する事!

莉犬

さとみくん、なんでも溜め込んじゃうからさ………

莉犬

それで病んだら、俺天国から呪うよ?(笑)

莉犬

ロメオコラボとか、さとみくんとは沢山思い出作ってきたよね

莉犬

楽しかったよ。

莉犬

そして、大好きだったよ。ありがとう………

莉犬

莉犬より

莉犬の優しい言葉が心に棘となって深く突き刺さる

同時に、自分の無能さを改めて実感した………

さとみ

ごめんな………

さとみ

支えてやれなくて………

さとみ

俺も、大好きだったよ。

さとみ

莉犬………

莉犬くんの部屋を漁っていたとき、ふと目に入った手紙

何かと思って近付いてみると僕たち5人に宛てられた手紙だった。

皆に配った後、僕は部屋に戻って手紙を開けた。

ころん

莉犬くん………

莉犬

ころちゃんへ

莉犬

ころちゃん!元気かい?

莉犬

俺が死んだからってテンション下ってないかい?

莉犬

テンション下げちゃだめだよ?

莉犬

動画みたいにハイテンションでいかなきゃ!

莉犬

ころちゃんならいけるよ?

莉犬

応援してる!

莉犬

大好きだったよ

莉犬

莉犬より

ころん

っ………

莉犬くんの気持ちが詰まった手紙を、僕は思いっきり抱きしめた

ころん

ごめんね………

ころん

僕も、大好きだったよ………

ころん

莉犬くん………!

皆が自分の部屋に行ったあと、俺はリビングで一人。

震える手で莉犬くんの手紙を見た。

ななもり。

はぁ………莉犬くん………

莉犬

なーくんへ

莉犬

いつも、すとぷりを支えてくれてありがとう。

莉犬

なーくんには、感謝しかないよ。

莉犬

俺に居場所をくれてありがとう

莉犬

俺を支えてくれてありがとう

莉犬

どんな俺でも認めてくれてありがとう

莉犬

もっと感謝を伝えたかった………

莉犬

なーくん。ちゃんと食べて?休んで?

莉犬

なーくんが倒れるような事があったら俺………

莉犬

ほんとに!それくらい心配なんだよ………

莉犬

取り敢えず、無理しちゃだめだよ。

莉犬

大好きだった、ありがとうなーくん。

莉犬

莉犬より

ななもり。

っ………莉犬く………グスッ

俺は膝を抱え、うずくまった。

ななもり。

ありがとう………大好きだったよ………

ななもり。

莉犬くん、元気でね………

数年後

るぅと

莉犬、今年も来たよ!

莉犬

(いらっしゃい、るぅとくん。みんな。)

ななもり。

聞いて!莉犬くん!俺達ね、今度すとめもvol,35やるんだ!

莉犬

(えぇ?!35?!)

さとみ

凄くね?莉犬と最後にやったのはvol,10だったよな〜

莉犬

(そうだね………もう25回もライブしたんだ………)

ころん

あれから僕達成長したんだよ!

莉犬

(ほんと?良かったぁ………)

ジェル

チャンネル登録者も200万人超えたんや!

莉犬

(マジか!!!え、めっちゃ凄っ!)

ななもり。

個人チャンネルも皆100万人超えたんだよ!

莉犬

(ジェルとか200万人行ってそうwww )

るぅと

莉犬がいなくなっても………ちゃんと活動してるんだ………

莉犬

(そっか………)

ころん

僕たちの活躍、天国から見てくれてる?

莉犬

(見てるよ、いつでも。)

さとみ

あれから随分経ったけど………俺ら一回も莉犬の事忘れた日は無いぜ?

莉犬

(嬉しい。ありがとう………)

ジェル

あの手紙も、ライブの時には必ず持ってって………

莉犬

(お守り化してるwww )

ななもり。

莉犬くんのおかげで、俺達ここまで成長できたんだ

莉犬

(そっか、よかった………)

ありがとう、莉犬くん。

莉犬

こちらこそありがとう。

莉犬

みんなと過ごした時間、決して忘れないよ………

莉犬

ありがとうっ!!

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コメント

22

ユーザー

ごめんなさい

ユーザー

誤ブクマ失礼しました!

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