駿佑
なんで学校であの呼び方したの?
ゆめ
心、読まれたから…
駿佑
なんだそんなことか
ゆめ
え?
駿佑
そんなん簡単だよ
簡単じゃない
駿佑は人より
何十倍 何百倍 何千倍
頭がいい
あの時に気づいた
駿佑
僕ね途中経過が見えないんだ
駿佑
計算とか途中式を書かけなかったり
駿佑
どうやってそうなるかとか
駿佑
分からないんだ
ゆめ
すごいね!
駿佑
嫌われるんだ
駿佑
でもそれは、僕を邪魔する
駿佑
普通じゃない僕は
ゆめ
そんなことないよ
ゆめ
私はずっと駿佑といる!
駿佑
ほんとに?
ゆめ
うん!私は駿佑の味方だよ!
駿佑
ありがとう😊
このときの駿佑は、
泣いていた
なにかがおかしかった
駿佑の中の
なにかが見えてきたみたいだった
何かを背負って 強く、偽ってきたなにかが
子供ながらに頑張った そのなにかが
私には分かってきた瞬間だった